校長室から

会礼の話(6月1日)

2023年6月1日 16時00分

 今日から6月です。1学期は4月・5月・6月・7月ですから、昨日までの4月・5月が1学期のはじめの半分、今日からの6月・7月は1学期の残りの半分ですね。1学期の「前半」「後半」とも言えますね。そして、今日から6月ですから、今は1学期の真ん中ぐらいのときも言えますね。この、真ん中のときというのは、とても大切なときです。それは、はじめの半分の自分を振り返って、残りの半分にどんなふうに頑張ろうかという、目標を考えるときだからです。4月・5月に頑張ったことがある人は、6月・7月にも、それをもっと頑張ったり、新しいことにチャレンジしたりするのもいいですね。4月・5月にうまくできなかったことがある人は、6月・7月には、ちょっとずつ、だんだんでいいから、少しでもそのことがうまくできるようになるといいですね。
 はじめの半分と残りの半分のことで、校長先生は思い出すことがあります。それは、5月13日(土)のことです。この日、5年生と6年生はジュビロ磐田のサッカーの試合を見に行きましたね。試合のはじめの半分「前半」にジュビロは2点を入れました。2-0で前半が終わって、休憩時間のハーフタイムになりました。きっとジュビロの選手たちは、「勝っているからと油断しないで、後半も頑張ろう!」「見に来てくれたたくさんの小学生のために、もっと点を入れるところを見せてあげよう!」と考えていたと思います。そして、その気持ちのとおり、ジュビロは後半にも2点を取って、合計4-0になりました。しかし、ここから相手も頑張って、2点を返しました。その後も、ジュビロは点を取られそうになる場面が何度もありましたが、なんとかそれ以上は点を取られることなく、結局4-2で勝つことができました。
 もし、真ん中の休憩時間の時に、「2-0だからもう安心。」「今日の試合はきっとこのまま勝てる。」とジュビロの選手が油断してしまい、その後あまり頑張らなかったら、この試合はどんな結果になったでしょうか。もしかしたら、後半のジュビロの2点は入っていなかったかもしれません。2-2の引き分け、あるいは相手がもう1点を取ってジュビロの負け・・・なんていうことになっていたかもしれません。でも、そうはなりませんでした。さすがジュビロ磐田です。
 さあ、みなさんは1学期の残りの半分に、どんなふうに輝く自分を見せたいですか。向笠っ子の一人一人がますますキラリと輝くことを先生たちは楽しみにしています。かがやきカードも楽しみです。