子どもの「やりたい」が実現する学校に !(職員向けに話したこと)
2019年8月28日 17時17分 夏休みに入り、全職員で本校児童に今必要な力は何か、教師はどのような指導・支援をすべきなのかを話し合いました。詳細はこちら。
このことをもとに、今後の目指すべき学校像を一言で言うならば、「子どものやりたいが実現する学校」ということになるのだろうと考えました。
これは、「言われたこと」を「言われたとおりにやる」だけでは、子どもたちが大人になった時に幸せになることは難しいだろうという思いとともに、自由には責任が伴うということも多くの体験を通して子どもたちに学んでほしいという願いが含まれています。
では、以下が職員に話をしたことの概要になります。
1 はじめに
(1) 中間評価会の折に、本校の子どもたちに今、必要な力(スキル)は、①気づく力 ②発信する力 ③互いに感謝する心 ④地道に取り組む力の4点を確認した。
(2) これらはいずれも、教師や他の大人に指示されなければ何もできない・考えられないという子どもに育ててはいけないという全職員の意識から発せられたものと認識している。
2 一人の子どもが多くの集団に属し、様々な活躍の機会があるような学校に
(1) 様々な活動が子どもの発意で生まれ、「それ、やりたい」 と思う子どもたちが集まり企画運営を進めていく・・そんな展開が生まれれば、学級以外の新たな人間関係が生まれ、学級の中では見せなかった、違う「顔」を見せる子どもたちも増えるのではないかと考える。
(2) 子どもたちがやりたいと思うことを自由にやれる、その過程において自然発生的に様々な小集団が生まれる。教師はあくまで子どもの「やりたい 」をサポートする。そんな学校になるように知恵を出してほしい。
(3) ただし、子どもの「やりたい」を汲み取り、それを形にしていくのは時間がかかるし、職員の労力も大きくなる。そこで来年度は、行事等も絞り、準備の時間をじっくり掛けられるような体制にしたい。
3 「小規模校だから」を強みに変える
(1) 子どもの「やりたい」は学級内で完結するものばかりではない。総合的な学習、委員会やクラブ、給食、学校行事など、多岐にわたることが予想されるし、ぜひそうなってほしいとも思う。
(2) 小規模校であるが故、小回りが利いて様々な場面において様々な形態の小集団を作りやすいともいえる。つまり、「小規模校だから」を強みに変えることは可能であると考える。
(3) 子どもの「やりたい」だけでなく、職員の「やりたい」も自由に出し合えるようにしたい。そのために、子どもや職員の「やりたい」を否定するような発言はしないようにしてもらいたい。建設的な意見ならば次につながる。