令和3年度 修了式式辞
2022年3月17日 13時01分 本日、向笠小学校141名の皆さんが、1年間の学びを修了し、その証として各学年の代表者に修了証書を渡しました。この後、クラスで学級担任の先生からみんなに修了証書が渡されると思います。この修了証書は、1年間で学ばなければいけないことは全て学んだという証明書です。1年間で学ばなければいけことは、算数や国語のように教科書に書かれていることをやり終えたということだけではありません。私が始業式に話をしたことを覚えていますか?三つの合言葉を紹介しました。それは、「やさしさ」「自分から」「考え出す」です。
まず、「やさしさ」です。クラスでは、自分の周りにいる友達にやさしくかかわることができましたか? 困っている友達にやさしく声掛けできましたか?
次に「自分から」です。「意志あるところに道は開ける」とアメリカ16代大統領リンカーンが言いました。どんな難しいことでもそれをやり遂げるという強い気持ちを持てば、必ず困難を乗り越えることができるという意味です。縄跳び週間が終わっても、毎朝ジャンピングボードで縄跳びの練習をして、私に、「校長先生、三重跳びができるようになった。見て」と言ってきた2年生がいました。三重跳びができるようになりたいという気持ち(意志)が、毎日縄跳びの練習をするという行動に移り、三重跳びができるようになったという結果に変わりました。これは、先生や友達に言われたからではなく、「自分から」考え、行動に移すことができたことです。皆さんはどうでしたか?
最後に、「考え出す」です。今年は、新しい「タブレット」での学習で、友達と意見を交換したり、友達の作品を見たりすることで、授業で新しい「発見」があった年ではなかったでしょうか?
141人分の1年間があったことと思います。6年生は、中学校進学という新たなステージに向かいます。1年間の振り返りをしっかりして、6年生は中学校で、1年生から5年生は、4月7日、元気にこの向笠小学校体育館で令和4年度の始業式を迎えましょう。
この後、戸塚先生から、春休み生活についてお話があると思いますが、春休みの間、事故けががないように気を付け、充実した春休みを送ってください。以上で修了式の式辞とします。
令和3年3月16日 向笠小学校 校長 戸倉 剛志