お茶を生産している方にインタビュー(3年 社会)
2020年9月7日 12時09分 3年生の社会科では、地域にみられる生産や販売の仕事について、様々な工夫や努力があることを学習します。この日(9月7日)は、地元でお茶の生産を営んでいる青島製茶工場の青島さんを講師に迎えました。
本来であれば、子どもたちがバスで同工場の見学を実施させていただく予定でしたが、あいにくの天候となったため、急遽、学校に来ていただけることになりました。3年生の社会を担当する教諭が主に授業を進め、青島さんには子どもたちの質問に答えていただくような授業スタイルになりました。
本来であれば、子どもたちがバスで同工場の見学を実施させていただく予定でしたが、あいにくの天候となったため、急遽、学校に来ていただけることになりました。3年生の社会を担当する教諭が主に授業を進め、青島さんには子どもたちの質問に答えていただくような授業スタイルになりました。
青島さんは、各グループにいきわたるように、お茶の葉を持参してきてくれました。子どもたちは、これに触ったり、匂いを嗅いだりして、早速感想や質問をぶつけます。
「硬い葉っぱと柔らかい葉っぱがあるのはどうして?」
「種は毎年植えるの?」
「水をまいたりするの?」・・など、質問は多岐にわたります。
青島さんがこれら一つひとつに丁寧に答える中でふと「今年はお茶の出来具合がちょっと心配で・・」ともらしました。今度は、担当教諭がこの言葉を拾い、「なぜ心配なんだと思う?」と子どもたちにさらに考えさせます。こうすることで、気候と密接に結びついた産業であることを意識させます。
子どもたちは、この日を迎えるにあたり、ある程度の学習を済ませ、質問したいことも各自まとめていました。質問は、お茶にかける黒いシートの意味、霜の被害が及ぶことを防ぐ目的で設置される防霜ファンの活用方法、作業時の服装など様々なものでした。
「青島さんは、なぜお茶の仕事を始めようとしたのですか?」という質問に対して、「私たちが始めようと思ったというより親の代からのことなのです。この地域は台地であるため、水が少なく暑さにも強い作物を考えたときにお茶をつくろうとなったわけです。」と、地形との関連性についてもお話ししてくれました。
青島さんは、この日を迎えるにあたって、いろいろな準備をしていただきました。そのおかげで、子どもたちは普段飲んでいるお茶をさらに身近に感じたことでしょう。授業後も、何人かの子どもは青島さんを取り囲み質問する姿が見られました。