会礼での話
2022年11月29日 15時21分 今月は持久走月間で、昼休みや体育の授業の時間をつかって持久走の練習をしています。12月9日(金)には持久走記録会があります。そこで向笠っ子のみんなに質問です。手は上げなくていいので、心の中で手を挙げてください。持久走は長くは知らなくちゃいけないし、苦しいし、苦手だし、ちょっと嫌だなって思っている人。
私は、持久走が嫌いでした。なんでこんな苦しいことをやらなければいけないのかな?なんて思っていました。でも、今は体育の時などに持久走をしっかりやっていてよかったなと思っています。
さて、みなさんこのビンの中に生き物が入ってるとします。その生き物は「のみ」です。蚤は昆虫で、犬や猫の毛の間に入って血を吸って暮らしています。体の大きさは大体1mmから3mmです。アリと比べるとこんなに小さいです。さてこの蚤ですが、ジャンプ力がすごくて、体の100倍くらいの高さまで跳ぶことができます。だから、このビンの中にのみを入れてふたをしないでおくと、外に飛び出して逃げてしまいます。でも、ふたをしておくと蚤はジャンプをしてもビンから出られず、逃げられません。その後ふたを開けると蚤に変化が出ます。どうなると思いますか?
蚤は、ふたを開けても外に逃げなくなります。ジャンプして疲れたからかな?実はそうではなくて、やっても無駄だと感じるとそれ以上のことはしなくなって、自分がもっている力を出し切らなくなるそうです。向笠っ子のみんな、自分はどうせ走っても駄目だから、○○さんには勝てないから、と思っていませんか?自分に限界を作っていませんか?持久走だけでなく勉強も同じです。自分に合った目標をしっかり作って、それに向かってできる限り頑張ってみる。それが大切です。
逃げ出さなくなった蚤ですが、もう元には戻らないのかな?って思うよね。かわいそうだなと思うよね。仲間の蚤の中に戻してあげると、元のジャンプ力に戻るそうです。
そうです。向笠っ子も同じです、自分だけで苦しいなって思ったとき、周りで走っている、または、勉強を頑張っているお友達を思い出してください。友達がいるから頑張ることができるんです。
持久走記録会まであと少し、勉強はこれからずっと続きます。
自分に限界をつくらないこと、仲間と頑張ること、みんなの周りには向笠っ子がいます。
向笠っ子みんなで頑張ろう。
最後にムーミンの中で出てくるリトルミーの言葉を紹介します。
「見てるわよ、あなたがしていること。あのね、神様じゃないわよ。
もうひとりのあなたがよ。もうひとりのあなたがあなたを見ているのよ。見放されないようにね。」