研修

そばの種まき体験を行う(3年)

2020年8月27日 18時25分
3年

 食農教育の一環として、毎年3年生では「向笠そばを楽しむ会」のボランティアの方々の支援を受けながら、そばを育て、そば打ちをして食するまでの一連の活動をさせていただいています。
 
 この日(8月27日)は、学校から20分程度歩いたところにある畑に行き、そばの種まきの仕方を教わりました。「向笠そばを楽しむ会」の方々は、この日に備え、事前に除草作業や土寄せ作業などに加え、種まきしやすいように一人分の間隔を取れるようにとくい打ちまでやってくれていました。

 
 初めて種まきを行う子どもがほとんどだったので、ボランティアの方々が丁寧に声を掛けてくれました。そのおかげで、「最初は何も分からなかったけれど、いろいろ教えてもらったおかげで楽しく作業を行うことができた」という感想を話した子どももいました。


 今後、この畑では10月下旬に刈り取りを行うことになっているのですが、畑まで遠いだろうということで、そばの成長を観察できるように学校の花壇にも植えるための種もいただきました。子どもたちは生き生きと作業を行うことができました。

授業改善に向けた新たな取組(3年と6年の算数の授業から)

2020年8月27日 18時04分
6年

 この夏の校内研修において、子どもたち自身がめあてを持ち、友達と協働して学びを深めるようになるためにどうしたら良いかを話し合いました。「教師が指導する場面を厳選する」「子どもたちに任せる場面も必要」「授業の最後では次時のめあてにつながるような振り返りをさせたい」など活発な意見がでました。

 2学期が始まり、早速、授業改善に向けた新たな取組が始まっています。今日は、3年生と6年生の算数の授業の一端を紹介します。

 3年生の算数では、「長さを測るには何を使えば便利か」というめあてのもと、教室のいろいろな場所を2人組になって計測し始めました。その際に、長さの予想を立てさせた後、実際に巻き尺を使ってその違いをノートに取っていました。ペアになった子ども同士で、どうやればうまく測れるかを話し合いながら真剣に取り組む姿が見られました。授業の終わりには、学級担任から「振り返りの仕方をちょっと変えるよ。まずできたこと、できなかったことを1文で書きます。次に、だから次の時間は~をしたいという文をつなげます。」と説明がありました。子どもたちは、しっかりとめあてをもって自分たちで主体的に活動していたため、振り返りもスムーズに書けていました。

 

 6年生の算数では、起こりうる場合のうち、「重なりを消す場合と重なりを消さない場合の違いを考える」という活動を行っていました。グループで話し合ったことをお互いに出し合い、全体でまとめるという場面で、教科係の子どもが前に出て先生役を始めました。学級担任は教室の横にいて一人ひとりの子どもの姿を見ています。「よく分からない」という小さなつぶやきを見過ごさずに、司会の子どもに「分からない子がいるから、分かっている子にもう一度説明させてあげて」などと声を掛けます。このように先生役の子どもを立てることで、子どもたちは自分たちで授業を進めているという思いが強くなるし、学級担任は以前よりも子ども一人ひとりのことがよく見えるようになったようです。

ごみ収集車(パッカー車)見学と積み込み体験を!(4年 社会科)

2020年8月4日 12時15分
4年

 4年生の社会科では、人々の健康や生活環境を支える事業について幾つか学習を行います。その中で、廃棄物を処理する事業についても、その処理方法や資源の有効活用に向けた工夫等について学習します。

 例年であれば、磐田市クリーンセンター(磐田市刑部島)に見学に行き、ゴミ収集の仕組みやリサイクルについて調査活動を行っていますが、今年度は感染症予防の観点からそれもかないませんでした。そこで、地元の廃棄物処理業者である「有限会社 大橋商事」さんに依頼して出前講座を実施していただきました。

 
 大橋商事さんには、実際に学校までごみ収集車(パッカー車)を持ってきていただき、子どもたちにその大きさはもとより、ごみ収集車の仕組みも教えていただきました。子どもたちは実際に段ボールをパッカー車に積み込む作業を体験し、思った以上にたくさんのゴミが積み込めることに驚いていました。さらに、車両に投入したゴミを自動的に荷箱へ押し込み圧縮する仕組みを見ることもできました。車両には緊急停止ボタンが何箇所かついていることも初めて知りました。


 子どもたちへの講話の中で、「地域とのかかわりを大切にしている」「地域のことが好きだからこの仕事をやっている」との言葉を聴くことができ、この仕事に情熱をもって取り組んでいることも、子どもたちの心に深く刻まれた様子でした。

水の中で自らの命を守るために(4年 体育)

2020年7月30日 15時20分
4年

 水泳運動の授業において、「安全確保につなげるための方法を身につける」ことは大きな目的の一つとなっています。
 本日(7月30日)は、4年生の体育で着衣泳を行いました。まず洋服を着て水の中に入った時の感触を確かめました。「すごく重い」「何だか気持ち悪い」と思い思いに声を出していました。次に、洋服を着たまま歩いてみたり浮いてみたりすることで、自分の体が自由にならないことも確かめました。

 いよいよ、洋服を着たまま泳ぎます。担当教諭は「どうやったら長く、楽に泳げるのか、考えてみよう」と投げかけました。子どもたちは、いろいろな泳ぎ方を確かめながら自分なりに考えていました。「平泳ぎや背泳ぎは泳ぎやすかった」「逆にクロールだと前に進まなかった」など感想を話していました。

 これらのことが分かった後、担当教諭が「では、水の中で洋服を脱いでごらん」と投げかけると子どもたちは何とか体から洋服を引きはがそうとしましたが、なかなかうまくいきません。子どもたちからは「洋服を脱ぐことはできたんだけど、逆に寒く感じるよ。」などの感想が聞かれました。担当教諭はそういったつぶやきを拾いながら「そうだね。万が一、水の中に溺れてしまったら、無理に服を脱ごうとしてもいいことはないね。」などと話していました。

 水の中での安全確保を図るために、助けが来るまで、慌てて洋服などを脱ぐのではなく、長く楽に浮いている方法を取ればよいことを順序立てて理解することができた様子でした。

「ひっかきアート」で夏をイメージ(2年 図画工作)

2020年7月29日 17時10分
2年

 教室を覗くと、子どもたちが手を真っ黒にして(中には顔まで黒くして)夢中になって「ひっかきアート」に取り組んでいました。「ひっかきアート」とは、①画用紙にいろんな色のクレヨンで塗る。②その上から黒いクレヨンで塗りつぶす。③竹串で思い思いにひっかく。 の3段階の作業で絵を完成させるものです。


 夏をイメージするものを思い思いに描いたのですが、どれ一つとして同じものはないのです。花火やカブトムシを描く子もいれば、かき氷を食べているところを描く子もいて、中には人魚をイメージするなど、発想は大変豊かだなあと感じました。
 完成された作品は廊下に掲示しました。夏真っ盛りです…

産業用ドローンによる薬剤散布を知る(5年 総合)

2020年7月29日 13時54分
5年

 これまで5年生は、米作りについて地域在住の松野さんに様々なことを教えていただいています。この日(7月29日)は、害虫駆除等の方法として、産業用ドローンによる薬剤散布というやり方があるということを見せてもらいました。

 子どもたちは、事前に「どれぐらいの薬をまくのか」「ドローンはどれぐらいの値段がかかるのか」など様々な質問を考えており、それを順番に松野さんに聞いていきました。中には「僕もドローンを動かしてみたい」と興味津々でお願いする一幕もありましたが、松野さんからは「このドローンを使用するにあたり、農林水産省に許可をもらう必要があります。だから、許可を得ていないみんなに勝手に運転させるわけにはいかないんだよ。」と優しく教えてくれました。


 その後、松野さんが実際にドローンを運転して田んぼに薬剤を散布する様子を見せてくれました。子どもたちからは「おお、すごい」「迫力がある」などの声が上がりました。最後に、「ドローンってどれぐらいの重さがあるの?」と質問した子に対して、「じゃあ、順番に2人組になって持ってみていいよ。」と言っていただきました。
 松野さんには、子どもたちからの要望に、できる範囲の中で最大限答えていただき、子どもたちにとっても様々なことを感じることができたようでした。

遊び方に工夫が見られます!(1年 生活)

2020年7月20日 12時52分
1年

 まだ梅雨は明けないようですが、本日は晴れ間ものぞき、木々の緑も眩しいくらいです。まさに、水遊びには絶好の日となりました。

 1年生は「いろいろな方法で水遊びをしよう」というめあてで、遊び方を考えてきました。色水を作る、水を掛け合う、的あてをする、シャボン玉をつくる・・など様々なアイディアが出てきました。

 
 シャボン玉は、うちわの骨を活用して、一度にたくさんのものを空に飛ばしていました。的あてでは、大きなビニルに直接マジックで的を書くだけでなく、段ボールに的を書いておきそれをビニル袋で包むといった工夫をしている子もいました。




 
 水かけも、お互いに掛け合うだけでなく、どうすればお互いに楽しめるのかを考えている様子でした。教師が教えるだけでなく、子ども自身で考え、遊びながら友達同士でより良いものにしていくという姿が見られ、子どもたちは本当に楽しそうでした。

ファミリーウォークラリーの目的地を決めるために(6年 総合)

2020年7月17日 16時51分
6年

 今年度、異学年交流の機会を充実させようと新たに年間行事計画の中に入れたのが、11月21日(土)実施予定の「ファミリーウォークラリー」です。6年生は今、目的地を決めるために奮闘しています。

 先日の7月7日と14日の2回に分けて、2台のしっぺいバスに乗り込み、候補地となりうる場所に行ってみました。実際に自分たちの目で確認し話を聴くことで、下級生たちを連れていって有意義な時間を過ごせるかを、子どもたち自身で考えました。

 
 今日(7月17日)は、何人かが職員室に来て、目的地にしたいところに電話をかけました。事前に電話で確認する内容をワークシートにまとめておき、それをもとに、緊張しながら「11月21日に伺うことは可能ですか」「体験させていただけますか」などと丁寧に聞いていました。


 目的地を自分たちで決め、アポ取りまで行うのは、試行錯誤しながら一歩一歩進んでいくような地道な取組です。しかし、こういった活動を通して、子どもたちはコミュニケーションスキルを養い、自信をつけていくことと思っています。

「もう1回やりたい」「意外と進む」(4年 水泳)

2020年7月16日 12時10分
4年

 
 梅雨の晴れ間で、本当に気持ちの良いプール日和になりました。冒頭の言葉は、プールの中での子どもたちのつぶやきを拾いました。この日(7月16日)も中野直子氏に来校していただき、子どもたちに指導をしていただきました。ここでは、4年生への指導の様子をレポートします。

 本日は、静岡県「体育実技指導協力者派遣事業」の一環として来られているので、県教育委員会健康体育課の方も一緒に来訪されました。県教委の方は、子どもたちの様子を見て「授業に向かう目や言葉などから、この学校の子どもたちは心がきれいだと感じました」と言ってくださいました。
 7月9日に体育館で指導していただいたクロールと平泳ぎの泳法を、今日は実際に水の中で確認するという作業でした。クロールでは、ストリームラインを意識させ、「自分の手が頭のどこにあるか意識するんだよ」「プールの底をちゃんと見るんだよ」と指導してくれました。子どもたちは「私は、ちゃんとできてる?」と中野氏に確認し、早く上手になりたいという意欲を見せました。


 
 平泳ぎでは、足のどこに水が当たっているのかを意識させました。中野氏は、一人ひとりの足に触れながら、足の形を丁寧に教えてくれました。ちゃんとした姿勢で泳げば、速く進むことができることを実感できた様子でした。