研修

体ほぐしで歌声づくり!(1,2年歌唱教室)

2020年11月13日 10時21分

 今日(11月13日)の1時間目に、1,2年生の歌唱教室が体育館で行われました。歌唱指導の講師として、今までも定期的に本校で指導をしていただいている鶴見京子先生をお招きし、このコロナ禍でも可能な教室ということで、『歌声づくりのための体づくり』を中心に御指導をしていただきました。多くの小中学校での歌唱指導を受け持ち、超多忙である鶴見先生。このコロナ禍では、向笠小が本年度初めての小学生指導であることを、とてもうれしそうにお話してくださいました。


 昨年度の指導から、鶴見先生の音楽に対する情熱は、職員のみならず2年生の子どもたちも感じ取っています、1年生は初対面ながら、先生のユーモアあふれるあいさつや声掛けで、すぐに心がほぐれた雰囲気になりました。
 歌を歌うときに、まずは体中の筋肉をほぐすことが大事であり、それが「声帯」の筋肉のほぐしにもつながることを、軽快なトークととともに、全身のほぐしの運動を行いながら、低学年にもよく分かるように教えてくださいました。


 
 続いて、体の力を抜くことの大切さや発声の方法、歌うときの姿勢などについての話や実技が続きます。いつのまにかすっかり子どもたちと鶴見先生の距離が縮まり、みんなの笑顔があふれます。体中の筋肉をしっかりとほぐすことや、力を入れずによい姿勢で発声することの大切さを、どの子もしっかりと理解しているようでした。「毎日続けてくと、とってもいい声で歌えるようになるよ。」と鶴見先生から再度アドバイスがありました。

 
 最後は校歌の1番をみんなで歌います。マスクをしているせいもあり、1回目はさすがに△!まだまだしっかりと歌声は出ていません。しかし、2回目、3回目になると、みんなの元気のよい歌声が体育館にずいぶんと響くようになりました。とにかく、低学年のころは「歌いたい!!」という気持ちを大事にして、元気よく発声することが大事であることを、みんなに伝えてくださいました。

 
 鶴見先生には、来週以降、高学年・中学年にも歌唱教室を開催していただきます。明るく元気なお人柄に、子どもたちはもちろん、職員も元気をいただきました。次回の御指導もとっても楽しみです!

観音山自然体験教室 キャンドルのつどいと3日目の朝!

2020年11月13日 07時16分

 昨日(11月12日)の夜に行われた「キャンドルのつどい」と、今朝(11月13日)の観音山の朝の素敵な景色、きのこ体操の様子です!さあ、今日は最終日。「沢登り」を満喫し、最後の食事で「おわカレー」をたくさん食べて、3日間でぐっと成長した子どもたちが、みんな元気に学校へ戻ってくることを楽しみにしています。
右PDFファイルをクリック!⇒観音山キャンドル&3日目朝!.pdf

観音山自然体験教室(2日目)

2020年11月12日 18時36分

 観音山自然体験2日目のこの日(11月12日)、最高の秋晴れのもと、子どもたちは山の中を駆け回り、冒険ラリーを一日中楽しみました。迷いに迷ったグループ、コース変更を余儀なくされたグループもあったようですが、最後はみんなで力を合わせ、どのグループも笑顔でゴールすることができたようです。
 先ほどまでに、観音山から送られてきた写真を紹介します。⇒右PDFファイルをクリック!!観音山2日目.pdf

観音山自然体験教室(1日目)

2020年11月11日 17時46分

 観音山自然体験教室に、5年生全員が参加!!これが何よりうれしいことです!初日のメインの活動である「山頂登山」では、みんな元気に自然いっぱいの観音山を満喫しながら、無事に活動を終えました。
 その様子を、ぜひ御覧ください!!(枚数の関係で小さくなっています。御了承ください!)
 ⇒右PDFファイルをクリック!!観音山初日.pdf

茶巾しぼりにチャレンジ!(1年 生活科)

2020年11月6日 17時53分
1年

 この日(11月6日)の2,3時間目に、1年生は生活科の学習として、自分たちで育てたサツマイモを使い「茶巾しぼりづくり」を行いました。このサツマイモは、1学期(6月17日)に地域ボランティアのみなさんの力を借りながらつるさしをして、4か月間大切に育ててきたものです。そして収穫の秋を迎え、10月20日にワクワクドキドキしながらみんなでサツマイモほりを行いました。大収穫とはなりませんでしたが、茶巾しぼりづくりには十分な量です。三角巾とエプロンで身支度を整え、いざ家庭科室へ!担任以外にも級外職員と2名の支援員が補助に入り、準備万端です。


 まず、下準備したサツマイモを、子どもたちがサイコロ状にカットします。かたいイモはなかなか思うように切れず、最初のうちは四苦八苦していた子どもたち。でも、繰り返すうちにだんだんと上手に切れるようになりました。

 次は、サイコロ状に切ったサツマイモを鍋で煮ます。少し時間がかかるので、担任が用意したサツマイモに関するクイズにチャレンジしました。楽しいクイズが終わるころには、イモもずい分とやわらかくなってきました。なべから取り出したイモも、みんなで交代し合いながらマッシャーを使ってつぶします。十分つぶし終えたら、砂糖とバターを加えて味付けをします。最後にラップにくるんでキュッとしぼり、とってもおいしそうな茶巾しぼりの完成!できあがった茶巾しぼりは、給食の時間にデザートとしておいしくいただきました。

 
 子どもたちからは、「包丁で切るのがむずかしかったけどれど、楽しくできたよ。」「自分で育てたサツマイモを食べることができてうれしかったよ。」といった言葉を聞くことができました。1年生のみなさん、先生方もおいしくいただきました。ごちそうさまでした!

聞こえなくても頑張る方法!~聴覚障害者の視点から~(4年 総合)

2020年11月5日 19時00分
4年

 この日(11月5日)の6時間目、4年生は「福祉教育」の一環として、総合的な学習の時間に、磐田市ろうあ協会会長である、杉山日出夫さんをお招きし、聴覚障害についての講話をお聴きすることができました。
 講話は、大型モニターにパワーポイント資料を提示しながらスタートしました。杉山さんと共に来校された手話通訳さんが、みんなに分かるように通訳をしてくださいます。序盤の内容は、聴覚障害者かどうか「見かけ」だけでは分からないこと、耳が聞こえないために困っていることについてのお話がありました。特に杉山さんは小さいころ、先生の話が聞こえないために、勉強がよくわからなかったことを、かけ算の仕組みや筆算の仕方を例に、お話ししてくださいました。


 中盤は、「聞こえなくても頑張る方法」についてのお話です。手話・筆談で話し合う、補聴器を利用する、ファックスやスマホを使う、聴導犬に手伝ってもらうなど、多くの頑張る方法について説明がありました。その中でも、杉山さんから、口話(こうわ⇒発声せずに唇の動きだけで読み取る)を実際に体験してみようと提案があり、代表4人が、杉山さんが作った問題を唇の動きだけで出題しました。「バス」「こうちょうせんせい」「たまごとタバコ」「みなさん、おはようございます」…一見簡単そうですが、なかなか正解が出ません。子どもたちは思った以上に口話が難しいことを体験を通して感じるとともに、聴覚障害のみなさんの苦労についても知ることができました。

 
 終盤は、手話です。「こんにちは」「おはよう」「よろしくお願いします」など簡単なものの紹介から、短い会話についても教えていただき、みんなで実際にチャレンジをしました。最後は質問コーナーです。多くの質問のほかに、自主的に覚えた手話で、自分の名前を杉山さんに当ててもらおうと奮闘する子も現れ、大いに盛り上がりました。しっかりと杉山さんにも名前が伝わり、とっても嬉しそうでした。
 1時間があっという間に感じるほど、有意義で学びが深まった貴重な時間となりました。授業の終わりには、手話であいさつを交わしました。杉山さん、手話通訳さん、ありがとうございました!

オンラインで3小交流を試行(5年 総合)

2020年10月30日 14時42分
5年

 11月11日(水)から2泊3日で実施予定の「観音山自然体験教室」では、向陽学府の3小学校の5年生が合同で様々な活動を行います。より良い活動になるようにと、本年度はオンラインで事前交流を行ってみようということになりました。

 一日目の「山頂登山」という半日のプログラムでは、3小学校合同のグループを作り、一緒に山を登ります。この日(10月30日)は、そのグループの初顔合わせとなりました。短い時間でしたが、お互いの名前、好きなことや特技、観音山で楽しみにしていることなどを言い合いました。




 とは言っても、初めての試みということで、トラブル続きで、この日も音声がうまく拾えませんでしたので、子どもたちは急遽、ホワイトボードを活用して筆談を行うことにしました。機材の不具合で目標達成とはいきませんでしたが、ほんの少しでもお互いの距離を近く感じられたらいいなと思っています。

意見をまとめるための話し合いの仕方を学ぶ(3年 国語)

2020年10月30日 13時54分
3年

 「1年生の担任の先生から、1年生を読書好きにするための本を選び、読み聞かせをしてほしいというリクエストをもらいました。みんなで話し合って、どんな本が良いか選べましょう」と、既に学級担任から子どもたちへめあては投げかけられています。前時には、子どもたち一人一人が本を選び、その理由もノートにまとめています。本時は、いよいよ班で意見を持ち寄り、一つの考え方にまとめる作業です。

 班の中で、司会・記録・時間・・などの役割を決め、司会をする子どもには、定型の進行文を渡してあります。さらに、「意見を言う時は、まず自分の考えを言った後にその理由を言う」ことや、「友達の意見と同じところや違うところをはっきりさせながら聞く」などのことも学習してあります。このようにすることで、子どもたちは予め話し合いのルールを知識として身につけておくことができます。

 本時では、学級を半分に分けて、話し合いを行うグループと、その話し合いを観察するグループになりました。話し合いを行うグループの子どもは、話し合いのルールに則った発言を求められていますので、多少の緊張感を感じていましたが、それ以上にいつも以上に話し合いがスムーズに進んでいること、みんなの考えがはっきりとわかること、最後には一つにまとまることなどに喜びを感じていたようでした。



 話し合いを観察するグループの子どもたちも、話し合いの様子からその良さや課題などを付箋紙にどんどん書き進めていました。黒板にまとめられた付箋紙はいっぱいになりました。

 子どもたちにとってよほど充実した活動になったのでしょう。「本時の振り返りを書きましょう」と学級担任から指示があると、子どもたちは黙々とノートに自分の思いや次の時間への意気込みなどを書き進めていました。

全盲の方の暮らしぶりを聴きました(4年 総合)

2020年10月29日 17時28分
4年

 この日(10月29日)の4年生は、総合的な学習の一環で、市内でマッサージを営む方に来校していただき、全盲の方の暮らしぶりや思いなどをお聴きすることができました。

 この方は盲導犬を連れてきており、盲導犬がこの方の足元に落ち着いて座っている様にも子どもたちは驚いていましたが、それ以上に自宅からどこをどのように歩き、駅ではどのようにしたのかを順序立ててお話しする様をお聴きしたときに、まるで目が見えているかのようにおしゃべりされることにも驚いていました。

 この方から子どもたちへ覚えておいてほしい2つのお願いがありました。1つ目は、盲導犬に対して、「た」べさせない、「よ」ばない、「さ」わらない、「み」つめない を守ってほしいということです。2つ目は、身体障害者補助犬法に関わることです。レストランや食堂では補助犬が来た時に断ってはいけないこと、ユーザー側には補助犬を常に清潔に保つことが規定されていることを教えてくれました。

 子どもたちの姿勢からは、この方の一言一句まで聞き逃さないというような強い思いまで感じ取れました。さらに質問タイムでは「どのように時間が分かるのですか」「いつから盲導犬を使っているのですか」「コンビニでどうやって商品を選んでいるのですか」など矢継ぎ早に質問していました。この方はその一つ一つに丁寧に答えてくださっていました。授業後に「このように私がいろいろとお話することが社会への啓蒙だと思っています」と語ってくださいました。


 授業の中で「補助犬法を違反した人にはどんな罰則があるのですか」と質問した子がいました。それに対して「これらは努力義務だから罰則はないんだよ」と答えると、質問した子は一言「ひどい」と呟きました。この呟きこそ、とても重く、意味のある一言だと感じました。

読み札を考え「アートかるた」遊びをしよう(5年 図画工作)

2020年10月27日 10時31分
5年

 子どもたち一人ひとりにはタブレット端末が配布され、画面に映し出されたのは、様々な芸術作品たちです。黒板には、「作った読み札を使って、アートかるたで遊び、一人ひとりの意見を楽しもう」とめあてが書かれます。単純に芸術作品を鑑賞しようと呼びかけても子どもたちの興味関心は高まりませんが、「読み札を作り、かるたをしよう」とすれば、何か楽しいことが始まるのかなと思います。授業の着想がおもしろいなあと感じました。
 さらに、担当教師は「はなびらが 散った ひまわりたち」「あと もうすこし かざっていて ほしいなあ・・」という2枚の読み札を出し、「どちらが読み札として楽しいですか?」と投げかけます。このように投げかけることで、見たままを文章にした前者より、イメージしたものや感じたことを書いた後者の方が楽しいことを確認します。

 ここから一人の時間が始まります。子どもたちはタブレット端末を見ながら、ビビッと来る絵を見つけ、その絵から感じることを読み札として書いていきます。その間、担当教師は、どのように書いて良いか迷っている子どもに、そっと寄り添って子どものつぶやきを拾います。


 時間が経過し、担当教師は子どもたちが作った読み札を一斉に集めます。と同時に、グループに分け、「アートかるた」をグループごとに1セット配布します。担当教師は、子どもたちが作った読み札を1枚ずつ読み、子どもたちは「これだ!」と思った絵札を取ります。中には、ムンクの「叫び」の絵を見て、「リ・・リ・・リストラされた!」という読み札を作った子もいました。


 
 この遊びの真髄は、読み札と取り札が、子どもによって違うというところです。担当教師は、このことをとらえ、「同じ作品を見ても感じ方が違うね。作品を楽しむというのは、こうやってみんなで言い合った方がたのしいね。」と締めくくりました。