歴史のロマンを感じて…(6年 社会科)
2021年6月18日 10時12分 この日(6月16日)の2~4時間目に、6年生はしっぺいバスを利用して、市内歴史探訪に出かけました。先日(11日)行った、文化財課の職員をお招きしての歴史訪問授業に続く学習です。
まず最初に向かったのは、市立図書館に隣接する「埋蔵文化財センター」です。全員初めて訪れるとあって、出発前からワクワク気分。訪問授業の講師であった詰石さんが、外で到着を待っていてくれました。
最初に2階の研修室に上がり、遠州国分寺のCG動画を視聴。次に訪れる「遠州国分寺跡」の予習をします。七重の塔、朱色の大きな金堂…。CGによるイメージ動画ではあるものの、1000年以上も前に、磐田にこのような建造物があったことに、驚きの声が上がります。
視聴が終わると、いよいよ楽しみにしていたセンター展示品の見学です。何といっても一番見たかったのは、新豊院山古墳から出土した『三角縁神獣鏡』です。本物を初めて見た子どもたち。「これが静岡県で9枚発見されて、そのうち磐田市で5枚かぁ…。」と感慨深げに見ている子、市内から出土した数多くの埋蔵文化財を、一つ一つ時間をかけて見学をしている子、権現山古墳から出土した鉄鏃(てつぞく)を食い入るように見ている子…。どの子も真剣なまなざしでした。
次は「遠州国分寺跡」の見学です。予習したCG動画のように、みんなで南門から馬に乗ってのイメージで入場し、そのまま七重の塔があった場所へ進みます。心柱を支えていた巨石に驚き、周りに落ちていた当時の本物の瓦(破片)の発見で、さらにびっくりの子どもたち!その後は、またたく間に「瓦探し大会」になりました。約10分間に探し出した瓦の破片は50個以上。もちろん持ち帰りは厳禁。欲しそうな子どもも大勢いましたが、そこはさすがの6年生。詰石さんにしっかりとお渡ししました。
続いて、銚子塚古墳と新豊院山古墳にも訪れました。あいにくの雨で古墳に登ったり周囲を歩いたりすることはできませんでしたが、外観の見学や、詰石さんのお話で、しっかりと学びを深めました。
磐田市の歴史を、自分たちの目と耳で確かめることができた歴史探訪。短い時間でしたが、歴史のロマンを感じながらの、素敵な時間となりました。