2学期が順調にスタートし感じること(校長室から)
2020年9月7日 08時59分 2学期が始まり、1週間余りがたつ。
この間、子どもたちはほとんど欠席がないばかりか、総じて表情が明るい。
この当たり前の日常が、本当はものすごく大変なことでもあり、とても嬉しいことでもある。
先日、このことを校長室で教頭と2人で話していたところ、教頭はこんなふうに話し始めてくれた。
「この学校に来て思うことがあります。この学校は決して規律が厳しいわけでもない。でも秩序がないわけでもない。子どもたち自身が何をしていいのか、何をしてはいけないのかをちゃんと考えることができています。マスクをする、外すにしても、お互いに注意しあっているし、その注意をちゃんと聞いていますね。」
なるほどと思った。全職員で合言葉のように言ってきた、目指す子ども像である「自主」「自治」の姿が体現出来始めているととらえると、これは嬉しいことだ。
「もう一つ、感じることがあります。授業の中で話し合い活動をさせようと思い、子どもたちに指示すると、あまり細かいことを言わなくても、主体的に小グループで話し合いを始め、ホワイトボードにまとめ始めます。すでに子どもたちの中に話し合い活動の方法が根付いているということかもしれません。」
さすがに、本校の教頭である。学校の様相を冷静に分析できており、頼もしい。
学校に来ると、いろんな子がいろんな発言をして、その一つ一つがとてもキラキラしていて、お互いにいろんな発見ができることが楽しい、さらに、言いたいことを言い合えることで心のぬくもりを感じることができる・・子どもたちがこんなふうに感じてくれていればこんなに嬉しいことはない。私は毎日の授業参観で、今はどの学級の子どもたちもこんな気持ちをもってくれているのではないかと感じることができている。手前味噌ながら本校職員を誇らしく思う。
もちろん、今の本校の状態がいいのは、すべての土台である「家庭」が安定しており、子どもたちが安心して学校に足を運ぼうと思えるおかげであり、さらに学校と歩みを一にして、子どもたちを励まし背中を押してくださっている保護者の姿があるのは言うまでもない。
今の状態をさらに進化すべく、私たちもさらに「子どもがより良く育つ環境」を整えるべく、笑顔で子どもたちと向き合っていきたい。