来年度の学校経営構想について(学校運営協議会で説明したこと)
2020年2月25日 09時23分 磐田市学校運営協議会規則第8条に基づき、校長は、学校運営を行う際に、予め基本方針等について学校運営協議会の承認を得ることとされています。
そこで、2月21日(金)に実施された第3回向笠小学校・向笠幼稚園運営協議会「向笠トンボの会」にて、校長から説明した内容を掲載します。
なお、もう少し具体的な内容については、後日、学校だよりにてお伝えします。
11月中旬からの約3か月間、全職員で協議を重ね、子ども(保護者)・職員・地域の3方よしの教育課程が組めたのではないかと考えています。
1 教育課程編成の重点
何を念頭に置いて教育課程編成を行ったかですが、主に①本校の強みを生かす ②学習指導要領等喫緊の教育課題に対応できる ということです。
本校の強みを生かすために、①子ども主体の教育の推進 ②異学年交流の機会のさらなる充実 ③地域を生かし地域貢献する意識を育てる のことの3つを考えました。
さらに喫緊の教育課題に対応するため、子どもも教師も一つのことにじっくり取り組める環境づくりを掲げました。
2 学校教育目標について
次に、学校教育目標についてですが、本年度までの約10年間「瞳 輝く子」としてきました。来年度からこれまで目指してきた姿をさらに進化させ、「瞳を輝かせ、最後までやり遂げる子」とし、「たくましさ」を目指す子ども像として加えました。
3 重点的な取組内容について
さて、ここまでお話ししたことを具現化するための主な取組についてご説明します。時間の関係上、本年度との変更点等を中心にお話しします。
まず、子ども主体の教育を推進するため、探究活動をこれまで以上に重視することに加え、上達することの喜びや学ぶことの楽しさを味わうことが主体的に学ぶ姿勢につながると考え、体育・音楽・学級づくりにおける外部講師を招聘します。
次に異学年交流の機会として、週2回のファミリータイム、2学期に「ファミリーウォークラリー」を新たに入れ、1学期の「運動会」3学期の「かがやきフェスタ」とともに行事を通して異学年のかかわりを設けました(R2行事予定図.pdf参照)。さらに清掃だけでなく、給食も異学年で食べることとします。
最後に、子どもも教師も一つのことにじっくり取り組める環境づくりとして、日課表の工夫を行い(R2日課表.pdf参照)、60分授業を週3回行います。主に、準備や片付けが必要な教科において、3分の1単位時間をうまく組み合わせることで、子どもの活動時間を十分に確保することとしました。さらに、火曜日6校時を「補充・発展学習」の時間と位置づけました。すべての子どもが最低規準の学習内容をマスターするために、「分からない」「できない」子どもを「分かる」「できる」状況まで高めるよう個に応じた学習支援を行うとともに、発展的学習を行いたいと希望する子どもたちに対してもその場を提供することとします。