研修

幼稚園の保育から支援の在り方を学ぶ

2019年9月10日 17時03分
全体

 学習指導要領の改訂に伴い、「教師が何を指導したか」という視点から、「子どもが何をどのように学び、何ができるようになったか」を重視することとなっています。授業をはじめ、全ての教育活動において、子どもの主体性を尊重し、「学びたい、もっと知りたい」という気持ちを支援することが重要視されています。
 幼稚園の保育の現場では、まさに子ども一人一人の興味関心から保育活動を組み立てており、小学校の教育活動を行っていくうえで参考になることも多いと考え、全職員がこの一年の中で保育を参観して学ぶこととしました。
 本日は向笠幼稚園で、もも組(3歳児)の保育研修が行われるとのことで、小学校から4名の職員が参加しました。


 もも組の教室は、お店屋さん、秘密基地、制作の3つのコーナーが出来上がっており、子どもたちは思い思いに遊んでいました。遊びの中で環境とかかわり、友達とかかわることで遊びの幅を広げている様子を、幼稚園の先生が細かく見取り、必要に応じて声を掛けていました。


 子どもたちが降園した後、幼稚園の中で事後研修会が行われるとのことでしたので、そちらにも参加させてもらいました。子どもたち同士のかかわりを深めるために、環境設定はどうあったらよいのか、教師の声掛けや立ち位置はどうすれば良いのかなど、熱心に協議され、小学校の教育活動においても参考となるべきことが多く含まれていました。

 今後も、ゆり組(4歳児)、すみれ組(5歳児)の研修の際に、小学校から職員が一緒に参加させていただくことで、専門性の向上を図るとともに、幼稚園と小学校のつながりも深めたいと考えています。

静西教育事務所人事管理訪問が行われました。

2019年9月6日 17時15分
全体

 静西教育事務所から人事担当参事が、磐田市教育委員会から課長はじめ3名の方々が本校を訪問していただきました。校長から学校経営の在り方や職員個々の特性等を聴き取ったことをもとに、各学級の授業参観や主だった主任に対して面談を行っていただきました。
 どの学級においても、子どもたちが自ら考えたくなるようなめあてや資料を提示していました。さらに、子どもたちのつぶやきや発想を大事にする姿が見られました。

竹の子2組 算数「倍数と約数」

1年1組 国語「かたかなをみつけよう」

2年1組 国語「カンジーはかせ 大はつめい」

3年1組 算数「かけ算の筆算」

4年1組 道徳「文字を書く喜び」

5年1組 社会「これからの食料生産とわたしたち」

6年1組 算数「ならべ方と組み合わせ方」

 
 授業参観後の各主任との面談では、それぞれの立場で学校の現在の姿をどのように捉えているか、さらに学校を良くするためにどのように貢献しようとしているかについて聴いていただきました。どの主任も、的確に学校全体の姿を把握するとともに、今後の取組についての考えを明確に答えることができました。訪問していただいた方々にも、本校職員の頼もしさを感じていただけたのではないかと思っています。

ケータイ・スマホでどんなことができるのか!(竹の子1組の授業から)

2019年9月6日 11時15分
竹の子

 本校では、夏季休業を前に、インターネットやスマホ等の利用実態を正確に把握し、今後の指導に役立てたいと考え、アンケート調査を実施しました。その結果、多くの児童が利用していることや、その利用方法や利用形態も学年に応じて違いが見られることが分かりました。
 そこで、夏休み中に研修し、2学期にはどの学年でも児童の利用実態に応じた指導を学級担任が行うということにしました。
 
 この日は、竹の子1組が「ケータイ・スマホでどんなことができるのか!」というめあてで授業を行いました。子どもたちは、メールや電話のほか、道案内や調べものができること、動画や写真を見られることなど、多くのことを発表しました。

 
 すると、担任は「こんなに便利なものなのに、どうして家の人は買ってくれないのかな?」と発問しました。この発問で、子どもたちはもう一度、冷静に考えてみました。しばらくした後、「目が悪くなる」「頭が痛くなる」「ほかのことができなくなる」など、使いすぎることの問題点を挙げることができました。

 
 ここまで考えさせた後、担任は脳の写真を子どもたちに見せました。使いすぎることが脳の働きにも悪影響を及ぼすことを視覚で理解させる、有効な資料提示でした。
 授業の最後には、子どもたちから「ゲームをやっていると頭を使っていない。だから、ゲームは時間通りにやろう」「ゲームばかりやりすぎないで運動するのが大切」などの感想が出されました。ケータイやスマホなど便利なツールと上手に付き合うにはどうしたら良いかを考えさせる有意義な時間になったようです。

子どもたち自身で約束を作っています(1年)

2019年9月5日 17時10分
1年

 4月当初から、目指す子ども像として「自主・自治・貢献」を掲げ、全校をあげて取り組んでいます。2学期から、「こういう姿を先生たちは望んでいるんだ」ということを分かってもらうために、子どもたちの行動を職員が見取り、全校児童に紹介することとしました。

 今日は、1年担任の大橋奈津江教諭が、1年生の子どもたちの素晴らしい姿を給食時に全校児童にお話ししました。
 
 1年生では、5月に子どもたちの学校での怪我が多くなり、みんなで相談したそうです。すると、1人の子どもが「ベンチおにをやって怪我する子が多いから、ベンチおにをやめた方がいいと思う」と提案したそうです。それに対して、みんなも同意し、クラスの約束にしました。
 さらにほかの日には、教室で走っている子がいて危ないと思った子が、「教室内で走るのはやめた方がいい」と提案し、これもクラスのルールの一つになりました。
 こんなふうに、クラスの中で問題が起こるたびにみんなで相談し、みんなで約束を作っていき、今では11のルールがあるということです。

 自分たちで決めたルールだということで、お互いに声をかけ、注意しあっています。こうやって1年生では、自分たちの学級を自分たちの手でさらに良くしていこうとする「自治」の姿が育っています。

子どもたちが話し合って決めた約束を掲示しています。


 

寺谷浄水場に見学に行き、きれいな水の供給について学ぶ(4年)

2019年9月4日 11時20分
4年

 4年生の社会科では、「水はどこから」という単元で、安全で安定的に水が供給できるように県や市で取り組んでいることを学習しています。
 本日は、これまで教室で学習してきたことを実際に見て学びを深める目的で磐田市の寺谷浄水場に見学に行きました。

 まず、実験セットを前に、浄水場の職員さんから水をきれいにする仕組みについてのお話を聞くことができました。実際に、汚い水がだんだんときれいになっていく様子を目の当たりにした子どもたちは「すごい」の声をあげていました。


 次に、実際の施設を見学することができました。子どもたちは、その広さに驚くとともに、たくさんの過程を経て水がきれいになることを再確認することができました。さらに、水道管の中を実際に通らせてくれて、その大きさにびっくりしていました。




 最後に寺谷浄水場では、1日に500mlのペットボトルを1億2000万本分も水を作っていることを聞き、驚きと発見の多い見学になりました。

鶴見先生に合唱のご指導をしていただきました

2019年9月2日 11時25分
4年

本日、鶴見先生が、4・5年生に合唱の指導をしてくださいました。声の出し方や、気持ちを込めて本気で歌うことなど、大変熱心に指導していただきました。9月26日の音楽発表会に向け、子どもたち一人一人が「がんばろう」という思いをもちました。

そばの種まきをしました(3年)

2019年8月29日 11時28分
3年

 本校では、食農教育の一環として、どの学年においても、地域の方々の支援を受け、地域の作物を栽培し、加工して食べるという活動を行っています。
 本日は、3年生が「向笠そばを楽しむ会」の方7~8名から、そばの種まきについて教えてもらいながら体験しました。


 「向笠ふれあい農園」に予め「楽しむ会」の方々が用意してくださった畝に、子どもたちは鍬を持ち、種を植える場所を作っていきました。初めて鍬を持つ子どもも多くいて、「楽しむ会」の方々はその子たちの手を取りながら丁寧に教えてくださいました。最初は難しかったようですが、頑張ってやり遂げた後はとてもいい表情を見せていました。


 次に、子どもたちは手で種を落としていき、両手で土をかけました。「お布団をかけてあげるようにやさしくね」の助言をしっかり聞いていました。
「楽しむ会」の方々は、農園が学校から少し離れていることから、そばの成長を間近に見られないことを心配していただき、子どもたち一人一人に学校の花壇に植えるための種と家に持ち帰るための種を持たせてくれました。子どもたちは大変喜んでいました。



 今後、10月下旬に刈り取り、11月中旬から下旬にかけて脱穀と製粉を、12月にはそば打ち体験を行う予定です。

外国語活動・外国語科の授業のあり方を考える(校内研修)

2019年8月1日 11時30分
全体

 来年度から新学習指導要領に基づく教育活動を実践しなければなりません。その中で、3・4年生は外国語活動として年間35時間(週当たり1時間)、5・6年生は外国語科として年間70時間(週当たり2時間)を実施することは、小学校にとって大きな変革になります。

 本日は、磐田市教育委員会学校教育課から田中指導主事を招いて、今後の外国語活動・外国語科の授業のあり方について職員全員で研修を行いました。
 最初に田中指導主事から、新学習指導要領の改訂のポイントを説明していただき、学級担任が主になって授業を行うこと、自分の考えや気持ちを英語で伝え合う場面を設定すること、学級内の掲示物などの教室環境を整えることなどが必要であることとの説明がありました。


 次に、本校職員がALTとともに模擬授業を行いながら、授業のあり方について田中指導主事から指導助言をいただきました。書き写す、なぞることが主な活動であることをふまえたワークシートにすることや、簡単な単語を使うようにすること、ALTとの立ち位置を気をつけることなどの助言をいただきました。



 最後に、田中指導主事からは、「子どもたちが授業を通してどんな力がついたのかしっかりと評価する必要があります。そのために、授業のはじめには子どもたちにしっかりとめあてをもたせることや、振り返りの場面で楽しかっただけではダメできちんと何を学んだのか、その足跡が分からなければいけません。」との指導がありました。

職員対象の不審者対応訓練を行う

2019年7月29日 11時33分
全体

 7月25日から子どもたちは夏休みに入っていますが、職員はここぞとばかりに、普段はなかなかできないような研修を行っています。本日(7月29日)の午前中は、磐田警察署生活安全課の職員等3名に来ていただいて、職員向けの不審者対応訓練を行いました。
 警察署の職員が犯人役になり、どのように対応すべきかをケース検討を行いました。1つ目のケースとして、「孫の成績が振るわないのを心配して学校に来た。教室に行かせろ。孫に会わせろ。担任の先生と話をさせろ。」と、当初は不審者かどうかも分からない人が職員玄関からどんどん校舎内に入ってくるというケースでした。2つ目のケースは、幻覚・幻聴をもった人がいきなり、職員室から大声を出しながら刃物を持って2階に侵入するというものでした。


 警察署の方からは、「110番をして警察官が駆けつけるまでの5~7分間の時間稼ぎだと考えればよい。何も犯人を捕まえようなどと考える必要はない。」とお話していただきました。
 職員は、ケース検討を行いながら、スムーズに情報伝達を行うにはどうしたらよいか、相手が刃物を持っていたらどのようにかわせばよいか、子どもたちを怪我なく避難させるにはどこを通せばよいか・・など、これまで想定していなかったことを細かく点検していきました。

 訓練の最後には、1対1で不審者と対応するのは大変危険であるので、複数で対応できるように情報連携を図れることや、警察官が現場に駆けつけた際に、すぐに案内できるような体制を整えておくことなどの指導もいただきました。今回の研修をもとに、もう一度マニュアルを見直すとともに、より具体的な訓練のあり方も考えていく必要があることを痛感しました。

みんなでカレーパーティーをしたよ(2年)

2019年7月23日 12時18分
2年

 本校では、どの学年においても地域の方々の支援を受け、地域の作物を栽培し、加工して食べる「地産地消」の取組を行っています。2年生も、5月の中旬以降、「向笠保全の会」の支援を受け、生活科の授業の中でナスやピーマン、オクラなどの夏野菜を育ててきました。
 このたび、自分たちで育てた夏野菜を使って、みんなでカレーを作り、仲良く食べる活動を行いました。

 子どもたちは、4グループに分かれ、グループごとに協力しながら、りんごをすったり、ピーラーで皮をむいたり、包丁で野菜を切ったりしました。グループごとに保護者ボランティアの方も入っていただきました。包丁やピーラーを初めて使う子に対しても、後ろから手を支えながら優しく調理の仕方を教えてくださっていました。


 その後、野菜を炒め、じっくりと煮込んでいきました。ご飯だけは自宅から持参しており、出来上がったカレーをかけて食べました。グループごとに少しずつカレーの中に入れる野菜も違っていたため、お互いに食べ比べをする子どもたちもいました。

 いつもは嫌いな野菜も、小さく切ってカレーの中に入れてあるためか、おいしく食べることができました。いつも以上にお腹いっぱいになるまで楽しく食べた「カレーパーティー」でした。