研修

三角形と四角形に仲間分けしよう(竹の子1組 研究授業から)

2019年9月27日 14時16分
竹の子

 今年度の本校の研修テーマの一つとして、「学びを深めるための対話をめざす」を掲げています。これは、単に元気に発表していたり、仲良く話し合っていたりすれば良いというものではなく、対話することを通して子どもたち一人一人の考えが深まり、「分かった」と心から思える状態を作りたいという願いを持っています。
 
 さて、本日の研究授業は、竹の子1組の授業です。2年生の3名に対して、「三角形、四角形、どちらでもない形の3種類に分類できる」ことを目的に授業を行いました。
 
 前述の「対話」を行うタイミングは授業の前半部分に訪れます。全員で、黒板に貼られた幾つかの図形を見ながら仲間分けを始めます。教師は、3人にヒントを与えながら、下記の写真のようにみんなで分けます。このことにより、3人に仲間分けのやり方を確認させていたのです。十分に意味のある対話の場面でした。

 
 次に、個人に配布されたワークシートに仲間分けしていきます。先程、全員で確認したことをもとに一人一人が静かに考えています。いわゆる「自己内対話」と呼ばれる瞬間です。さらにそれぞれがやり終えた後、自然にお互いのものを見あって、「これは、こっちじゃないの?」「なんで?」「ああ、なるほど」などと話し合って、考えを深めていました。


 
 何のために対話を行うのか、そしてどの場面で対話を位置づけるのか、そういったことが明確な授業であったために、子どもたちの学びも深まったと感じます。