研修

新型コロナウイルス感染症による「負のスパイラル」を断ち切るために

2020年5月20日 12時11分
6年

 本校では、今週から「学校再開準備週間」ということで全校での登校をスタートさせています。昨日までは2時間ずつ、本日から金曜日までは1日3時間ずつ授業を実施しています。
 
 本日(5月20日)、6年生は学級活動において、日本赤十字社作成の資料を活用して新型コロナウイルス感染症による「負のスパイラル」を断ち切るために何をすべきかを話し合いました。
 資料によると、第1の感染症である「病気」だけでなく、このウイルスは目に見えず分からないことも多いため、多くの人に「不安」を感じさせてしまう、これが第2の感染症です。さらにこの不安な気持ちは「差別・偏見」を生んでしまう、これが第3の感染症というわけです。
 負のスパイラルというのは、差別や偏見が横行する世の中になると、逆に差別されるのを恐れるあまり、受診をためらい、結果的に病気にかかってしまうということです。

 
 これらの資料をもとに、子どもたちは自分にできることを真剣に考えていました。「うつらない」「うつさない」ためにできることについては多くの子が発表できていましたが、「不安」や「差別・偏見」への対応については難しいようでした。本日の授業をきっかけに子どもたちがこういったことまで意識できるようになるといいなと思っています。