研修

地域の方々の応援を受けて・・(4年 大豆の種まき)

2020年6月29日 10時42分
4年

 本校では食農教育の一環として、どの学年でも地域の作物を栽培し加工して食べるという取組を行っています。4年生では「大豆」を栽培し、味噌や豆腐に加工して食べるという活動を行います。

 この日(6月29日)は、地域の方々3名の手ほどきを受け、大豆の種まきを行いました。事前にトラクターをかけ、地ならしをしておいていただいたのですが、梅雨空が多かったせいか、土は思った以上に柔らかく、足が取られて思ったように動くことができませんでした。




 子どもたちは間隔をあけて種をまく作業だけ行いましたが、子どもたちが帰った後、3名の方々は子どもたちが蒔いた種に丁寧に土をかぶせるなどの作業を行ってくれました。
 子どもたちには体験を楽しむことだけさせてもらい、あとの大変なところを地域の方に担っていただいて学習を成立させていることに、「ありがとうございました」と心の中で手を合わせたくなるほどでした。

いよいよ、修学旅行候補地を決めるプレゼン発表(6年 総合)

2020年6月25日 14時13分
6年

 これまで、修学旅行候補地を県外2箇所、県内2箇所に絞り、ファミリーグループごとに1箇所選び、その地域の魅力を調べてきました(詳細はこちら)。この日(6月25日)は、いよいよ4グループが調べたことをプレゼン発表し、県外・県内各1箇所ずつ決める日になりました。司会進行役も2名の子どもが行いました。

 最初のグループの発表は、富士宮・伊豆高原方面です。富士山世界遺産センター、白糸の滝、大室山、城ヶ崎海岸、シャボテン公園といった場所の魅力紹介です。景観のすばらしさを写真で紹介することに加え、体験できることなどもアピールしました。聴いている子どもたちからも、「景色が良さそうで行きたくなった」などの感想が聞かれました。
 2つ目のグループの発表は、南伊豆・下田方面です。堂ヶ島、石廊崎、了仙寺、下田開国博物館、下田海中水族館、黒船ミュージアムを紹介してくれました。海の景観や歴史体験ができることなどをアピールしました。「この土地の魅力がよく分かった」という感想が聞かれました。
 3つ目のグループの発表は、福井・金沢方面です。兼六園、ゆのくにの森、金沢ひがし茶屋街、福井恐竜博物館、金沢城公園、金沢21世紀博物館などの紹介をしてくれました。「自然好き、歴史好きにはお勧めのプランです」とアピールしました。聴いている子も「僕は歴史が好きだから行きたい」「いろいろな体験ができて学べそう」などの感想があがりました。
 4つ目のグループの発表は、伊勢・志摩方面です。伊勢神宮(内宮・外宮)、おかげ横丁、鳥羽水族館のほか、「宮川堤防や夫婦岩などまだまだ絶景スポットはいっぱいあるよ」とアピールしました。聴いている子からも「文字に合わせて効果的に写真を入れてくれてよく分かった」「食べ物も魅力的」などの感想がありました。
 どのグループの発表も時間をかけただけのことはあり、「自分たちはここへ行ってみたい」という強い思いが発表の中から感じ取れました。聴いていても、どの方面もとても魅力的に感じることができるものでした。




 発表後は、いよいよ投票です。全員に投票用紙が配られ、県外1箇所、県内1箇所にそれぞれ〇をつけます。「本当の選挙みたい」といいながら、進行役の子が持っている投票箱に票を投じていきました。今日は時間の関係上、ここまでで集計結果が出るのは後日となってしまいました。子どもたちは、どの方面を修学旅行候補地として選ぶのか、結果が今から楽しみです。

学習内容の幅が広がってきました(補充・発展学習から)

2020年6月22日 15時35分
全体

 月曜日の6校時の枠は「補充・発展学習」の時間です。全職員で「あくまで子どもの希望とする」「子ども一人ひとりにできた・分かったの実感を」を合言葉に今年度から始めた時間です。したがって、本学習に参加する子どもの数は問いません。

 この日(6月22日)も3年生以上を対象に実施しましたが、多くの子どもが参加していました。驚いたのは、学習内容が実にバラエティーに富んでいるのです。
 3年生は、教師自作の算数プリントに取り組んでいる子もいれば、国語ドリルに黙々と取り組む子もいました。


 
 4年生は、算数や国語だけでなく、図画工作での絵の続きをやっている子もいました。


 5年生は、算数の問題だけでなく、社会科や家庭科に取り組んでいる子もいました。


 
 6年生は、パソコン室で修学旅行の行き先についてのプレゼン資料を作っているグループと、体育館でソフトバレーボールの技を磨いているグループに分かれていました。


 
 教師も各教室に2名ずつつきますから、いつもの授業以上にきめ細かく支援することができます。子どもたちも気軽に分からないところを聴いている様子でした。さらに、一つの教室でいろんなことに取り組んでいますので、自分自身でやりたいこと(テーマ)をもってこの時間にのぞんでいることが分かります。

上学年が下学年に授業を見せました!

2020年6月22日 13時59分
全体

 この日(6月22日)の4校時は、下学年が上学年の授業を参観するということを行いました。
 1年生は2年生の体育を参観しました。一生懸命、ボールゲームを行う2年生の様子を、体育館のステージの上から見ていた1年生の中には、一緒に体を動かしながら熱中して見ていた子もいました。


 3年生は4年生の道徳の授業を参観しました。4年生の子の中には、他の学年の子に参観されていることもあり、いつも以上に発表に熱が入っていた子もいたようでした。


 5年生は6年生の算数の授業を参観しました。帯分数÷整数のやり方をみんなで話し合う授業でしたが、中には5年生の中から「○○ってよくわからない」と、6年生に質問する場面もありました。

 
 子どもたちが授業を見あうことで、「来年になったらこういったことを学習するのか」と学習内容に興味をもつことはもとより、上学年の授業態度に関心を示した子もいたようです。さらに教師も授業参観を行うことで、発問の仕方や対話のさせ方など、多くのことを学んだことと思います。
 今度は、7月6日(金)に、上学年が下学年の授業を見にいくことを予定しています。

良い聴き方は「事実と気持ちを返してあげる」こと~ピアサポート学習会

2020年6月20日 10時57分
全体

 この日(6月20日)は、先週の土曜日に引き続き、全校児童が体育館に集まり、ピアサポート学習会を行いました。今日は、主に「どんな聴き方をしたら、相手の人は気持ちよく話せるだろう」というテーマで幾つかのプログラムを行っていきました。

 まず、目を見てくれない、相づちをうってくれないと何だか無視されたような感じを受けてしゃべりにくいということを確認しました。その後、いくつかの聴き方のコツを教えてもらいました。例えば、①相手が悲しい話をしている時は、聞き手は笑顔で聴かない ②身長差がある相手は目線の高さを合わせる ③話しやすい相手との距離(パーソナルスペース)があることを意識する ④聴いた後、事実と気持ちを返してあげる と、いったことです。特に、④は時間をかけて、相手の言葉を繰り返してあげる(オウム返し)ことと、相手の気持ちを推察して「○○という気持ちなんだね」と言ってあげると、話し手はしっかり聴いてもらえていると感じることを身をもって体験しました。

 なぜ、本校では2週続けてピアサポート学習会を開催したか、それは本校が目指す子ども像「自主・自治・貢献・たくましさ」と深い関連があります。本校では、あらゆる教育活動において子どもたちが主役、先生は「黒子」に徹したいと考えています。つまり、子ども一人ひとりがしっかり自分の考えを表現し、子どもたち同士で協力して一つのものを作り上げるような活動を重視したいと思っています。そのためにはある程度のコミュニケーションスキルを身につけておくことが必要であると考え、その手法の一つとしてピアサポートを取り入れているということなのです。

 今日も、いろいろな子ども同士で話し方、聴き方のトレーニングを繰り返しました。その中で、子どもたちの表情は明らかに柔和になり、前のめりになって相手の話を聴こうという態度に変わっていきました。今後も、様々な機会を通じて、今日教えてもらったことを生かしていけるようにアドバイスしていきます。

粘土「ひもひもねんど」の作品展示館(1年 図画工作)

2020年6月19日 17時20分
1年

 1年生の図画工作では、粘土を丸めたりひも状にしたりして、自由に表したいことや表し方を考え、楽しく発想や構想を広げるという活動を行っています。

 この日(6月19日)は、作品を完成させ、1年教室隣の生活科室に作品展示館を作り、みんなの作品を展示しました。どれ一つ同じ作品はなく、自分の頭で一生懸命考えて作り上げた作品たちです。作品の一つ一つに勢いが感じられ、今にも動き出しそうです。ぜひ、写真でお楽しみください。



「福祉」ってなあに?(4年 総合)

2020年6月18日 14時53分
4年

 4年生の総合的な学習の時間では、障がい者福祉や高齢者福祉など、様々な分野の福祉について学び、自分たちにできることは何かを考えていきます。
 この日(6月18日)は、ガイダンス的な意味合いも込めて、磐田市社会福祉協議会の職員である林雅之氏を講師として招き、福祉とは何かというお話を聴きました。

 林氏は、福祉の頭文字をとって、「だんの らしを あわせに」することだと話をしてくれました。そのために、周りの人が何を考えているかを想像し、自分に何ができるかを考えること、そしてお互いに苦手なことをサポートすることが大切だとも話してくれました。
 
 さらにパラリンピックの由来等についても教えてくれました。「もともと戦争で負傷した人のリハビリ目的に、パラプレジア(下半身まひ)の人を対象に行っていたのが、次第にそれ以外のいろんな障害の人も出られるようになりパラレル(平行)の意味に代わっていったんだよ」と説明すると、子どもたちはうなずきながら静かにメモを取っていました。

泥の感触を楽しみながら「田植え」をしました!(5年)

2020年6月17日 11時25分
5年

 この日(6月17日)は、先日、土と水をしっかりなじませるということで代掻きを行った田んぼに行き、いよいよ田植えを行いました。子どもたちに指導助言していただいたのは、前回と同じく地域在住の松野さんです。
 松野さんは、ホワイトボードを用いて「第2関節ぐらいまで2~3本の苗を入れて」と説明してくれました。事前に学習していた子どもが「4~5本は一緒に植えていいと書いてありましたが・・」と質問すると、松野さんは優しく「稲は田んぼの広さに応じて成長するから、たくさん植えたからと言ってたくさん育つわけではないんだよ。」と答えてくれる場面もありました。

 
 いよいよ田植えです。予め用意してくれていた赤い印のついたひもの前に一列に並び、赤い印のところに苗を植えていきました。最初は柔らかい泥の中に苗を植えこむコツが分からず困っていた子どもも、友達と協力しながら、上手に植えられるようになりました。


 なお、本日は磐田市の広報広聴・シティプロモーション課の職員も取材に見えてくれました。子どもたちのとびっきりの笑顔を見て「楽しい取材になりました」と感想を話してくれました。「広報いわた」にも掲載していただけるかも…。

校舎の外に出て、いろんなことを発見したよ!(1年)

2020年6月15日 17時19分
1年

 1年生の生活科では、「ともだちと がっこうたんけんを しよう」という単元で、教室から飛び出して、学校にはいろいろな教室や施設があることに気づくという学習を進めています。これまで校舎内のいろいろな教室をまわり、下記のような掲示物にまとめました。

 この日(6月15日)は、校舎の外に飛び出して、学校探検を深めました。まず、学校の屋上に上がりました。普段は鍵がかかっていて一人では上がれないところですが、この日は特別です。屋上から地域を見渡しました。

 次に、運動場の南側にある「権現山ビオトープ」に上がってみました。(実は、1年生が上がる直前に用務員さんが急いで草を刈り取ってくれていました)権現山から校舎を見下ろし、「ヤッホー」とみんなで大きな声で叫びました。



 最後に、プールまで足を伸ばしてみました。子どもたちは、普段生活している学校にもまだまだ知らない場所がたくさんあり、ワクワクしながら探検できた様子でした。

ちゃんと聴いてくれると楽しい~ピアサポート学習会(1回目)

2020年6月13日 12時55分
全体

 今年度は、異学年交流を学校経営の柱の一つとしています。日課表に「ファミリータイム」を週2回設定したこともその一つです。学級では見せない優しさや強さをファミリーグループの中では見せてくれるといいなと思っています。

 この日(6月13日)は、今年度初めての土曜授業ということもあり、ファミリーグループの子ども同士がお互いのことを知り、より仲良くなることを目的にピアサポート学習会を全校で行いました。講師は、浜松市教育委員会教育総合支援センター勤務でカウンセラー等の資格も有する山口権治氏をお招きしました。

 新型コロナウイルスと熱中症の両方に対応するため、全体会を体育館で行い、グループでの演習を各教室で行いました。
 体育館で全員が集まった際に、子どもたちの緊張を少しほぐす目的で「バースデイライン」というものを行いました。これは、声を出さす、ジェスチャーだけで誕生日の早い順に並び替えるというものです。講師の山口氏が「これは競争ではなく、協力することが目的です」と話してからゲームは始まりました。どうやってジェスチャーして良いか分からず戸惑う子どももいましたが、そこは高学年が優しくフォローしていました。ゲーム後、感想を聴くと「困った時に助けてもらって嬉しかった」と話す子がいて、山口氏は「そうだね。みんなが助け合えるとみんなが嬉しい気持ちになって笑顔になる。そうすると学校がもっと幸せな場所になるよね。」と教えてくれました。さらに、山口氏は話を聴くときの3つのコツ「①笑顔 ②相手の顔を見る ③うなづきながら相づちをうつ」も教えてくれました。


 その後、各教室に分かれ、ファミリーグループでの活動になりました。「ネームゲーム」「足し算トーク」「名画づくり」という3つの演習を行いましたが、最初は自分の気持ちや考えを周りの子にしゃべるのが恥ずかしいと感じていた子どもも、時間が経つにつれ、心を許し、笑顔でおしゃべりできるようになってきました。

 「名画づくり」という演習は、1人ずつ講師の指示通りに画用紙に描き足していき、最後にグループで1枚の絵にするというものですが、山口氏は会の最後に、「同じように指示したのに、どうして同じ絵にならないの?」と子どもたちに投げかけました。子どもたちが「みんな考え方が違うから。」などと発言したことを受け、「そうだよ。人と違うのは間違いではなく、それを個性というんだよ。だから、人と違うってからかったり、バカにしたりするのはおかしいことなんだよ。」と話をしてくれました。
 年齢の違う子ども同士で相談したり話し合ったりすることに、まだまだ慣れていない本校の子どもたちにとって、今回の学習会は多くの学びがあったようです。来週の土曜日に、もう一度、ピアサポート学習会を実施する予定です。