研修

どこまでいったら「使いすぎ」なのかな?(6年スマホ授業)

2019年9月12日 12時37分
6年

 前回、竹の子1組でのスマホ等に関する授業の様子を紹介しました(詳しくはこちら)。今回は6年生での授業を紹介します。スマホやインターネット等便利なツールも使いすぎるといろいろと問題が出てくるという点に着目した授業です。

 まず、「大人を見て依存だと思うことはどんなこと?」と投げかけた後、「じゃあ、どこまでいったら依存なのかな?」とさらに深く考えるように発問しました。子どもたちは、スマホなどのほかにタバコやアルコール、ギャンブルなどについて指摘しました。「オタクになったら」「片時も離せなくなったら」「自分の体に健康被害が起きたら」「借金してもやめられなかったら」など多くの意見が出されました。子どもたちは大人の行動をしっかり見ていることもよく分かりました。




 次にワークシートを見ながら、「友達と話している時にスマホ・ゲームで遊ぶ」「ネットやゲームに夢中になり時間がたってしまう」「お小遣いはほとんどゲームに使ってしまう」「家族と遊びに行くときにいつもゲームを持っていく」「いつもネットやゲームの話をする」の5つの事例を使いすぎだと思う順に並べ、その理由も考えるようにしました。使いすぎだと感じるものは人それぞれ違うことを共有しながらも、「こんなふうになってはヤバいかも・・」と自分を振り返りながら考えていたようでした。
 最後に担任から子どもたちに対して「使いすぎないためにどんなルールがあったらいいだろう。今日の授業を振り返りながら、家の人と話し合ってみてください」と投げかけました。具体的な行動事例を示しながら自分事として考えるように支援するとともに、親子で話し合って家族それぞれのルールを作るように促すなど、工夫いっぱいの授業でした。