第2学期 終業式の話
2023年12月22日 13時00分 2学期は1年の中で一番長く、今日まで81日ありました。向笠っ子のスローガン「みんな仲よく みんな笑顔で みんなかがやく向笠っ子」という学校生活ができましたか。
2学期には、運動会、社会科見学やまち探検、観音山自然体験教室、修学旅行、持久走記録会などたくさんの行事がありました。81日もあったので、勉強もたくさんしました。向笠っ子は、授業の始めに「お願いします」と気持ちの良い挨拶をして、授業を始めていますね。この2学期に何回ぐらい「お願いします」の挨拶をしたでしょう。1年生はおよそ350回、2年生はおよそ380回、3年生はおよそ400回、4・5・6年生はおよそ420回です。
授業の始めの「お願いします」は、どういう意味なのでしょう。校長先生は、「先生、私たちに勉強を教えてください。お願いします。」ということではないと思っています。「今から、この教室のみんなですばらしい授業をして、一人一人の勉強の力を伸ばそう。みんな、よろしくお願いします。」ということだと思っています。“教室のみんな”は誰ですか。友達、先生、ファミリー活動の時には上級生や下級生。時には地域のみなさんや会社やお店の方など。まだまだあります。教科書やノート、鉛筆や消しゴム、タブレットやテレビ、机や椅子・・・。そういうものも、一緒に授業をつくり上げる大切な仲間です。「お互いの意見が違う時には、それぞれの考えをよく聞いて、話し合おうね。お願いします。」「あなたのやり方がいいなと思ったら、参考にさせてもらうね。お願いします。」といった気持ちも入っているでしょう。
先生たちは「はじめは先生が教えるけれど、それを覚えたらどんどん自分からチャレンジしてね。お願いしますね。」ということも思っています。一人一人が自分で学習のめあてを決めて自分の力で学習していく、1つのことができたらその次、またその次と自分から取り組んでいく、そのような向笠っ子になってほしいと思っています。
この2学期、向笠っ子の頑張りでつくり上げた、すばらしい授業や行事がたくさんありました。今日、担任の先生から渡される通信票「かがやき」には、みなさんがこの2学期に頑張ったことが詰まっています。家に帰ったらおうちの人と一緒に見て2学期を振り返り、お話をたくさんしてください。
さて、いよいよ明日から17日間の冬休みになります。すばらしい冬休みにするために、先生たちと3つの約束をしましょう。夏休みの約束と同じです。1つ目「自分の命や健康を大切にします」。交通事故やけが・病気には十分気を付けましょう。2つ目「家のお手伝いをします」。家の中で自分がやる“仕事”を決めて、家族の一員として責任を果たしましょう。3つ目「いろいろなことに挑戦します」。初めてのことや、いつもは時間がなくて少ししかできないことにチャレンジして、自分の力を伸ばしましょう。これらの約束を守って、「やさしさ」「自分から」「考え出す」という3つの輝きがたくさん見られる冬休みにしましょう。3学期の始業式の日に、元気な向笠っ子のみんなとまた会えるのを楽しみにしています。