校長室から

学校評価(期末)の保護者意見を拝見して・・①(校長室から)

2020年12月10日 10時48分
保護者向けの話

 先日、ホームページにおいて、学校評価(期末)各項目における肯定値の推移をお知らせしました。本評価には保護者の皆様に文章記述していただける欄も設けてあります。
 実に多くの方から様々な御意見をいただきましたので、今回はその一部を紹介するとともに私なりの感想を綴ってみたいと思います。ただし、来年度どうするのかといった具体的な内容については、今後、全職員で協議を重ねて決定していくものでありますので、ご了承ください。

1 はじめに
 書いていただいたアンケート用紙をすべて拝見させていただきました。
 「安全な学校生活ができていることにありがとうございます」「コロナで例年と違うことの多い中、できるだけいつも通りの学校生活を送れるようにご配慮いただいた」「創意工夫をもって充実した生活を送らせていただいていることをありがたく思う」「いろいろ工夫を凝らし学校行事を行う方向で考えてくださったことに心から感謝」など、「感謝しています」「ありがとうございます」といった温かな言葉を予想以上にたくさん書いていただいたことに嬉しさと安堵感を覚えました。

 いつも以上に職員との対話を重ね、私自身も「この判断で本当に正しかったのか」と自問自答しながら手探り状態の毎日の2学期でしたので、前述の言葉が何よりホッとします。


2 ファミリー活動について
 「今年度は、学校のグランドデザインにもあるように、特にファミリー活動が印象強い」との言葉を書いていただいた方もいますが、実に多くの方が異学年交流、ファミリー活動についてコメントを寄せていただいています。

 週3回の15分間のファミリータイムを始め、学校行事に異学年交流の要素を取り入れた活動等を総称して「ファミリー活動」と呼んでいます。

 「向笠小の小規模という特徴を生かしたとても良い活動だと思うので今後も続けてほしい」「異学年交流は向笠小(小規模校)ならではで、すごく強みであるなと思う」「ファミリーグループを4つにしたので1つの人数が増え、より活動しやすくなっているように感じる」「学校行事やファミリー活動がとても充実している。学年関係なく、仲良く遊べるのはとても良い」「学校行事やファミリー活動を通して、異学年との交流もでき、小規模校の強みを生かした教育をしていただいていると思う。子どもにもいい刺激になっている。」「一クラスの人数が少ないため、異学年交流はとても良いと思う。どんどん活動していただきたい」など、多くの方が肯定的な受け止めをしていただいていることが分かります。

 中には、「上級生と普段関わらなくても下校で一緒になれば遊んで帰ってきたなど、上の子が下の子を見届けたりもしっかりできている」「小規模校で他学年との交流がたくさんあり仲が良いのが伝わる。向笠小の強みだと思う。」「異学年交流ができるファミリー活動は本人も楽しんでいる。向笠小の上級生は優しく面倒見が多い児童が多いのでありがたい。」など、子どもの姿として良い表れをとらえていただいた方もいます。私は、このファミリー活動を「低学年は高学年をロールモデルとしてあこがれを抱きながら成長し、高学年は低学年から認められ自己肯定感を高めるとともに、思いやりを学ぶ機会」ととらえており、具体的には、異学年の子ども同士が一緒に遊ぶだけでなく、低学年の子どもが自然に高学年の子どもに相談する姿まで期待しています。