市内での感染者発生の報を受けて考えること(校長室から)
2020年7月27日 10時58分 天気もすっきりとしない中、この連休中には、磐田市内で新型コロナウイルス感染者が発生したとの報道も出されました。さらに市長メッセージとして、「①正確な情報に基づいた冷静な対応をお願いしたいということ、②近隣であっても感染が拡大している地域への不要不急の外出は我慢するとともに感染防止対策を改めてお願いしたいということ、③個人の尊厳を損なうような行動や誹謗中傷に繋がることがないこと」の3点が発せられました。
本校では、5月18日(月)からの学校再開準備週間を含め、現在までほとんど欠席者もなく登校できています。日に日に子どもたちの笑顔も増え、60分授業や補充・発展学習、ファミリータイムなども思った以上に順調に進み、子どもたちは概して意欲をもって一つ一つのことに取り組んでいます。私の切なる願いは、今後もそうした子どもたちの笑顔を途切れさせないことだけです。
そのために、学校においてはこれまで通り感染症対策を進めていきますので、保護者の皆様におかれましても、夏休み期間中においても感染が拡大している地域への不要不急の外出等は避けていただけますようご協力をお願いします。子どもたちを一人たりとも感染させないよう、連携した取組をお願いしたいと思っています。
さらに、2学期には、運動会(10月24日)、ファミリーウォークラリー(11月21日)、持久走記録会(12月3日)といった全校行事に加え、5年生対象の観音山自然体験教室(11月11日~13日)があります。3学期には6年生対象の修学旅行(3月2日~3日)も予定しています。
これまで何度も書いてきましたように、子どもたちの自主性・自治性・たくましさに加え、地域等への貢献の姿勢を育てるうえで、こういった行事をとおした体験活動はなくてはならないものであると考えており、予定通り実施していきたいというのが私の切なる思いです。
ただし、安全性の担保と、子どもたちや保護者の皆さんの安心を得られなければ、実施は難しいとも考えています。そこで、これらの大きな行事を実施するに際して、磐田市から出される対応基準等を参考にすることはもとより、事前にPTA3役を含め、関係役員等には学校の考え等をお諮りして実施の可否並びに実施方法について決定していきたいと考えています。
最後になりますが、これ以上、市内における感染者が増えることがないことを強く願うとともに、どのような状況になろうとも、市長メッセージにもあるように、犯人捜しや誹謗中傷等のない冷静かつ温かな対応ができる向笠小学校でありたいと思っています。