5月職員会議の中で職員に話したこと               

1 運動会の準備に感謝 
○ 遅くまで運動場等の環境整備を進めている先生方の姿、運動会練習の中でお互いにアドバイスしあう子どもの姿、いつもおとなしい子が大きな声で応援する姿を見て、充実した指導・支援が行われていることを感じています。
○ ぜひ、すべての子どもに活躍の機会が与えられるよう声掛けをお願いしたい。小・中学生の頃の私は、運動会が大嫌いでした。小さくて太っていたため、走るのが遅く、「格好悪い」と思っていたのです。今なら一生懸命の姿こそ格好いいことが分かるし、運動会での活躍場所が徒競走だけでないことは分かります。今考えると、もったいないことをしたと思うのです。

2 PTAだより寄稿文に寄せた思い(詳細は、後日配布されるPTAだよりをご覧ください)
○ 「私、先生だけにはなりたくない。」「先生を見てると、先生ってすごく大変そうだから。」と我がクラスの子どもに言われた時の記憶は消えることはありません。
○ その頃の私は、教師としての知識・技能ともに少しはついてきたと思っていたし、校内外からも少しは信頼され仕事を任されるようにもなっていました。でも、今から振り返ると、きっと子どもの前で、自身の忙しさを表情や態度で出していたのだろうと思います。
○ それ以来、子どもが学校にいる間は、精一杯子どもに向き合おうと強く思っています。そして、「あなたたちといる時間は、何よりも楽しい」という気持ちを全身で表現できる教師でありたいとも思っています。

3 来年度に向けて
○ 新学習指導要領が本格実施され、外国語・英語の時数が増加される(年間15~20時間)、教科学習等の中にプログラミング学習が導入される、道徳の教科化による評価のあり方、他教科の変更点への対応など質的にも量的にも変更が余儀なくされます。
○ さらに、陸上大会や水泳大会、音楽発表会が今年度限りでなくなることに伴い、「大会がなくなったから、子どもの体力や音楽的技能が落ちた」となることは避けたいと思います。
○ このように、小学校現場に求められることは山積しています。これに対応するために、行事や会議の精選や改革など思い切ったことを考えていく必要があります。それぞれの立場から英知を絞り出してほしい。

4 学校HPの充実にかける思い
○ もはや、学校だけで子どもの教育を実施することは難しいことは周知のとおりです。磐田市では新時代に対応する新たな学校づくりとして「多機能型学校」を提唱しています。
○ 本校においても、保護者や地域の方々の協力は、なくてはならないものです。協力してもらうならば、まずは学校の思いややろうとしていることを理解してもらわねばと強く思います。
○ 良いことも悪いことも、きちんと保護者や地域の方々に知ってもらうためのツールとしてホームページは有効であると考えています。


5 昨日の大雨対応
○ 我々がまず考えなければならなのは、子どもの安全・安心です。昨日の朝、私は向陽坂を上り、一緒に子どもたちと下りてくればいいかなと甘く考えていました。実際に行ってみると、足のくるぶしより高く水が勢いよく流れている状況を知り、「これでは登校できない」と即座に感じました。
○ 今回の反省から、この地区は「台風等による暴風警報等発表時及び解除時の対応基準」だけで判断するのは危険であること、まず子どもたちに通学させる前に、学校職員が通学路の安全性を確認すること、そのうえで地区の代表者等とも連携を図ることなどが重要なことであることを強く感じました。もちろん、学府の小・中学校との連絡や市教委への報告が必要であることは言うまでもありません。