校長室から

2学期始業式の話

2021年8月26日 13時58分

 みなさんおはようございます。

 今日はとっても嬉しいことがありました。それは、夏休み入る前に先生方とした3つの約束のうち、一番大切な「事故にあったり、けがをしたりしない」という約束を守って、みんなが元気に登校できたことです。夏休み中、大きな事故やけがの連絡はありませんでした。本当にうれしく思いました。35日間の夏休みはどうでしたか?今日はオンラインなので、皆さんの顔は見えませんが、朝の登校の様子を見ると、きっと楽しい夏休みがすごせたのではないかと思います。

 夏休みは何といっても、東京オリンピックでしたね。東京オリンピックでは磐田市にとって大きな出来事がありました。磐田市出身の伊藤みまさんと水谷じゅんさんが卓球競技で金メダルを取りました。改めて皆さんで拍手しましょう。コロナ感染症の感染拡大で、オリンピックをやるかやらないか、始まる前からいろんな意見がありました。でも、私は開催できて本当に良かったと思いました。オリンピックの競技に参加した選手のほとんどの人が、テレビのインタビューで、オリンピックを開催してくれた関係者の皆さんやお世話になった人に感謝の言葉を言っていました。

 夏休み中の出来事でもう一つ私の心に残ったことがあります。それは、86日(金)に行われた広島平和記念式典です。式典の中で、小学6年生の大森しゅんすけ君(12)と、長倉なつみさん(12)が平和への誓いを言いました。その中で、2人は「人間の手によって作られた核兵器をなくすのに必要なのは、私たち人間の意思です。私たちの未来に、核兵器は必要ありません。私たちは、互いに認め合う優しい心を持ち続けます。私たちは、相手の思いに寄り添い、笑顔で暮らせる平和な未来を築きます。」と言っていました。

 オリンピックの選手の皆さんが言っていることと、平和記念式典で2人の小学生が話したことに共通することは、オリンピックを開催するために努力した人に対して感謝の気持ちを持つことや自分と他の人との違いを認めて、自分以外の人に対して優しい気持ちを持つことなど、自分以外の人への思いを大切にすることだと感じました。

 今日からいよいよ2学期が始まりました。2学期は運動会をはじめ、多くの行事があります。3つの合言葉で頑張っていきましょう。しかし、皆さんも知っていると思いますが、静岡県にはコロナ感染症に対する緊急事態宣言が出されています。学校生活の中でも、感染症予防を1学期以上にしていかなければいけません。学校生活の中で不自由なこともあると思います。でも、向笠小学校のみんなは1人ではありません、141人のお友達と24人の先生方が元気で活動できるよう、お互いが相手のことを思い、感染症対策をしながら、2学期も一生懸命頑張りましょう。