研修

鋸鎌(のこぎりがま)を使って「稲刈り」体験(5年)

2020年10月21日 12時38分
5年

 代掻き(6月8日)から始まった5年生のお米作りですが、その後、田植え(6月17日)薬剤散布(7月29日)の様子をホームページでもお伝えしてきました。この日はいよいよ稲刈りです。これまでずっと指導してくださった松野さんは、「のこぎりがま」を人数分用意してくれていました。松野さんは、この鎌の使い方から丁寧に指導してくださいました。「右手に鋸鎌を持ち、稲株を左手で握る」「鎌は振り回しても切れない。のこぎりのように引くと切れる」ことなどを順序立てて教えてくれました。

 いよいよ一列に並んで稲刈りのスタートです。最初は、鎌の使い方にも慣れていないせいか、ほんの少しだけ握って、悪戦苦闘しながら切っていましたが、時間を経るごとにコツをつかみ、スピードも速くなりました。「靴が泥だらけになっちゃった」「靴下までびしょびしょ」などと言いながらも、笑顔で刈った稲を松野さんのトラックの荷台に運ぶ表情は生き生きしていました。
 
 最後に松野さんは、コンバインでの稲刈りを子どもたちに見せてくれました。手作業との速さの違いに、子どもたちは目を丸くしていました。

5年生のみんなが「エコリーダー認定証」をもらったよ!

2020年10月9日 16時17分
5年

 これまでのアースキッズチャレンジの総まとめということで、この日(10月9日)は静岡県地球温暖化防止活動推進センターの方を含め4名を招き、「アースキッズチャレンジセレモニー」を行いました。

 まず、同センター職員さんからこれまでの5年1組の子どもたちの取組を総括していただきました。家庭でのエコ大作戦として考えた取組は全員で126個あり、そのうち68個が実行できたことや、みんなの一週間のエコ生活で削減できた二酸化炭素の量は14.7㎏で、これは2Lのペットボトル3,940本分にもなることを教えてくれました。
 
 次に、エコリーダー認定証を手渡していただきました。この認定証の特徴は、一人ひとり、書いてある言葉が違うということです。子どもたちは、いただいた認定証をじっくりと読み返していました。



 最後に、まとめのお話ということで、同センターの職員さんから、地球温暖化を防ぐために、「これまで学習した取組を1つでも2つでもいいから継続してほしい。そして、下級生などにも呼び掛けてエコ生活をする仲間を増やしてほしい。」と話されました。さらに地球温暖化に備えるために「熱中症予防や防災チェックなどを事前に実施しておいてほしい。」と話がありました。

 今回は、観音山自然体験教室の説明会とセットで実施したため、保護者の方々にも参観していただきました。同センターの職員さんからは「これまでの取組について、保護者の方々にも見ていただける機会をもらえて本当に嬉しい。」との言葉もいただきました。

「車いす体験」から学んだこと(4年)

2020年10月8日 19時35分

 4年生は「総合的な学習の時間」において、福祉をテーマにした学習に取り組んでいます。その一環として、この日(10月8日)の5時間目に、社会福祉協議会の方を講師にお招きし、「車いす体験」の学習を体育館で行いました。

 まずはじめに、車いすの開き方、閉じ方についての説明や注意点をお聞きしました。早速グループに分かれて、セットしたマットの周りを2周ずつ周回します。子どもたちは頭では分かっているのですが、なかなか思うようにカーブを曲がることができません。見ている子たちからも「右をおさえて左で回すんだよ!」「もう少し!がんばって!」と思わず掛け声がかかります。上手に回るポイントを教えていただきながら、みんな少しずつ上手になってきました。


 その次は段差に挑戦です。講師の方から「5分時間をあげるから、どうしたらこの段差を上がったり下がったりできるのか、みんなで集まって考えてごらん。」と課題が出されました。グループごとにみんなで試行錯誤しながらチャレンジしますが、なかなかうまくいかず、そのうちにタイムアウト!!講師の先生が手本を示します。軽々と段差を乗り越え、さらには安全第一でバックで段差を降ります。みんな、なるほどという顔。再チャレンジです。軽々とはいきませんが、何とか上手にできるようになりました。


 最後は「特別な車いす」についての紹介がありました。スピード競技用の車いすをはじめ、テニス、バスケットボール、ラグビーなどのパラリンピック競技でも使用されている車いすの説明や、車いすをリモコン操作で乗せられるようにした車の存在に、みんな驚いた様子でした。

 私たちが普段歩いているときには気にならない、少しの段差や狭い通路が、車いすで生活されている人たちにとって、大きなバリアになっていることを体験することができました。そして「車いすは障がいをもった方にとって、生活に欠かせない大事な道具である」ということを、あらためて理解することができた貴重な時間となりました。

昨年度まで本校にいた児童との心温まる再会(3年)

2020年10月8日 17時15分
3年

 この日(10月8日)は、今年度から袋井特別支援学校に転校した児童と再会できるということで、3年生の子どもたちはうきうきしていました。この日を迎えるにあたって、みんなでどんな会にしたらいいかを考えました。遊びの順番にまでこだわって、徐々に打ち解けていけるようにと考えました。

 会が始まり、久しぶりに本校に来た本日の主役から挨拶がありました。縄跳びの後ろ回し跳びが7回できるようになったこと、前回し跳びは30回以上跳べるようになったことを紹介すると、3年生のみんなは驚いていました。

 みんなとの遊びは、「ハンカチ落とし」から始めました。これまで会っていなかった時間を埋めるかのように、近くに座った子ども同士でハイタッチしあうなどの姿が見られました。次の「フルーツバスケット」で、ある子が「今日、○○さんと会えて楽しかった人?」と言うと、全員がワーと動き始めるという一幕もありました。


 みんなで楽しく遊ぶ時間が終わると、元の場所に集まり、3年生のみんなから事前に作成しておいたお手紙を渡しました。3年生のみんなからは、「久しぶりに会えてよかった」「今度は4年生の1学期ぐらいにはまた会いたい」「また向笠小に来てほしい」など次々と感想が聞かれました。久しぶりに会ったにもかかわらず、全くよそよそしさもなく、心温まる再会になりました。会が終わって下校する際になっても、別れを惜しむような姿が見られました。

自分たちが考えたダンスを披露(5・6年 表現)

2020年10月7日 16時29分
5年

 この日(10月7日)の5校時は、高学年の表現種目の合同初練習を実施しました。授業の冒頭、担当教師から「運動会は、多くのお客様が見に来てくれます。ぜひ、みんなを幸せにする演技をしてほしい。」と話がありました。

 今日の初練習を迎えるにあたって、高学年では、ダンスのプロジェクト委員を編成し、委員を中心に、曲目やダンスの内容まで自分たちで考え、形にしてきました。その結果子どもたちは、Mrs. GREEN APPLEが歌う「インフェルノ」、NiziU が歌う「Make you happy」、Little Glee Monster が歌う「ECHO」の3曲を選曲しました。「インフェルノ」については6年生が、「Make you happy」については5年生がダンスの内容を担当して考えてきました。「ECHO」については、フラッグを使ったパフォーマンス(いわゆるカラーガード)となっています。

 「インフェルノ」のダンス練習では、全体で踊った後、6年生が5年生に足のステップや手の動かし方などを教える場面も見られました。

 
 「Make you happy」のダンス練習では、6年生がNiziUが躍っているオリジナルダンスを、5年生は自分たちで作成したダンスをそれぞれ踊りました。


 「ECHO」では、全体でフラッグの使い方を練習した後、代表者が前に出て流れを説明していました。自分たちの「やりたい」を一つ一つ形にしていく高学年の様は頼もしささえ感じます。

「伝えるべきか、伝えないべきか・・・」道徳科の授業(4年)

2020年10月7日 14時31分

 この日(10月7日)の4時間目に、校内研修の一環として4年生の授業研究(道徳科)が行われました。主題名「きまりの大切さ」、資料は「時計係」です。
 バスケットボールの試合で時計係をしていた義男。試合終了間際に訪れた大逆転のチャンス。バスケットボールはあまり上手ではないけれど、練習に真剣に取り組んでいた幼なじみの文也が放ったシュートが見事に決まります。しかしその直後、義男が時計に目をやると、試合終了から10秒ほど時間が過ぎていたことに気が付きます。うれしそうな文也の姿を見つめながら、そのことを先生に知らせようかどうかためらう場面でこの話は終わります。

『自分が義男だったらどうするだろうか?』という課題に対し、子どもたちは「迷う!」「う~ん…」「絶対先生に伝える!」等、様々な反応。自分の考えが決まったら、感情を見える化するために、その思いに近い黒板のエリアにネームプレートを貼るのですが、迷いなく貼る子、その場で悩みながら貼る子など様々です。その後、同じ場所に貼った数名が集まり、思いを語り合い考えを共有します。「こういうときは、うそをついていいんだ。」「本当のことを言ったら気まずくなる。」「伝えなかったら心残りになってしまう。」それぞれのグループにおいて、活発な意見交換が見られました。


 次は一斉の場において全員が考えを発表します。それをじっくり聞き、友達の考えと自分の考えを比べながら、うなずいたりつぶやいたりする子が大勢いました。人により考え方や感じ方が違うことに気づいたり、自分の考えが変わるきっかけになったりと、学びが深まった様子が随所に見られました。


 最後に、葛藤する子どもたちに対して教師は『義男さんはどんな立場だったの?』と発問をしました。ここでも子どもたちのたくさんのつぶやきやリアクションが・・・。まさに、自分事として真剣に学んでいたからこその表れです。今一度「時計係」であった義男の立場になって考えてみることで、きまりを守ることの大切さとともに、場合によってそれを実行することが難しいときもあるということを、多くの子が感じ取ることができた授業となりました。

「よさこいソーラン」の練習が始まる!(3・4年)

2020年10月6日 11時04分
4年

 運動会での中学年の表現種目は、「よさこいソーラン」のダンスです。この日(10月6日)は、今年度初めて3・4年合同でダンスの練習を行いました。

 4年生にとっては、この踊りは昨年度の運動会で力強く踊った思い出深いものです。体育館に入ってまず感じたのは、子どもたちが何しろ「楽しそう」なのです。もじもじしたり、手足の動きがだらしなかったりする子が一人もいないのです。合同練習の初日ですので、どちらの足から踏み込むかとか、体がどちらを向いているかとか、そんなことはまだまだそろいませんが、体全体を使って跳ねるように踊ろうとする姿が見ていて気持ちいいものでした。写真からも一端が見て取れるのではないかと思います。
 途中で、小グループになって教え合う活動や、ファミリーグループごとに踊りに見せ合う活動を取り入れて、動きを確認していきましたが、すでにこの1時間の中で、子どもたちの動きは随分上達したように感じました。今後が楽しみです。

こんなところに「地層」が!(6年)

2020年10月6日 10時46分
6年

 今日(10月6日)の1時間目に、6年生は理科「地層」の学習で、学校近くの露頭観察に出かけました。交流センターを抜け、コンビニエンスストアの裏にある道を少し歩いてくと、ある御宅の敷地内に・・・露頭を発見!みんなでしっかりと住民の方にあいさつをしてから、露頭を観察させていただきました。

 まずは、全体をワークシートにスケッチします。「一番下は石ばかりの層だよ!」「上の方は土ばっかりで石がない!」「また上に行くと下と同じ小石の層がある!」子どもたちの声が響きます。実際に石の大きさを定規で測ったり、直接手で感触を確かめたりする子もいます。イラストだけでなく、次の学習に生かすための情報として、大きさや感触も忘れずにメモをとります。


 写真や動画での学習も効果的ですが、”百聞は一見に如かず”。特に理科の学習においての体験学習はとっても大切です。どこの学校でも、近くにこれだけしっかりと地層が見える「露頭」はなかなかないのが現実ですので、向笠小の子どもたちは幸せだなと思いました。

 
 今日『本物』を見たり触ったりした子どもたち。今後、地層はどのようにできたのかを、みんなで考えながら学習を進めていきます。

運動会の練習が始まりました(1・2年)

2020年10月5日 14時53分
2年

 10月24日(土)開催予定の運動会まで3週間を切りました。いよいよ本格的な運動会の練習も始まりました。この日(10月5日)は、1・2年生が体育館に集まり、初めて表現種目の練習を行いました。1・2年生は、テレビアニメ『鬼滅の刃』のオープニングテーマでもある「紅蓮華」に合わせてダンスをします。
 子どもたちは、1・2年の学級担任が事前に準備したダンス動画を視聴することから始めました。「どんなダンスになるんだろう」と興味と不安交じりの表情で、じっとビデオを見ていました。ビデオ視聴後は、少しずつ区切って体を動かしていきます。下の写真のように、指先までピンと伸ばしてきれいに踊ろうとみんな頑張っています。初回から、子どもたちの気持ちが入っているなあと感心しました。これからの成長が楽しみです。

主体的に学んでいく力がつくための校内研修④(6年 図画工作)

2020年9月30日 10時41分
6年

 この日(9月30日)の1時間目に行われたのは、6年生の図画工作です。墨と水だけで自分の発想を広げて半紙に表現するという活動を行いました。今年度から日課表の工夫により設定した60分(45分+15分)授業を活用しました。

 この日を迎えるにあたって、歯ブラシ、綿棒、ストロー、スポンジや綿などといった様々な用具を使ってどんな表現ができるのか試してきました。この日の授業の始めには、表現主題が似ている友達同士でグループを作り、お互いに前の時間に作った作品を見合って技法の良さ等を伝えあいました。このような時間を取ることで、自分の思いは相手にきちんと伝わっているのかを確認することができますし、友達から思わぬヒントをもらうこともできます。

 新たなヒントを得た子どもたちは、再び作品作りに取り掛かりました。ここからは、自分と向き合う時間です。心の思うままに、様々な用具を選びます。押したりはじいたり、水の量を調節したりして、自分の表したい「~な感じ」に近づけていきます。
 作業の様子を見ていると、大胆に墨を落としてできた形から考えていく子や質感を大事にして丁寧に仕上げていく子など、子ども一人ひとりの性格がにじみ出てきます。



 60分でもまだ足りないぐらい、自分の心に向き合い、作品に向き合い、表現活動を楽しみました。友達や先生など、他の人の眼を気にすることなく、自信をもって自分の思いを表現しようとしている子どもたちを見て頼もしささえ感じました。