研修

三角形と四角形に仲間分けしよう(竹の子1組 研究授業から)

2019年9月27日 14時16分
竹の子

 今年度の本校の研修テーマの一つとして、「学びを深めるための対話をめざす」を掲げています。これは、単に元気に発表していたり、仲良く話し合っていたりすれば良いというものではなく、対話することを通して子どもたち一人一人の考えが深まり、「分かった」と心から思える状態を作りたいという願いを持っています。
 
 さて、本日の研究授業は、竹の子1組の授業です。2年生の3名に対して、「三角形、四角形、どちらでもない形の3種類に分類できる」ことを目的に授業を行いました。
 
 前述の「対話」を行うタイミングは授業の前半部分に訪れます。全員で、黒板に貼られた幾つかの図形を見ながら仲間分けを始めます。教師は、3人にヒントを与えながら、下記の写真のようにみんなで分けます。このことにより、3人に仲間分けのやり方を確認させていたのです。十分に意味のある対話の場面でした。

 
 次に、個人に配布されたワークシートに仲間分けしていきます。先程、全員で確認したことをもとに一人一人が静かに考えています。いわゆる「自己内対話」と呼ばれる瞬間です。さらにそれぞれがやり終えた後、自然にお互いのものを見あって、「これは、こっちじゃないの?」「なんで?」「ああ、なるほど」などと話し合って、考えを深めていました。


 
 何のために対話を行うのか、そしてどの場面で対話を位置づけるのか、そういったことが明確な授業であったために、子どもたちの学びも深まったと感じます。

ゲームとの上手な付き合い方(1年 スマホ授業)

2019年9月20日 18時30分
1年

 1年生の「スマホ授業」は、発達段階を考え、ゲームとのじょうずな付き合い方について考えました。子どもたちの周りは、ゲーム機をはじめ、様々な電子端末が存在します。
 今後、ゲームや電子端末をうまく活用していくためには、自分で考えて使う時間や使い方をコントロールしていくことが大切です。今回は、子どもたちや保護者の方から事前にアンケートに答えていただき、それをもとに授業を行いました。

 ゲームをしていると答えた子は、学級の67%。
 「ゲームの楽しいところは?」の質問に対し、「ない」と答えた子が数名いたため、何で「ない」と答えたのか、みんなで考えてみました。その中で、「ひまだから」「勉強をやりたくないから」「つまらないから」と答えた子もいました。
 
 ゲームの時間も様々でした。
 そこで、脳内の変化の写真を提示し、ゲームをしているときの脳と、遊んだ本を読んだりしているときの脳の状態を比べてみました。
 子どもたちは、真剣に写真を見て、その変化に驚いていました。
 そして、これから、ゲームをするときに気を付けることをみんなで話し合いました。
〇時間を守ること  〇脳を休ませること(体を動かして遊ぶこと、読書)

スマホやゲームの危険性から身を守るために(2年 スマホ授業)

2019年9月20日 18時30分
2年

 本日の学校公開日に、2年生では、携帯・スマホ・ゲームの使い方について考える授業を行いました。

 まず、携帯電話やスマホ、ゲームを使って便利なこと、楽しいこと、やってみたいことを考えました。「音楽を聴ける」「知らないことを知ることができる」「メールをやってみたい」など、いろいろな意見が出ました。
 次に、どんな危険やわながあるのかについて考えました。すると、「目が悪くなる」「お金がかかる」「名前が知られたり情報が広まったりしてしまう」「ゲームのことしか考えられなくなる」など、子どもたちは自分が今まで聞いたことや知っていることを交えながら、いろいろな危険性について考えていました。
 さらに、そうならないために、どうしたらいいだろうとグループで話し合いました。「時間を決めてやる」「家族と話す」「やらない日を作る」「ゲームだけじゃなくて、運動したり、トランプとか頭を使うゲームをする」など、子どもたちが自ら考えて伝え合う姿が見られました。


道徳科:「だれも知らないニュース」 (5年スマホ授業)

2019年9月20日 14時20分
5年

5年生は、道徳科の授業で、資料「だれも知らないニュース」をもとに、普段使っているインターネットやスマートフォンを例に挙げ、「自由と責任」とは何か考えました。
まず、インターネットやスマートフォンを使うことに対し、賛成か反対か、自分の意見をもちました。
賛成意見:ニュースを確認できる。情報を交換できる。
     知らないことを知ることができる。
反対意見:個人情報が流れる(責任がとれない)。
     文字だけでは、気持ちが伝わらない。 人に迷惑をかけてしまう。 
資料をもとに話し合い、インターネットやスマートフォン、ゲーム機の正しい使い方について考えました。これらを使うことは自由だけれど、正しい使い方をしなければならない。それが、使うときの自分たちの責任だと確認しました。

NTTドコモ 講師の方をお招きして(6年スマホ授業②)

2019年9月20日 13時52分
6年

6年生のスマホ授業②は、NTTドコモの倉橋氏を講師にお招きし、具体的な事例を紹介していただきながら、情報端末機器を使用する際に気を付けることを教えていただきました。学校公開日のため、保護者の方にも参加していただきました。
子どもたちは、以下について、スライドを見ながら説明を聞き、ネットワークシステムを利用するときのマナーについて考えました。
・他人に友達の写真を送ること
・SNSで相手を責めたり、相手から責められたりすること
・アップした写真や動画は消すことができないこと
・知らない人とのやり取りについて
・文字だけのやり取りで気を付けること
・言葉での伝え方や言葉遊びについて
・使いすぎないための具体的なルールについて
・ネットワーク上の様々な危険について
・フィルタリングについて
互いの立場を尊重し、節度をもって使用するため、どんなことが大切なのか考えました。

6年生 総合的な学習「輝く未来の扉を開け」

2019年9月19日 15時35分
6年

6年生の授業に、YAMAHA発動機ジュビロ(ラグビー)の小池善行氏を講師にお迎えし、小池氏の子どもの頃の夢、ラグビーとの出会いや思いについてお話していただきました。

子どもたちは、小池氏のお話を真剣な眼差しで聞いていました。

小池氏のお話から、魅力的な生き方や考え方を知るとともに、次のメッセージも子どもたちの心に残りました。

〇好きなことを全力でやること

〇出会いを大切にすること

自分のやりたいことができたということは、それをサポートしてくれた親、コーチ、督、学校先生がいたということ。感謝の気持ちをもつことが大切。)


 
様々な立場の方のお話を伺い、子どもたちは、将来への夢や希望をふくらませ、どんなことをしたいのか、どんな人になりたいかと考え始めています。

【小池氏の講話より一部抜粋】 

・小学生の頃は、野球や水泳など、いろいろなスポーツに親しんだり、ボールを使ってたくさん遊んだりしました。

 中学1年生でラグビーに出会い、初めて熱中するものができ、中学3年生の頃、「ラグビー選手になりたい」という目標ができました。そして、高校、大学、社会人になるまで、その目標をもち続けました。社会人になってからは、日本代表になるための努力を惜しむことなく続け、社会人2年目に、7人制ラグビーの日本代表になることができ、その後、15人制の日本代表に。努力し続けてきたからこそだと思いました。

 次の目標は、「ラグビー選手をどれだけ長く続けるか」。どうすればよいか、考えました。さらに、今の目標は「大好きなラグビーに、ずっと携わっていること」。

 夢や目標ができたら、それに向かって何が必要か考え、どうアプローチしていこうか考えることが大切。夢や目標を達成するために、1年後の自分がどうなっているとよいか考えたり、そのために、1か月後、1週間後・・・と逆算して考えたりするとよいです。

 子どもの感想より】

・自分が楽しいと思うこと、好きなことを強めて、将来も続けられるって、すてきなことだと思った。

・夢を無理やり作るんじゃなくて、好きなこと、楽しいと思うことを続けていくことが大切なんだと思った。

・自分の技術を高めることも大切だけれど、親やコーチ、監督、先生に感謝の気持ちをもたないといけないということが分かった。

 

「相手の思いを考え、自分にできることを」4年福祉体験

2019年9月19日 14時42分
4年

 4年生では、総合的な学習の時間を使って、福祉に関する活動を行っています。本日(9月19日)は、全盲及び弱視の人の思いに触れ、自分にできることを考えるという授業を行いました。講師として、静岡県立浜松視覚特別支援学校教育支援相談課から2名の先生をお招きし、幾つかの体験を行いました。
 まず、半透明のフィルムを眼鏡のようにして、弱視の人の思いを感じる体験です。1つ目に塗り絵を行いました。線が太いものと細いものの2種類のワークシートが配られ、思い思いに塗ってみました。「きれいに塗ったつもりなのに、ぐちゃぐちゃになってる」や「細い線だとどこを塗ればいいのかさっぱり分からない」などの感想が出されるとともに、「弱視の人っていつもこんな思いをしていたんだね」と相手の立場に立った感想を発表する子もいました。

 2つ目に、太さや濃さの違う線をハサミで切ってみました。「切ったつもりだったのに何も切れていなかった」とか「鉛筆で書いた細い線では何にも見えない」などの感想が出されました。特別支援学校の先生も「本校でも蛍光のチョークを使ったり、太い線を書いたりして見やすくしているよ」と説明してくれました。

 次に、「シミュレーションレンズ」と呼ばれる人工的に視野を狭くするレンズを使って歩くという体験を行いました。2人組になって、一人が手を添えたり、声を掛けたりしました。子どもたちはこれらの体験を通して自然に目の不自由な人がいたらどうしたら良いかを感じ取ることができたようです。



 最後に、「ゴールボール」というスポーツを体験しました。このスポーツは、1チーム3名で行う対戦型のチームスポーツで、攻撃側は鈴の入ったボールを相手ゴールに向かって投球し、守備側は全身を使ってボールをセービングするというものです。子どもたちはボールから鳴る鈴の音などを頼りに楽しみました。先生からは、「このスポーツは、アイシェイドという目隠しをすることで、目が見える人も見えない人も一緒に楽しめるものです。このように、ちょっとルールを変えたり、道具を使ったりすることで、目の見えない人と一緒に楽しめることも増えますね。」と教えていただきました。
子どもたちは、これらの体験を通して、様々な感想を発表することができたとともに、実際の場面で自分なら何ができるかを考えることができたようです。

タグラグビーの楽しさを味わう(3年生~6年生)

2019年9月18日 16時41分
全体

 公益財団法人ヤマハ発動機スポーツ振興財団が主催する「はじめてのタグラグビー教室」を本校で実施していただきました。3校時に3・4年生が、4校時に5・6年生がいろいろと教えてもらったことに加え、同財団からタグボール4個とタグベルト40セットをいただきました。

 
 3.4年生は、タグのつけ方を教えてもらった後、グループになりボールを順に通すゲームを行いました。途中で「誰が悪いとかの問題ではなく、チームワークの問題だよ。」と教えてもらい、作戦タイムを設けてどうやれば速くボールを通せるか協力して考えました。


 次にペアを作り、タグの取り方を練習しました。けがをしないように、お互いの手を離さないことや逃げる人は手をおでこにあてて防御することを教えてもらいました。


 5・6年生は、昨年度、体育の授業の中で体験していることもあり、今日はミニゲームを体験しました。ルールを守りながら、ボールをうまく回しながら協力してゲームを行うことができていました。



 教室終了後、子どもたちは、口々に「最高だった」「楽しかった」と感想を話していました。ラグビーワールドカップを前に、ラグビーというスポーツの楽しさを垣間見ることができた様子でした。

どこまでいったら「使いすぎ」なのかな?(6年スマホ授業)

2019年9月12日 12時37分
6年

 前回、竹の子1組でのスマホ等に関する授業の様子を紹介しました(詳しくはこちら)。今回は6年生での授業を紹介します。スマホやインターネット等便利なツールも使いすぎるといろいろと問題が出てくるという点に着目した授業です。

 まず、「大人を見て依存だと思うことはどんなこと?」と投げかけた後、「じゃあ、どこまでいったら依存なのかな?」とさらに深く考えるように発問しました。子どもたちは、スマホなどのほかにタバコやアルコール、ギャンブルなどについて指摘しました。「オタクになったら」「片時も離せなくなったら」「自分の体に健康被害が起きたら」「借金してもやめられなかったら」など多くの意見が出されました。子どもたちは大人の行動をしっかり見ていることもよく分かりました。




 次にワークシートを見ながら、「友達と話している時にスマホ・ゲームで遊ぶ」「ネットやゲームに夢中になり時間がたってしまう」「お小遣いはほとんどゲームに使ってしまう」「家族と遊びに行くときにいつもゲームを持っていく」「いつもネットやゲームの話をする」の5つの事例を使いすぎだと思う順に並べ、その理由も考えるようにしました。使いすぎだと感じるものは人それぞれ違うことを共有しながらも、「こんなふうになってはヤバいかも・・」と自分を振り返りながら考えていたようでした。
 最後に担任から子どもたちに対して「使いすぎないためにどんなルールがあったらいいだろう。今日の授業を振り返りながら、家の人と話し合ってみてください」と投げかけました。具体的な行動事例を示しながら自分事として考えるように支援するとともに、親子で話し合って家族それぞれのルールを作るように促すなど、工夫いっぱいの授業でした。

校内研修の一環として、お互いに道徳の授業を参観しあいました。

2019年9月11日 17時26分
全体

  本年度は、授業の前後で道徳の授業について職員間で話ができる雰囲気をつくるため、全学年で水曜日に道徳科の授業を実施することにしています。しかし、こうすることの課題として、お互いに授業を参観しあうことが難しいということが挙げられます。
 そこで、今日は校内研修の一環とし、授業の充実を目指して、教師が各学年の道徳科の授業を見合いました。奇数学年が3校時に授業を行い、偶数学年が5校時に行うことで参観できるようにしました。道徳主任の熱い思いから、今回の取組は実現しました。

 授業では、どの学年でも、よく考えたり、友達の意見をよく聞いたりする子どもの姿を見ることができました。教師も、物語の中の登場人物の気持ちを考えさせることに終始することなく、「自分だったらどうだろう」と自分事として考えるように支援していました。さらに、子どもたち同士で考えさせる場面も多く取り入れていました。

 放課後の事後研修では、「子どもたちへの問いかけはどうだったか」「子どもたちが、自分に引き付けて考えるためには、教師はどうするとよいか」等、話し合いました。
【1年生:かぼちゃのつる】

【2年生:お月さまとコロ】

【3年生:よわむし太郎】

【4年生:ゆめはみるものではなく かなえるもの】

【5年生:かすみのハンカチ】

【6年生:章太と幸治】

【職員:研修】