水の中で自らの命を守るために(4年 体育)
2020年7月30日 15時20分 水泳運動の授業において、「安全確保につなげるための方法を身につける」ことは大きな目的の一つとなっています。
本日(7月30日)は、4年生の体育で着衣泳を行いました。まず洋服を着て水の中に入った時の感触を確かめました。「すごく重い」「何だか気持ち悪い」と思い思いに声を出していました。次に、洋服を着たまま歩いてみたり浮いてみたりすることで、自分の体が自由にならないことも確かめました。
いよいよ、洋服を着たまま泳ぎます。担当教諭は「どうやったら長く、楽に泳げるのか、考えてみよう」と投げかけました。子どもたちは、いろいろな泳ぎ方を確かめながら自分なりに考えていました。「平泳ぎや背泳ぎは泳ぎやすかった」「逆にクロールだと前に進まなかった」など感想を話していました。
これらのことが分かった後、担当教諭が「では、水の中で洋服を脱いでごらん」と投げかけると子どもたちは何とか体から洋服を引きはがそうとしましたが、なかなかうまくいきません。子どもたちからは「洋服を脱ぐことはできたんだけど、逆に寒く感じるよ。」などの感想が聞かれました。担当教諭はそういったつぶやきを拾いながら「そうだね。万が一、水の中に溺れてしまったら、無理に服を脱ごうとしてもいいことはないね。」などと話していました。
水の中での安全確保を図るために、助けが来るまで、慌てて洋服などを脱ぐのではなく、長く楽に浮いている方法を取ればよいことを順序立てて理解することができた様子でした。