校長室から

5年生国語「すいせんします」スピーチを参観して(校長室から)

2020年2月18日 16時45分
子どもたちへのお話

 先日、5年生担任から私に「国語の授業で、自分が良いと思う人やものを他の人に推薦する文章を考え、最後はスピーチするということを行っています。ある男の子が校長先生を推薦したいと言っています。ついては、スピーチの際に使用する写真を撮りに行かせてもよいでしょうか。」という旨の話がありました。もちろん断る理由もなく、すぐに男の子がカメラを持って校長室に来ました。帰り際に「じゃあ、スピーチをやる日が決まったら教えてね。聴きに行くから。」とお願いしたら、「はい」と気持ちの良い返事をしてくれました。

 そのようなことがあり、本日(2月18日)の第5校時に、5年生の国語の授業を参観しました。私を推薦してくれた男の子の発表だけでなく、全員のスピーチをじっくりと聴かせてもらいました。これまで何時間もかけて準備したことがよく分かる、大変聴きごたえのあるものでした。
 まず「○○を推薦します」と結論を述べた後に、その理由を簡潔に2つから4つ程度にまとめて分かりやすく説明していました。推薦するものは様々で、本校職員や向笠小を推薦する子もいれば、スポーツ選手や好きな本、道具などを推薦する子もいました。推薦理由もどれも納得できるものばかりでした。さらに、理由を効果づけるために写真を利用したり、スピーチの最後に「皆さんも○○してみませんか」と聴き手を引き込む工夫をしたりしていました。
 スピーチを聴く態度もすばらしく、話しやすい雰囲気を醸し出しており、子どもたちの成長を感じることができました。






 
 最後に私を推薦してくれた男の子は、その推薦理由を「毎朝、掃除をしながら挨拶をしてくれる。明るく面白い。低学年と遊んで優しい。」と言ってくれました。気恥ずかしい思いをしましたが、いくつになっても褒められるというのは悪い気はしないものです。私を推薦してくれた男の子がいたことも嬉しかったですし、全員の質の高いスピーチを聴く時間はとても心地よいものでした。