校長室から

通信票「かがやき」の家庭欄を読み感謝!(校長室から)

2020年9月10日 13時00分
保護者向けの話

 先日、通信票「かがやき」が全家庭から学校に戻ってきたと報告を受けましたので、保護者の皆様がどのようなことを書いていただいたのか、遅まきながら、私も全員分、拝見させていただきました。

 どの方のものも、とても丁寧な、心のこもったお手紙のようで、読ませていただく中で、心がほっこりしてきました。1学期の子どもの成長を書いていただいたばかりでなく、コロナ禍での対応を含め教師へのねぎらいや「ありがとうございます」などの感謝の言葉も添えていただいている方が多くありました。

 前にも書いたことがありますが、私は学級担任の頃、クラスの保護者に助けられて何とかやれたという思いを持っています。その頃は一生懸命やったつもりでも、今から考えると「こうしておけばよかった」など後悔することもよくあります。そんな拙い取組に対しても、保護者から「ありがとうございます」や「先生の頑張りが嬉しいです」などの励ましの言葉をいただくと、「次はもっと…」とさらにがんばろうという気になったものです。

 私もそうでしたが、自信満々でやっている教師はいないと思うのです。何をやれば確実に子ども一人一人が伸びるのかなど正解めいたものはないわけですから、まさに子どもの表情を見ながら試行錯誤の毎日を過ごしているわけです。特に今年度は、新学習指導要領の本格実施の年で、授業改善をと言っているところに感染症対策が重なりましたから、本校の職員も、それはそれは不安を抱えながらも懸命に取り組んだと思います。通信票についても、評価方法が変わりましたので、随分長い時間をかけて、職員で話し合いを重ねたうえで、どの職員も迷い悩みながら心を込めて作成しました。こういう心持ちのときに、保護者からの励ましは本当に力になったと思います。改めて、感謝申し上げます。

 学校としても、今後とも保護者との連携は密にとっていこうとよく話しています。子どもが良い表れをして担任が嬉しい気持ちになったらそれを保護者に伝えるということもあるでしょうし、逆に担任から見て子どもが心配な表れを見せたら、保護者に「心配しているのですが・・」と相談をかけることもあるでしょう。保護者からも何でも気軽に言いやすい雰囲気ができればいいなと思っています。何か不安なことなどあれば、私で良ければ、いつでも来ていただければと思っています。コーヒーでも飲みながら・・。今後ともよろしくお願いいたします。