校長室から

たくさんの「運動会の感想」に感謝です!(校長室から)

2020年11月10日 17時14分
保護者向けの話

1 はじめに
 コロナ禍における運動会の開催は、私たちにとって大きな試練だったようにも思えますが、その分、職員で協議する機会も多く、職員間のまとまりも強くなってきたように思います。そのような職員側の動きもきちんと見ていてくださったようで、「先生方のサポートと全体が一つにまとまった感じが良かった。」「先生方が運動会を通して子どもたちに良い学びと思い出をと全力でサポートしてくださっているのを感じた」と書いてくださった方もいて、嬉しく思います。
 それにしても、実に多くの保護者の方から、運動会を開催したことに対する感謝の言葉をいただきました。特段の入場制限をかけなかったこと、半日開催とは言いながら大きな規模縮小をしなかったことなど、どの学校でもできることではないと思っています。向笠小だから、この地域で実施する運動会だからこそできたことだと思っています。

2 運動会を実施することの大切さ
 私たちは、これまでホームページや学校だより等で、学校行事は単なるお楽しみイベントではないことをお伝えしてきました。運動会という学校行事を通じて、子どもたちは大きく成長すると信じて、努力を続けてきました。保護者の方々から、「毎日、運動会の競技や演技、準備の話題に事欠かず、どけだけ子どもたちが楽しみにしているのかがひしひしと伝わってきた」「子どもたちの必死な表情や助け合う行動を見て、開催できたことは将来必ず意味のあるものになると考える」「何より子どもが生き生きとダンスの練習をしたり、運動会を楽しみに過ごしている様子を見て、行事の大切さを実感した」などの言葉をいただきました。私たちの学校行事にかける思いは保護者の皆様に十分に通じていることが分かり嬉しく思いました。

3 運動会の時期や内容などについて
 多くの保護者から、この時期に運動会を実施できたことに良い評価をいただきました。気温も高くなく、子どもにとって動きやすかったことに加え、参観する側からしてもテントを張らずに見ることができたことが理由として挙げられます。さらに、「短い練習期間だったが、とても完成度が高かった」と書いていただいた方もいましたが、これまでの学習の成果を十分に発揮することができるということも秋に実施する利点と言えます。さらに、半日開催やその内容についても、概ね好評でした。

 とは言っても、少数ながら「来年は春の運動会に戻して」という声もありますし、「半日で終わってしまうのは少し物足りない」という声もあります。私たちは、年間を通じて、いつ、どのような行事を配置すれば、最も子どもたちが育つ環境になるのかを今後、慎重に協議していきます。

4 子ども主体の運動会に
 子どもたちの「やりたい」「挑戦したい」という思いが実現できるような運動会にしたいと考えてきました。これについても、多くの保護者から嬉しい意見をいただきました。一部紹介すると、「異学年でファミリーを組んで自分たちで作っていく運動会はとても意義のあるものだと思った」「生徒が主役と校長先生が言っていた通り、生徒たちが中心でできていた運動会だった」「宣言通り、先生が本当に黒子に徹していて、子どもたちが作り上げたんだなあと、見ていて分かりました。本当、楽しくてかわいくてワクワクして…すてきでした」「応援合戦やソーランの練習についてよく家で話していたので、子どもたちが主体的に取り組めているのかなと思った」「子どもたちが主体となって作り上げた感じがよく出ていたと思う」「司会進行から実況放送など、ほとんどすべてが子どもたちで行われていることに驚いた」などです。

5 今後の検討事項として…
 ファミリー対抗全員リレーや、低・中・高学年での徒競走については、「みんなでフォローしあう全員リレーはすばらしい企画」「全員リレーは皆のやる気が伝わってきてよかった。リレー=速い子だけの考えがほとんどだと思うので良い企画」などの賛成意見が多かった一方で、参観する側からすると「わが子がどこにいるのか分からなかった」「高学年と低学年が一緒に走るのは気の毒」などの意見もありました。

 さらに、撮影エリアが狭かったことや、駐車場が雨でぬかるんでいたことなど、ご迷惑をおかけした点もあったことを知り、本当に申し訳なかったなあと思っています。参観する側にとっても、さらに快適に、そして熱中できる環境を設定できるよう、今後検討していきます。

 最後に、「年々、終了後の片づけを手伝う方が増えています。」と書いていただいた方もいましたが、これについては私たちもありがたく感じているところです。半日参観して、お腹もすいているだろうに、多くの方が残って片づけをやってくださっている姿に、学校は皆さんに支えていただいていろいろな教育活動ができていることを強く感じました。本当にありがとうございました。