研修

静岡県西部地域の漁業の姿を教えてもらう(5年)

2019年7月19日 12時20分
5年

 現在、5年生の社会科では、日本の水産業について、その生産性や品質を高めるための工夫、輸送方法や販売方法の工夫などについて学習を深めています。
 静岡県漁業士会が県内の小中学生を対象に漁礁や魚に対する理解を深めてもらうための「水産教室」を行っていることを知り、授業の一環として、静岡県水産技術研究所浜名湖分場の今中園美氏に来ていただきました。

 今中氏は、多くのプレゼン資料や映像のほかに、漁業で使う道具や、船の模型等を持参してくれました。授業の導入部分で、静岡県東部はイセエビや金目鯛などが獲れるが、西部ではあさりやうなぎなどが獲れ、それぞれの特色があることを教えてくれました。
 その後、クイズ形式で「磐田市で漁業に携わる人の数は?」「磐田市で獲れる魚で最も多いのは?」などについて子どもたちに質問しました。磐田市では250人ほどしか漁業にかかわっていないことや、ほとんどがシラス漁であることを知ると、「へえ」「すごいなあ」などと感想をもらしていました。
 
 最後に、子どもたちは教室前に展示してある船の模型や網を間近で見ながら、今中氏にいろいろと質問をしていました。「こんな船に乗ってみたいな」と話していた子もいました。

速くきれいに泳ぐコツを教わる(4・5年)

2019年7月18日 12時22分
5年

 静岡県の「体育実技指導協力者派遣事業」の一環として、健康運動指導士の資格を持つ中野直子氏に来校してもらい、水泳に関する専門的な指導を行ってもらいました。関西弁で元気におしゃべりする方で、子どもたちも同氏の指導方法にすぐに魅せられた様子でした。

 まず、人が浮きやすい姿勢(ストリームライン)を子どもたちに意識させました。「さんまをイメージして」「頭が上がると重心が下がって水の抵抗が大きくなるよ」など、自身で手本を見せながら、子どもたちにも分かりやすい言葉で指導していました。

 クロールを泳ぐ時は肩鎖骨から腕を大きくかくことや、平泳ぎを泳ぐ時は、手と足を一緒に動かさないことなど、基本的な動きを教えてくれました。短時間の指導でしたが、子どもたちからは「泳ぎが速くなったみたい」「泳いでいて気持ちよかった」などの声が聴かれました。
 子どもたちを指導した後、中野氏は「私は、怒鳴ったり強制したりする指導は嫌いです。内発的な動機付けを大事にしたいし、データなどの科学的知見に基づいた指導を行いたい。そのことで、子どもたちが泳ぎが好きになり、健康になってくれればいい。」と、自身の指導観について話してくれました。

昆虫くんがやってきた!~夏の自由研究編~

2019年7月11日 12時27分
4年

 本日、磐田市竜洋昆虫自然観察公園から「昆虫くん」が、向笠小に来てくださいました。今回は、3・4年生に、夏の自由研究でどんなことを調べてみたらおもしろそうか、そのヒントを伝えていただきました。自由研究では、「なんで?どうなってるの?」など気になることをさがして、その疑問を解決するために、どうしたらいいのか方法を考えて、実際に観察したり本で調べたり人に聞いたりして、「これが分かった!こういうことね!はじめて知った!」が大切だということを、分かりやすく教えてくださいました。子どもたちにも、身近にいる生き物で、日頃から疑問に思っていることを調べてみたいという思いをもつよい機会となりました。

6年生 ピア・サポート~人とのかかわりを豊かにするために~

2019年7月11日 12時25分
6年

6年生の総合的な学習の時間に、浜松市教育総合支援センターの山口権治氏を講師にお招きし、ピア・サポートのワークショップを行いました。山口氏の他に、ピア・サポートの支援活動をする6名の方々も来校され、子どもたちのグループに入って一緒に活動してくださいました。

活動を通して、互いのことを知り、人と支え合いながら良好な人間関係を築いて、今後の生活に生かすことをねらいとしました。

ワークショップでは、4~5人のグループになり、3つの活動を行いました。

   ネームゲーム ②足し算ゲーム ③名画づくり

グループの仲間が、互いに助け合い、協力しながらそれぞれの活動に取り組みました。友達が困っていたら、他のメンバーが助け、課題を解決します。互いの話を聞くときの「3つのこつ」があり、活動中は、常に意識しました。


授業の終わりに、山口氏が「いいたいことが言えた人?」と質問すると、全員が挙手しました。すると「それは、聞き手がしっかり意識できているから」と山口氏。「この活動、楽しかった人」の質問にも、全員が挙手。「人は、いいたいことが言えると楽しい。人は自分のことを伝えたい。だから、聞き手は、話し手が気分よく話せるように聞くことが大切。授業や友達との関わりにも生かせるといいね。」と山口氏がお話してくださいました。
授業後の6年生の振り返りを紹介します。
「笑顔で反応しながら聞くと、話し手も話しやすいということに気付いた。みんなで協力しながらできて、とても楽しかった。」
「人間関係は、むずかしいことだと思ったけど、今回の活動を生かしていけば、そんなにむずかしいことではなさそうに思えてきた。話していると、相手の人の気持ちや思いが伝わってきているような気がした。」
「今日やったことを、今日から取り入れて、楽しく過ごしたい。」

 

 

 

4年生 水の出前講座「水を大切にするために」

2019年7月9日 12時30分
4年

 4年生の社会科では、人々の健康な生活や安全を守るための諸活動について理解を深めるための学習を行っています。本日は、西部健康福祉センターの職員である山下さんをお招きして、「水を大切にする」ことをテーマに、「水を無駄にしないこと」「水を汚さないこと」の2つの観点から授業を行いました。

 まず「水を無駄にしないこと」では、10秒間でどれだけの水が溜まるかを実験しました。計測したところ、10秒間で約1.8リットルの水が溜まることが分かりました。山下さんが「歯磨きの時に3分間、水を出しっぱなしにしたら約30リットルの水が使われることになるよ。」と問いかけると、子どもたちから「今まで出しっぱなしにしてた。これから気をつけよう。」などの感想が聞かれました。

 
 次に「水を汚さないこと」では、薬品を使って、魚が住めるようなきれいな水かどうかを調べる実験を行ってくれました。サンプルとして取ってきた太田川や今之浦川の水がきれいだったことを知り、子どもたちは「自分が住む近くの水がきれいで、何だか嬉しい」と感想をもらしていました。さらに山下さんは、太田川の水に10滴ほどのグレープフルーツジュースをたらしただけで薬品の色は変わることを見せてくれ、「ジュースの飲み残しや油などを流しにそのまま流すとこうやって汚くなってしまうね。」と話してくれました。


 子どもたちは、自分たちの生活を振り返り、「では、どのようなことに気をつければいいのだろう」と考える姿が見られました。

大豆から味噌・豆腐へ(4年生食農教育)

2019年7月3日 12時32分
4年

 本校の総合的な学習の時間の特色の一つとして、全学年において、地域の方々の支援を受けながら、地域の作物を栽培し、加工して食べる地産地消の活動「食農教育」を行っていることが挙げられます。その中でも、4年生は大豆の生長過程や加工までの体験を行います。
 本日は、4年生児童17名が、向笠保全の会3名の方からいろいろと教えていただきながら、大豆の種まきを体験しました。
 保全の会の方は、種が赤いことにふれ、「これは害虫や鳩から守るために消毒しているのだよ。」と教えてくれました。子どもたちは、教えていただいたことをもとに、種をまき、優しく土をかけていました。


 
 今後、子どもたちは大豆の生長を観察するとともに、草取りなどを行っていきます。12月には収穫し、2月には味噌づくりと豆腐への加工を行います。さらに作った味噌は、翌年度の家庭科の学習(味噌汁づくり)で役立てていきます。

静西教育事務所長等の訪問

2019年6月21日 12時34分
全体

 この日は、任命権者である静岡県教育委員会から、静西教育事務所の所長、副所長及び次長の3人に本校を訪問していただきました。訪問の目的は、新任校長の学校経営の状況を把握し、今後の経営に向けての支援を行うというものです。
 
 訪問の冒頭、校長から「自主・自治・貢献」に向けた学校経営方針の説明を行った後、全学級の授業参観をしてもらいました。
 授業参観後、静西教育事務所長等は「子どもが学びに向かう姿がとても良い。」「友達同士で自然に話し合える雰囲気ができている。」「どの職員も、丁寧に授業を作り上げようとする意欲が見られる。」と、学校のよさを評価してくれました。

 さらに、生徒指導主任、教務主任、教頭にも、それぞれ、校長の学校経営方針を受けてどのように取り組んでいるかを聞き取り、今後の業務遂行のあり方について助言を行ってくれました。今後の学校経営を推進するうえで有意義な訪問となりました。

外部講師を向かえ、道徳の校内研修を行う

2019年6月19日 12時37分
全体

 本校では、水曜日の5校時をどの学級も道徳の時間に設定しています。これは、職員が道徳の授業のあり方について話し合うことができるようにするためです。
 本日は、外部講師を向かえ、全学級の道徳の授業を参観していただいたあと、道徳の授業のあり方について校内研修を行いました。本日の外部講師は、市内の小学校長を歴任した後、磐田市教育委員会の指導主事として若手教員を指導してきた経験をもつ鈴木儀治氏です。各学級の授業の様子は下記のとおりです。









 授業参観後、鈴木儀治氏は、道徳の授業は「自分だったらどうするか・・」と自分事として子どもが考えられるようにすることが大事であることを力説してくれました。そのために、話し合いの仕方や板書の仕方、発問の仕方など多くの資料を準備してくださり、丁寧に職員に話をしてくれました。さらに、道徳の授業に限らず、教師は「しゃべり過ぎない」「黒板に文字を書きすぎない」「子どもの発言を聴き、つなぐことが大事」などの「授業の技」についても教えてくれました。本校の職員にとって、授業改善を行ううえでのヒントをいっぱいもらうことができた有意義な校内研修でした。

アース キッズ チャレンジに関する取組(5年)

2019年6月17日 12時40分
5年

 地球温暖化を原因とされる様々な現象がこの地球上で起こっていると言われて久しい。子どもたちに、自然環境を保護しようとする意識と態度を育てるために行われているのが、「アース キッズ チャレンジ」の取組です。
 向陽学府の3小学校の5年生が大藤小学校に集まり、その第1回目の取組を実施しました。講師として、県地球温暖化防止活動推進センターの職員や磐田市の関係課の職員の方々に来ていただきました。

 本日は、体育館全体を3つのブースに分け、子どもたちは様々なことを体験しながら自然環境を保護するための方法について学びました。
 1つ目は、「発電」についてです。普段、スイッチを押すと簡単に電気はつくわけですが、自転車をどれほどこぐと発電できるのかを体験することで、子どもたちは電気の無駄遣いなどについて考えることができました。


 2つ目は、「ごみの分別」についてです。市から出されるごみの分別表を見ながら、実際に分けていく作業をしました。みんながきちんと分別すれば、強い火力で燃やす必要がなくなるということが理解できたようです。

 3つめは、「生活の中でできるエコ」についてです。

 今回の活動をもとに、次回の参観会では、親子で作戦会議を行い、家族で取り組めることを話し合います。

「こんちゅうクン」を講師に理科の学習(3年)

2019年6月13日 12時43分
3年

 現在、3年生では理科の授業で昆虫の育ち方について学習しています。本時は、学習内容を深めるために、磐田市竜洋昆虫自然観察公園から「こんちゅうクン」こと北野伸雄氏を講師に招きました。
 こんちゅうクンは、まずマムシの絵を黒板に描き、その絵を簡略化していくと「虫」という漢字になることを示し、「虫というのは身近にいる小さな生き物の総称で、昆虫は虫の中の1つの種類だ」と説明するとともに、「では、今日は昆虫について詳しく学んでいきましょう」と切り出しました。

 次に、くわがた・ダンゴムシ・バッタ・クモ・蚕(成虫)・蚕(幼虫)の6種類の写真を黒板に貼り、子どもたちに「では、この写真の中で昆虫はどれでしょう」と投げかけ、予想させました。すでにこのあたりは前の授業で学習していたこともあり、「足の数を数えれば分かるよ」と発表する子もいました。

 その後、「では、本物を持ってきたから、実際に触りながら、足の数を数えてごらん」と話しかけると子どもたちは大喜び!
 グループで協力し合って足の数を数えたり、昆虫の感触を確かめたりしました。はじめは昆虫を触れない子どももいましたが、徐々に触れるようになった子もいました。子どもたちはわくわくしながら授業に夢中になって取り組んでいました。

 最後に、足が6本あるのが昆虫であることに加え、足はすべてムネからはえていることも説明してくれました。さらに、子どもたちから「昆虫は自分たちでオスとメスを見分けられるの?」「さなぎの中でどうやって変身するの?」など、様々な質問が出てきて、こんちゅうクンはその一つ一つに丁寧に答えてくれました。
 授業の最後には、「今、みんなはモンシロチョウの卵から成虫になるまで育てているよね。この後、どうするかは自分たちでしっかり考えてほしい。自分で飼うにしても、大事なモンシロチョウの命を借りているのだから、ちゃんと観察してお世話してあげてください」と子どもたちに語りかけました。
 子どもたちにとっては、きっと忘れることができない授業になったのではないかと思います。