校長室から

ちょっとした心遣いが心に響く(校長室から)

2021年3月5日 10時56分
保護者向けの話


 6年生の修学旅行は、感染症蔓延による緊急事態宣言も一部発令されている中で、宿泊に不安を感じる子どもや保護者も相当数いたことから、2日間に分けて、学校発着で旅行を楽しみました。そんな中、6年生のいない教室をふと覗いてみると、黒板いっぱいに何やら書いています。よく見ると、「おかえり」「感想聞かせてね」などの文字がたくさん書かれています。5年生が心を込めて書いてくれたことがすぐに分かり、私まで温かな気持ちになりました。

 次に木を伐採してくださった地域の業者の方の心遣いも嬉しいものでした。以前、地域の方から「とんぼランドの中で、朽ちてしまっている木があるよ」とのご指摘を受けました。とても大きな木だったので、地域の業者さんに伐採の依頼をすることにしました。
 作業の途中で、「どれぐらいの高さで切っておきましょうか?」と聴いてくださったのですが、私は最初、どのような意味合いで質問をしてくださっているのか、よく分かりませんでした。すると、「地面すれすれに切ることもできますが、そうすると木に気づかずに足を取られてしまう子どもがいるかもしれません。だから、逆に子どもたちが座れるような高さで切った方が良いように思うのですが・・。」との提案でした。
 こうやって、子どもたちの安全のために細かな配慮をしてくださって作業をしてくださっていることに感謝の気持ちでいっぱいになりました。