意見をまとめるための話し合いの仕方を学ぶ(3年 国語)
2020年10月30日 13時54分 「1年生の担任の先生から、1年生を読書好きにするための本を選び、読み聞かせをしてほしいというリクエストをもらいました。みんなで話し合って、どんな本が良いか選べましょう」と、既に学級担任から子どもたちへめあては投げかけられています。前時には、子どもたち一人一人が本を選び、その理由もノートにまとめています。本時は、いよいよ班で意見を持ち寄り、一つの考え方にまとめる作業です。
班の中で、司会・記録・時間・・などの役割を決め、司会をする子どもには、定型の進行文を渡してあります。さらに、「意見を言う時は、まず自分の考えを言った後にその理由を言う」ことや、「友達の意見と同じところや違うところをはっきりさせながら聞く」などのことも学習してあります。このようにすることで、子どもたちは予め話し合いのルールを知識として身につけておくことができます。
本時では、学級を半分に分けて、話し合いを行うグループと、その話し合いを観察するグループになりました。話し合いを行うグループの子どもは、話し合いのルールに則った発言を求められていますので、多少の緊張感を感じていましたが、それ以上にいつも以上に話し合いがスムーズに進んでいること、みんなの考えがはっきりとわかること、最後には一つにまとまることなどに喜びを感じていたようでした。
話し合いを観察するグループの子どもたちも、話し合いの様子からその良さや課題などを付箋紙にどんどん書き進めていました。黒板にまとめられた付箋紙はいっぱいになりました。
子どもたちにとってよほど充実した活動になったのでしょう。「本時の振り返りを書きましょう」と学級担任から指示があると、子どもたちは黙々とノートに自分の思いや次の時間への意気込みなどを書き進めていました。