研修

昔の機械を使って、そばの脱穀作業を体験(3年)

2020年11月19日 10時58分
3年

 3年生が8月下旬に種まきをした「そば」も、もう脱穀の季節になりました。この日(11月19日)は、「向笠そばを楽しむ会」の方9名の支援を受け、昔の機械を使った脱穀作業を体験させていただきました。昨日、「向笠そばを楽しむ会」の方々は、体育館の東側に集まり、今日の日に向けて種が飛ばないようにビニルシートを敷いたり、作業をしやすいように機械を並べたりと、多くの時間をかけて準備を進めてくださいました。
<全体風景>

 この日の最初の作業は、「足踏み脱穀機」による選別作業からです。この足踏み脱穀機は、鉄製の歯を植えたドラム缶みたいな形をしたものを回転させ実を取り出すものになります。足を動かしながら歯の上でそばを動かすのは、子どもたちにとってなかなか難しい作業です。楽しむ会の方々が優しく手伝ってくれます。

 次に、脱穀機から出てきた実を、さらに選別するため、細目のふるいでより分ける作業が続きます。子どもたちの表情は真剣そのものです。


 最後に「唐箕(とうみ)」という機械で、さらなる選別作業に入ります。これは、ゴミ、実の入っていない殻。枯草など吹き飛ばし、ソバの実とそれらをより分ける作業になります。

 普段、家庭で食するそばも、このような工程を経ていることを身をもって知るだけでも、大きな経験になります。来週には、いよいよ「製粉」作業になります。地域の方々のおかげで、こういった体験ができる本校の児童は幸せだなと感じるとともに、子どもたちには多くのことを感じ取ってもらいたいと願っています。