地域の図書ボランティア“どんぐり”のみなさんによる読み聞かせが、この日、本年度の最終日となりました。毎回、学年に応じた興味深い本を選んでくださり、向笠っ子は毎回、楽しみにしていました。また、挿絵から人物の動きを想像したり、耳に入ってくる文章から挿絵以外の様子を思い浮かべたり、気に入った本を自分でも借りてもう一度読んでみたりといった良い表れにもつながりました。読書のすばらしさを子供たちに伝えてくださった“どんぐり”のみなさん、ありがとうございました。

本校では今週「ふわふわ言葉週間」を設定しています。向笠っ子みんなが笑顔で生活し、さらに仲良くなれるように「感謝の言葉」「優しい言葉」「励ます言葉」「あいさつ」の４つの“ふわふわ言葉”を積極的に使おうと、ハッピースマイル委員会が朝や給食時などに呼び掛けています。また、言われてうれしかった言葉を葉の形の紙に書き、全校で「ふわふわ言葉の木」を作り上げていこうという活動も行っています。「ありがとう」「手伝うよ」「大丈夫？」など、普段から校内でたくさん聞こえてくる言葉が、より温かく感じられます。

　向笠小、大藤小、岩田小の４年生が、観音山少年自然の家において交流会を行いました。子供たちは、令和８年度開校の向陽学府一体校で一緒に学校生活を送ることに向けて、「友達の輪を広げよう」「互いの学校の良さを知ろう」というめあてをもって活動しました。レクリエーションや学校紹介クイズなどで緊張もほぐれ、その後の昼食やハイキングのときには、自然と３小学校の子供たちが交流している姿が見られました。来年度は、１泊２日の自然体験教室でさらに交流を深めます。

　年間に２回設定している読書週間のような期間に限らず、普段から図書室を利用する習慣がついている向笠っ子はたくさんいます。この日の昼休みも、様々な学年の子たちが各自の目的をもって、図書室を訪れていました。好きなジャンルの本を借りにきた子や読み終えた本を返しにきた子、それに優しく対応する高学年の本と友達委員会、授業で使いたい本を探しに来た子、その子と一緒に本を探してあげる子など。そして、室内の畳コーナーでは、委員会児童による読み聞かせも行われていました。図書室は読書好きな向笠っ子たちのコミュニティとなっています。