研修

職員対象の不審者対応訓練を行う

2019年7月29日 11時33分
全体

 7月25日から子どもたちは夏休みに入っていますが、職員はここぞとばかりに、普段はなかなかできないような研修を行っています。本日(7月29日)の午前中は、磐田警察署生活安全課の職員等3名に来ていただいて、職員向けの不審者対応訓練を行いました。
 警察署の職員が犯人役になり、どのように対応すべきかをケース検討を行いました。1つ目のケースとして、「孫の成績が振るわないのを心配して学校に来た。教室に行かせろ。孫に会わせろ。担任の先生と話をさせろ。」と、当初は不審者かどうかも分からない人が職員玄関からどんどん校舎内に入ってくるというケースでした。2つ目のケースは、幻覚・幻聴をもった人がいきなり、職員室から大声を出しながら刃物を持って2階に侵入するというものでした。


 警察署の方からは、「110番をして警察官が駆けつけるまでの5~7分間の時間稼ぎだと考えればよい。何も犯人を捕まえようなどと考える必要はない。」とお話していただきました。
 職員は、ケース検討を行いながら、スムーズに情報伝達を行うにはどうしたらよいか、相手が刃物を持っていたらどのようにかわせばよいか、子どもたちを怪我なく避難させるにはどこを通せばよいか・・など、これまで想定していなかったことを細かく点検していきました。

 訓練の最後には、1対1で不審者と対応するのは大変危険であるので、複数で対応できるように情報連携を図れることや、警察官が現場に駆けつけた際に、すぐに案内できるような体制を整えておくことなどの指導もいただきました。今回の研修をもとに、もう一度マニュアルを見直すとともに、より具体的な訓練のあり方も考えていく必要があることを痛感しました。