研究授業の様子を紹介します(2年 かけ算)
2019年12月5日 12時17分 本校では、「学びを深めるための対話」を深化・充実させることにより、子どもたちがより「分かった!できた!」と実感できる授業づくりを目指しています。そのため、年間を通じて職員相互に授業を参観しあうことで、授業改善を図る取組を実践しています。
本日(12月5日)は、2年生の算数「かけ算」の授業を主に低学年部の職員が参観しあうという取組を行いました。
2年生では、これまでかけ算九九についての計算の意味や計算の仕方、計算に関して成り立つ性質などについて学習してきました。そこで、本時はかけ算を日常の生活の中でどのように活用していくかということに主眼を置き授業を行いました。めあてや問題は下記の写真のとおりです。
図のチョコレートを1個ずつ数えればいいのですがそれでは時間がかかる、ならば、どうすれば「速く、簡単に、正確に」数えることができるのかを考えました。黒板の横には、学習の流れ(復習→めあて→一人学び→グループ学び→発表→まとめ)が明確に示されているので、子どもたちは次に何をすればよいのかが分かっており、教師が指示しなくてもどんどん子どもたちだけで学習を進めることができていました。
子どもたちは、チョコレートを同じ数ずつのまとまりにすれば簡単にできそうだと気づき、図に書き込んでいきました。なかなか気づくことができない子どもに対しては、教師がそっとヒントを与えるような支援も行っていました。
子どもたちはどの子も前向きに取り組んでいたため、多くの考えが発表され、黒板は子どもの考えでいっぱいになりました。今後、参観した職員で協議を行うことにより、子どもたちが計算を日常生活に生かすためにどのような指導を行うとよいのかを明確にし、今後の授業に生かしていきます。