校長室から

6月20日会礼での話

2022年6月23日 14時11分

今日は、向笠小学校のこれからについて話をします。

 いま中学校に通っている兄弟はいますか?そうですね、向笠小学校を卒業した人のほとんどが向陽中学校に行きます。向陽中学校には向笠小学校と大藤小学校と岩田小学校の3校の小学生が入学しています。

 今は、向笠小学校、大藤小学校、岩田小学校の3つの小学校に分かれて勉強していますが、これからあと4年たつと、3つの小学校で分かれて勉強している友達が1つの小学校で勉強するようになる予定です。今1年生の人は小学5年生になった時、今2年生の人は小学6年生になった時にそううなります。そして、今は小学校と中学校で校舎がバラバラですが、中学生も同じところで勉強するようになります。だから、今3年生の人は中学1年生から、今4年生の人は中学2年生から、今5年生の人は中学3年生から小学生も中学生もみんな同じ校舎で勉強するようになります。

 6年生は「えー」と思いますが、6年生はちょうど中学校を卒業した後になります。

 でも、青島帆吹さん 永田大成さん 山下琴未さん の3人が6年生を代表してみんなのお母さんや地域の人と一緒に、どんな学校にしたいかや向笠小学校の良いところをぜひ残してほしいとみんなを代表して意見を言ってくれました。今名前を呼ばれた三人はその場に立ってください。

 みんな大きな拍手をお願いします。三人を代表して 山下琴未さん にお話をしてもらいます。 お願いします。

山下琴未さんの話
 
一体校まで、あと4年。新しい学校づくりが進められています。そんな中、ワークショップでは、様々な視点から意見が出されました。1回目の話合いでは、「それぞれの学校の特色・続けていきたいこと」と「それぞれの改善したいこと」がテーマでした。向笠小では、こんな意見が出ました。

 ・プールが校舎から遠い。

 ・ファミリー活動は、次の学校でも継続したい。

 ・地域に開かれた学校づくりをしてほしい。

などの意見がありました。

 2回目の話合いでは、「未来の学びの場を考えよう」でした。ワークショップでは、C・D班がラーニングセンターについて話し合いました。ラーニングセンターとは、全校のみんなが使える学習スペースのことです。そこでどんな活動がしたいか、いろいろな意見が出ました。その例がこちらです。

 ・放課後、友達と自習できるスペース。
 ・英語でした話してはダメというスペース
があっても面白そう。

 ・1人でくつろげるスペース。

いろいろな意見が出た中で、戸塚先生の「英語でしか話してはダメというスペース」という意見が面白く、自分も挑戦してみたいなと思いました。

 3回目のテーマでは、「日本一優しさが育つ学校を考えよう」でした。ステップ1で付箋に自分の考えを書き、ステップ2でたくさんの案から絞って企画書を3つまとめました。私たちの企画は、1つ目は「部活体験会」です。これは、小学生の子に中学の部活を体験してもらう場です。小中一体校だからこそできることだと思います。2つ目は、「バザー」です。これは、中学生の人たちが工作し、それをあげたり、地域の人たちが作った野菜を販売したりするイベントです。他の発表を聞くと「この意見もいいな!」と思ってしまい、どれも楽しそうなイベントばかりでした。私は、ワークショップに参加して、いろんな意見とふれあい、様々なことを学びました。将来の向陽学府一体校がとても楽しみです。

 これからも地域の回覧板などで、いろいろな様子が伝えられてきます。楽しみにしていてください。

 
皆さん大きな拍手をお願いします。

 みなさん、新しい学校ができるのが楽しみになってきましたね。まだまだ先ですが、いま新しい学校を作る活動が進んでいることを紹介しました。

5月9日会礼での話

2022年5月9日 14時04分

 今週は「ふわふわ言葉」週間です。言葉について今日はお話をします。
 

 南太平洋ソロモン諸島には、木を伐(き)るのに何とも不思議な風習がある。

木があまりにも大きくて斧では歯が立たないと、

原住民たちは怒鳴りつけてその木を倒すのである。

 

特殊な能力を持った樵(きこり)たちが夜明けにそっと木に忍び寄り、

いきなり声の限りにわめき立てる。

これを三十日にわたって毎朝欠かさずに続けると、

木は次第に衰えて、ついには倒れてしまう。

 

怒鳴り声が木の精を殺すのだ。

原住民の話によれば、これで倒れない木はないという。

 

   ロバート・フルガム

 『人生に必要な知恵はすべて幼稚園の砂場で学んだ』

 

さて権現山にはみんなを見守っている木がたくさんあります。木はみんなに話しかけたり、みんなの話を聞いてうなずいたりしてくれませんが、権現山の木はこの本の話のように毎日みんなから怒鳴られたら、きっと悲しくなって倒れてしまうかもしれませんね。

では、向笠小の友達同士ではどうでしょうか?普段友達が嫌がるような「ちくちく言葉」を言っていませんか?「ちくちく言葉」を言われても友達は何も言わないかもしれません。でも、何とも思っていないと思ったら、大きな間違いです。何も言わない木も言われた言葉に傷つき、30日間で倒れてしまいます。言われた友達は、木よりももっと傷ついているのではないでしょうか?友達が倒れてしまった後に気が付いてもその時はもう遅いですよね。

友だちが頑張っているとき、つらいときに「がんばって」や「一緒にがんばろう」と「ふわふわ言葉」を言われると友達の気持ちが楽になります。

言われた言葉すぐ消えてしまうけど、言われた相手は「うれしく」もなり、「悲しく」もなり、ずっと心に残ります。お互いに気持ちの良くなる「ふわふわ言葉」を使って、明るく楽しい学校にしていきたいですね。

今週はふわふわ言葉週間です。学校生活のいろいろな場面でふわふわ言葉があふれるといいですね。権現山の木にも「ふわふわ言葉」かけてみてください。権現山の木から声は聞こえませんが、みんなの心に返事が返ってくるかもしれません。


1学期始業式 式辞

2022年4月8日 17時04分

みんさんこんにちは。

  まず、令和4年度が始まって、みんな1学年進級しました。 進級おめでとうございます。修了式で約束しましたが、みんな今日は元気に登校できてとてもうれしく思います。今日午前に入学式を終え、27人の1年生が入学しました。今年の向笠小学校は1年生から6年生まで153人です。先生方は25人です。向笠小学校は178人でスタートします。

 今年の学校の目標は、夢をもち、共に輝き、「あい」があふれる児童・生徒 です。今年の学校目標には「夢をもち」とあります。皆さんは夢をもっていますか?大人になったら、プロサッカー選手になりたい、看護師さんになりたいなど、最近では、ユーチューバーになりたいという人もいるようですね。 さて、夢はどうしたらかなえられるのでしょうか?今から200年くらい前に生まれた吉田松陰という先生がいました。 時間のある人は吉田松陰について、調べてみてください。吉田松陰が、夢について次のように言っています。「夢なき者に理想なし、理想なき者に計画なし、計画なき者に実行なし、実行なき者に成功なし。故に、夢なき者に成功なし。」ちょっと難しいですね。 どういう意味でしょうか? 夢を叶えるためには、こうなりたいという目標をもちます。目標ができたら、計画をたてます。計画をたてたら、その計画を実行に移します。実行に移していくことで夢は叶えられるということです。 夢はもつだけではだめです。夢に向かって努力し、行動しなければいけないということですね。

 夢に向かって努力している人は、だれから見ても「輝い」ています。そんな一人一人の輝きを、みんなで「あい(LOVE)」をもって認め合える、そんな学校を目指していきたいと思っています。

 友だちの良さを認め、友達同士で高めあい、常に今より「一歩前」を目指せる自分づくりに挑戦する令和4年度にしていきましょう。

 最後まで話をしっかり聞けて大変立派でした。

 

入学式式辞

2022年4月7日 14時26分

 おはようございます。

 1年生の皆さん、ご入学おめでとうございます。

 皆さん、とても元気な返事ができました。大変立派でした。

 みなさんの入学を先生たちや向笠小のお兄さん、お姉さんたちは、楽しみに待っていました。向笠小学校のみんなが応援しています。明日から元気よく学校に通ってください。  

 向笠小学校のみんなは向笠っ子と呼ばれます。今日から皆さんは向笠っ子です。

 今日は1年生の向笠っ子のみんなが向笠小学校で頑張ってほしいことについて、3つのおねがいをします。   

 1つ目です。「げんきのよいあいさつや返事」です。「おはようございます」、「こんにちは」、「さようなら」が元気な声で言えると気持ちが良いですね。また、名前を呼ばれたら「はい」と大きな声で返事をしましょう。 

 2つ目は、「仲良く」です。1年生の友達とたくさん遊んだり勉強したりして早く仲良くなってください。それと、向笠小は1年生から6年生までとっても仲良しです。お兄さんお姉さんにも声をかけて早く仲良くなりましょう。

  3つ目は、「命を大切に」です。 「自分の命は自分で守る」です。朝は集団で登校しますが、帰りは違います。しっかりと交通ルールを守り、車に気を付けて帰りましょう。 

 皆さん、話をしっかり聞けて大変立派でした。これから、おうちの人に御挨拶をしますから、皆さんは少し良い姿勢で静かにまっていてください。 

 保護者の皆様、お子様のご入学おめでとうございます。心よりお喜び申し上げます。

 義務教育9年間のはじめとなる、小学校1年生の入学に際し、不安や期待、多くの思いが交錯していることと拝察いたします。

 わたくしたち教職員一同は、チーム向笠で、力を合わせ、愛情を注ぎながら、子どもたちの教育に全力で当たる所存でございます。子どもは学校や学級という集団の中で多くを学び、様々な経験をとおして、社会性を身につけていきます。心身ともに大きく成長するためには、家庭に御協力をお願いすることも多々あることと思います。家庭と学校が力を合わせ、連携することが子どもたちのよりよい成長に繋がります。どうぞよろしくお願い申し上げます。

 結びになりましたが、磐田市教育委員会 学校教育課 小澤 直輝 さま、並びにPTA三役の皆様 、公私ともにご多用の中、本校入学式に来賓としてご臨席を賜り、心より感謝申し上げます。ありがとうございました。 

 1年生の皆さん今日から向笠っ子です。一緒に頑張りましょう。

 以上で入学式の式辞とさせていただきます。

令和3年度 修了式式辞

2022年3月17日 13時01分

  本日、向笠小学校141名の皆さんが、1年間の学びを修了し、その証として各学年の代表者に修了証書を渡しました。この後、クラスで学級担任の先生からみんなに修了証書が渡されると思います。この修了証書は、1年間で学ばなければいけないことは全て学んだという証明書です。1年間で学ばなければいけことは、算数や国語のように教科書に書かれていることをやり終えたということだけではありません。私が始業式に話をしたことを覚えていますか?三つの合言葉を紹介しました。それは、「やさしさ」「自分から」「考え出す」です。

 まず、「やさしさ」です。クラスでは、自分の周りにいる友達にやさしくかかわることができましたか? 困っている友達にやさしく声掛けできましたか?

 次に「自分から」です。「意志あるところに道は開ける」とアメリカ16代大統領リンカーンが言いました。どんな難しいことでもそれをやり遂げるという強い気持ちを持てば、必ず困難を乗り越えることができるという意味です。縄跳び週間が終わっても、毎朝ジャンピングボードで縄跳びの練習をして、私に、「校長先生、三重跳びができるようになった。見て」と言ってきた2年生がいました。三重跳びができるようになりたいという気持ち(意志)が、毎日縄跳びの練習をするという行動に移り、三重跳びができるようになったという結果に変わりました。これは、先生や友達に言われたからではなく、「自分から」考え、行動に移すことができたことです。皆さんはどうでしたか?

 最後に、「考え出す」です。今年は、新しい「タブレット」での学習で、友達と意見を交換したり、友達の作品を見たりすることで、授業で新しい「発見」があった年ではなかったでしょうか?

 141人分の1年間があったことと思います。6年生は、中学校進学という新たなステージに向かいます。1年間の振り返りをしっかりして、6年生は中学校で、1年生から5年生は、4月7日、元気にこの向笠小学校体育館で令和4年度の始業式を迎えましょう。

この後、戸塚先生から、春休み生活についてお話があると思いますが、春休みの間、事故けががないように気を付け、充実した春休みを送ってください。以上で修了式の式辞とします。

 

 令和3年3月16日 向笠小学校 校長 戸倉 剛志      

始業式の話

2022年1月6日 10時54分

 皆さん、新年あけましておめでとうございます。

終業式で、「16日の始業式でみんな元気な笑顔を見ることを楽しみにしています。」と言いましたが、今日みんなの笑顔を見て、冬休み中、大きな事故やけがもなく元気に過ごせたんだなと、とてもうれしい気持ちになりました。

さて、今年は寅年ですね。インターネット検索で寅年を調べたら、寅年は、「新しく立ち上がること」や「生まれたものが成長すること」という年だそうで、新しいものやことを発見する年と言えるかもしれません。

新たな発見といえば、私は、この冬休み新たな発見をしました。皆さんこれを見てください。これは何ですか?・・・・コンセントですね。何気なく使っているこのコンセントですが、コンセントの穴の右と左で、穴の長さが違うのを知っていますか?何気ない発見ですが、この穴の長さの違いには意味があるそうです。時間があったら調べてみてください。

もう一つ新しい発見をしました。皆さんこれは何の看板ですか?そうセブンイレブンの看板です。3年生以上のみんなでアルファベットの勉強をした人は、大文字と小文字がわかると思いますが、ここを見てください。SEVEnとなっています。SEVENのはずですが、Nだけ小文字のnです。何気なく見ている看板でしたが、私は今年Nの違いに気が付きました。私は何か新しい発見をしたようでとてもうれしい気持ちになりました。

新しい発見ということで、『挨拶』を考えてみましょう。朝登校して、友達と朝の挨拶をするとき、「今日の○○さんの挨拶、いつもと違って、ちょっと元気がなかったな。」とか、「○○さんの挨拶いつもより、大きな声で、笑顔で挨拶していたな。」というような、挨拶を気にしているだけで、友達の新たな発見があるかもしれません。そんな時、友達に「今日朝元気なかったけど、何かあった?」とか、「今日は気持ちの良い挨拶ができて私もうれしかった」というだけで、一日気持ちよく過ごせるかもしれません。勉強でも、算数で計算の工夫を勉強している学年もあると思いますが、「この方法のほうが、計算が速くなるかな」新たな発見をしようと考えながら、勉強に取り組むことも大切かもしれません。

今日から3学期が始まりました。3学期は、次の学年の0学期、新しい学年の準備をしていく学期と話した友達がいました。新しい学年の準備の3学期は、「新しい発見」をする学期と考え、自分のよさを新たに発見する、友達のよさを新たに発見する、勉強の楽しさを新たに発見する、運動の楽しさを新たに発見するなど、学校生活を送っていくなかで、新しい発見ができるよう、生活の中で小さな変化に気付ける目を持ってほしいと思います。

まだまだ、新型コロナウイルスの流行は続きそうですが、コロナ対策をしながら今日から始まる学校生活を、一生懸命頑張っていきましょう。

最後まで話をしっかり聞けました。大変立派でした。

終業式の話

2021年12月23日 10時05分
 2学期82日間、みんなにとってどんな82日間でしたか?2学期は運動会、社会見学、観音山自然体験教室、修学旅行などたくさんの行事がありました。行事を楽しみ、行事を通して成長できた2学期だったと思います。

さて、1213日に今年の1文字が発表されました。今年の1文字に選ばれたのは何という字か知っていますか?そう、「金」ですね。今年は1年遅れのオリンピック、パラリンピックが開催され、多くの日本人が金メダルをとったり、大谷翔平選手がMVPをとったり、コロナの給付金が出されたりといろいろな意味で「金」となったようです。では、小学生が選んだ今年の1文字は何だと思いますか? 小学生が選ぶ今年の1文字というのをベネッセという会社が実施したそうです。「しまじろう」で有名な会社です。1位は何だと思いますか?

それでは、3位から紹介します。3位は「幸」。コロナでも家族や友達がいて幸せ、コロナが落ち着いてきて幸せ等が理由だそうです。続いて2位は「笑」。今年は笑顔でいる時間が長かった、マスクでも友達とたくさん笑った等です。そして1位は「楽」です。今年は友達と楽しく遊べた、去年より行事がたくさんあった等だったそうです。みんなにとって、今年の漢字1文字は何だったでしょうか?時間のある時に考えてみてください。

小学生が選ぶ漢字1文字から、家族や友達への感謝が理由に挙げられていました。向笠っ子のみんなも、きっと同じように家族や友達に感謝の気持ちをもった1年だったと思います。友達と学校で普通に生活できることはとても大切なことだと先生方も思っています。また、コロナが落ち着き、マスクがあっても普通の学校生活が少しずつ戻ってきていることに先生方もみんなうれしい思いでいっぱいです。2学期の始業式で広島平和式典での小学生2人による平和への誓いを紹介しました。その中で、「互いに認め合う優しい心を持ち続けます。私たちは、相手の思いに寄り添い、笑顔で暮らせる平和な未来を築きます。」という部分がありました。いつも当たり前のように近くにいる友達ですが、「友達を認め、やさしい気持ちで友達の思いに寄り添って、笑顔でいられるように」と友達に対して思うことが大事です。友達を大切にし、友達に対してそんな気持ちをもてた2学期になりましたか?この後、担任の先生から「かがやき」を受け取ると思いますが、2学期の振り返りをしっかりして、2学期の締めくくりをしましょう。

最後に、13日間という短い冬休みですが、漢字「幸」の中で家族に感謝ということがありました。みんなも家族に感謝の気持ちをもって、たくさんお手伝いをしてください。事故、けがのない13日間にし、1月6日の始業式でみんなの元気な笑顔を見ることを楽しみにしています。

避難訓練(昼休み実施)の話

2021年10月5日 09時55分

 今日の避難訓練は毎日皆さんが楽しみにしている昼休みの時間で行いましたが、今日の避難訓練はとっても大切な訓練です。地震はいつ来るかわかりません。先生がいる時ばかりではありません。登校の時や下校の時に来るかもしれません。先生がいない時どのように自分の身を守るか、自分の命は自分で守らなければいけません。今日の訓練で、グラウンドにいる人たちは頭を隠し、体を縮めてしっかり避難ができていました。その他にも、「地震が収まった後どのように避難するか?」「どこの階段や廊下を通って避難するか?」など考えなければいけないことはたくさんあります。

 避難訓練では「おはしも」が大切です。お:おさない、は:はしらない、し:しゃべらない、も:もどらない、です。

 今日の訓練はどうでしたか?「おはしも」は全部できていましたか?少し残念だったのは、話し声が聞こえたことです。しかし、6年生は大変立派でした。全校の友達が集まるまで、話をしないでしっかり待つことができました。「地震が起きた時にいる場所からどのように避難するのか?」「先生がいないときどのようにするのか?」など、この後教室に帰ってしっかり振り返りをしましょう。

2学期始業式の話

2021年8月26日 13時58分

 みなさんおはようございます。

 今日はとっても嬉しいことがありました。それは、夏休み入る前に先生方とした3つの約束のうち、一番大切な「事故にあったり、けがをしたりしない」という約束を守って、みんなが元気に登校できたことです。夏休み中、大きな事故やけがの連絡はありませんでした。本当にうれしく思いました。35日間の夏休みはどうでしたか?今日はオンラインなので、皆さんの顔は見えませんが、朝の登校の様子を見ると、きっと楽しい夏休みがすごせたのではないかと思います。

 夏休みは何といっても、東京オリンピックでしたね。東京オリンピックでは磐田市にとって大きな出来事がありました。磐田市出身の伊藤みまさんと水谷じゅんさんが卓球競技で金メダルを取りました。改めて皆さんで拍手しましょう。コロナ感染症の感染拡大で、オリンピックをやるかやらないか、始まる前からいろんな意見がありました。でも、私は開催できて本当に良かったと思いました。オリンピックの競技に参加した選手のほとんどの人が、テレビのインタビューで、オリンピックを開催してくれた関係者の皆さんやお世話になった人に感謝の言葉を言っていました。

 夏休み中の出来事でもう一つ私の心に残ったことがあります。それは、86日(金)に行われた広島平和記念式典です。式典の中で、小学6年生の大森しゅんすけ君(12)と、長倉なつみさん(12)が平和への誓いを言いました。その中で、2人は「人間の手によって作られた核兵器をなくすのに必要なのは、私たち人間の意思です。私たちの未来に、核兵器は必要ありません。私たちは、互いに認め合う優しい心を持ち続けます。私たちは、相手の思いに寄り添い、笑顔で暮らせる平和な未来を築きます。」と言っていました。

 オリンピックの選手の皆さんが言っていることと、平和記念式典で2人の小学生が話したことに共通することは、オリンピックを開催するために努力した人に対して感謝の気持ちを持つことや自分と他の人との違いを認めて、自分以外の人に対して優しい気持ちを持つことなど、自分以外の人への思いを大切にすることだと感じました。

 今日からいよいよ2学期が始まりました。2学期は運動会をはじめ、多くの行事があります。3つの合言葉で頑張っていきましょう。しかし、皆さんも知っていると思いますが、静岡県にはコロナ感染症に対する緊急事態宣言が出されています。学校生活の中でも、感染症予防を1学期以上にしていかなければいけません。学校生活の中で不自由なこともあると思います。でも、向笠小学校のみんなは1人ではありません、141人のお友達と24人の先生方が元気で活動できるよう、お互いが相手のことを思い、感染症対策をしながら、2学期も一生懸命頑張りましょう。

1学期終業式

2021年7月21日 10時47分

 7月21日(水)今日は磐田市立向笠小学校の終業式です。
 終業式で以下のような話をしました。
 
 今日は1学期最後の登校日、終業式です。 

 今年入学した1年生にとっては、初めての終業式です。向笠小学校に入学して72日、22人の1年生は大きく成長しました。2年生から6年生の120人もこの72日間で確実に成長しました。

 私は1学期の始業式で、学校の目標を達成するための3つの合言葉を話しましたが、覚えていますか? 「やさしさ」「自分から」「考え出す」の3つです。昇降口に貼ってあるので、登校するとみんな目に入ってくると思います。3つの合言葉で毎日、頑張れましたか?

 毎朝、正門に立って、みんなとあいさつをしていますが、7月に入って2人の通学班リーダーさんの「やさしい」行動を見て、とてもうれしくなりました。1人目の通学班リーダーさんは、集団登校で少し遅れ気味になっていた1年生のカバンをそっと支えてあげ、声をかけて、元の場所に誘導してくれていました。2人目の通学班リーダーさんは、車が、学校の正門から出ようとして、集団登校の列を待っていてくれた時、その車の運転手さんに向かって、深々とお辞儀をして「ありがとうございました」と言っていました。「やさしさ」の合言葉を行動に移している通学班リーダーさんはとても立派でした。このような通学班リーダーさん以外にも、きっと向笠っ子のみんなは、3つの合言葉を頭に入れ、行動してきたと思います。今日は、そんなみんなの72日間の成長を確認する日でもあります。おうちに帰って、おうちの人と通信票「かがやき」をみて、2学期につながるようなお話をしましょう。

 さて、明日から35日間の夏休みになります。みなさん、私たち先生方と3つの約束をしましょう。

 1つ目、事故にあったり、けがをしたりしないようにしましょう。

                        (2学期の始業式みんな元気で)

 2つ目、おうちの手伝いをしっかりしましょう。         (家族の一員)

 3つ目、普段できないことに挑戦しましょう。    (自己の可能性への挑戦)

 

 3つ目の普段できないことに挑戦しようですが、私は、土曜の夜7時からテレビでやっている「博士ちゃん」が好きでよく見ています。710日の放送では、働く船博士ちゃんの中村一朗太(9歳)君が出演して、働く船を紹介してくれました。中村一朗太(9歳)君は将来船の設計をする人になりたいと話をしていました。この夏休みに、そんな将来の夢につながる自分のための特別な勉強もいいかもしれません。楽しく充実した夏休みを過ごしてください。

 皆さんと2学期の始業式に元気に会えるのを楽しみにしています。

 終業式では、6人の代表児童が、1学期に頑張ったこと、夏休みに頑張りたいこと、2学期に頑張りたいことなどを話しました。本校の特徴である環境プロジェクトについて話した児童もいました。
 代表児童の話から充実した1学期がおくれたことを実感しました。