校長室から

第3学期 始業式の話

2025年1月7日 16時00分

 冬休みの間に2024年が終わり、新しい年、2025年・令和7年が始まりました。明けましておめでとうございます。今年は巳(蛇)年ですね。蛇にはちょっと怖いイメージをもっている人も多いでしょう。ただ、蛇という動物の特徴から、「成長し続ける」「新しい自分になる」「粘り強く前に進んでいく」といった意味で使われるときもあります。この1年に、向笠っ子もそのように成長していけるように頑張りましょう。

 みなさんにとって、どのような冬休みでしたか。冬休みが始まる前、2学期の終業式の日に約束をした「命・健康」「手伝い・仕事」「挑戦」という3つの約束が守れましたか。校長先生は毎年、1月1日の朝に自転車で海に行って、初日の出を拝んでいます。今年も行きました。そして、家族の幸せや向笠っ子の成長などを願いました。この初日の出を拝むということは、日本では多くの人々が行っています。校長先生が行った海にも多くの人が集まっていました。初日の出のときに、その年の神様が現れるという言い伝えが日本にはあるそうです。その神様に1年の幸せをお願いするということなのですね。何年か前に、外国人の知り合いに「一緒に行こう」と誘ったことがありましたが、「外国では初日の出を拝むことはあまりないよ」と言われました。国によって1年の幸せを願う様々なやり方があるようです。

例えば、ある国では大みそかの夜12時に、時計の鐘が12回鳴っている間にブドウを12粒食べるそうです。12粒に新しい1年、つまり12か月の幸せを願っています。ある国では、1月1日には家族全員が白い服を着て新年を迎えるそうです。白色の服は平和を表していて、平和に1年が過ごせるようにとお願いしながら、1年の目標を家族の中でで紹介し合います。また、年が切り替わる直前にジャンプをして、空中にいる間に新年になると1年がよい年になるという言い伝えがある国もあるそうです。このように、国によって新年の様子も様々ですが、1年の幸せを願ったり、1年の目標を立てたりすることは同じですね。みなさんは2025年をどんな1年にしたいと思っていますか。どのような「やさしさ」「自分から」「考え出す」という姿でキラリと輝きたいですか。

 さあ、3学期のスタートです。3学期は49日しかありませんが、1年のまとめをして次の学年に上がる準備をする大切なときです。この3学期には、今の学年でできるようになりたいことをしっかりとやって、やり残すことがないように1日1日を大切にしましょう。それが、次の学年に上がる準備となります。この3学期も、みなさんの「やさしさ」「自分から」「考え出す」という3つの輝きがたくさん見られることを先生たちは期待しています。そして、向笠っ子のスローガン「みんな仲よく みんな笑顔で みんなかがやく向笠っ子」という学校生活を、みんなの力を合わせて実現しましょう。