研修

本校職員を対象に「ピアサポート」研修

2019年11月11日 18時26分
全体

 本日(11月11日)、浜松市教育委員会教育総合支援センターに籍を置く山口健治氏をお迎えして本校職員を対象にピアサポート研修会を開催しました。本校職員に加え、神明中学校の養護教諭や磐田市教育委員会学校教育課の指導主事も参加してくれました。


 山口氏は、スマートフォンなどの普及で子どもたちの社会的スキル(コミュニケーションスキル)は低下傾向にあり、他の子のお世話ができる子も減ってきていることから、何となく学校生活に不安を感じている子どもが増えていると指摘しています。そのうえで、ピア(仲間)・サポート(支援する)活動を、「仲間同士で相互に支えあう活動であり、いじめや不登校を起こりにくくするための予防的な取組のひとつ」と紹介してくれました。
 講義の後の演習では「私のハート」というものを3人1組で行いました。参加者全員にハートが書かれた用紙が配られ、各自、今の自身の心持ちを色や模様で表現しました。その後、1人がなぜこのように表現したのかを説明し、聴いている2人がそれに対して質問し、感想を述べるというものです。最初は少々緊張気味に始まった研修でしたが、演習が進むにつれて、職員は笑顔になり、会話も弾んでいきました。



 この様を山口氏は、「良好なコミュニケーションのサイクル」であると説明をしてくれました。聴いている人が肯定的関心をもって共感してくれる、そうすると話す方も自己肯定感が高まり、もっと話したくなる、つまり聴く人の態度が大切だということです。

 今回の研修会で学んだことを、明日以降の教育活動の中で生かしていき、「人とかかわるっていいものだ」と職員自身が再確認することはもとより、子どもたちにも味わってもらえるような取組を進めていきたいと考えています。