研修

モーターサイクル製造に携わる人々の工夫を知る(5年 社会)

2020年11月20日 12時24分
5年

5年生の社会科では、日本の工業生産について、「製造の工程や優れた技術に着目して、工業生産に関わる人々の工夫や努力を知る」ことが目標の一つとされています。そこで、これまで自動車生産を中心に学習を進めてきましたが、やはり「百聞は一見に如かず」で工場見学を実施して、これまで学習してきたことを確かめたいということになりました。

 コロナ禍の中で、磐田市に本社工場をもつヤマハ発動機さんが工場見学を受け入れてくださったため、この日(11月19日)は、5年生全員でしっぺいバスに乗って見学させていただきました。

 工場内に入った子どもたちは、すぐに働きやすい環境の工夫に目が留まりました。働く人が腰をかがめたり伸ばしたりしなくてもよいように、足元に段差をつけて一定の姿勢で作業しやすいようになっていました。さらに、ラインで部品が流れてきて、それをロボットが組み立てていく様子も見られ驚いていました。これまで学習した四輪の生産と比較しながら、共通点や相違点も見つけることもできていました。
 
 さらに、コミュニケーションプラザ(ショールーム)で、モーターサイクルの歴史が分かる展示物を見させてもらったり、様々な体験をさせてもらうことで、技術の進歩を目の当たりにすることができました。


 子どもたちは、「1台につき、どれくらいの部品が使われていますか?」「この工場では何人が働いているのですか?」など、積極的にヤマハの社員さんに質問する姿も見られました。中でも、製造過程において気を付けていることやどんな気持ちで働いているのか等の質問に対して、「どの工程も手を抜けない大事なものです。私たちは皆さんに安全で楽しく乗ってもらうために、心を込めて正確に作っています。」との回答をもらい、バイクが好き、ヤマハが好き、機械が好き・・という社員さんたちの熱い思いに触れることができました。