会礼の話(6月3日)
2024年6月3日 16時00分 今週から6月に入りました。1学期もちょうど半分ぐらいが過ぎました。1年生は4月に入学して、小学校の学校生活にもだいぶ慣れてきたでしょう。朝、門の所で1年生はとても気持ちのよい挨拶ができていますね。先週まで取り組んでいた「先生と仲良し」のときの言葉遣いも立派でしたよ。
入学式のときに、校長先生が1年生に話したことを、今日は2年生から6年生にも紹介します。校長先生は、1年生に「毎日、学校にもってきてほしいものがあります。」と話しました。1つ目は、友達と毎日仲良くしたり、困っている子を助けてあげたりする「やさしさ」です。2つ目は、先生や友達に言われなくても自分から進んで行動したりチャレンジしたりする「自分から」の気持ちです。
そして、3つ目は「1年生が学校生活に慣れてきた頃にお話しします」と言いました。ですから、今日、この会礼でお話します。2年生から6年生までの人たちは、もう、頭の中に浮かんでいるでしょう。そう、新しいことや、もっと良くなるためのやり方などを「考え出す」ことです。これは、自分1人で考え出すのではありません。友達やファミリーの仲間など、誰かと一緒に話し合って考え出すということです。話し合うと、自分一人では思いつかなかったすばらしいアイデアを考え出すことができます。
話し合うときには一人一人が自分の意見をもって、「自分から」発表したり、友達に伝えたりできるといいですね。そして、自分とは違う意見を言う人がいても、その人の意見にはどんなよいところがあるか、しっかり聞いてあげる「やさしさ」が必要ですね。このように、「やさしさ」「自分から」「考え出す」の3つは互いに関係があります。話し合って考え出したことを自分から進んでやってみる。誰もが楽しく遊べるようにしたいというやさしさの気持ちから、遊びのルールを考え出す。この3つは、どれも大切なのです。
はじめにも言いましたが、1学期も残り半分です。前半の自分を振り返って、後半の目標をしっかりともって生活しましょう。今までうまくいかなかったことがあったとしても、まだまだこれからチャンスはあります。5・6年生が観戦したジュビロ磐田の試合もそうでした。相手に2点取られた後でも、そこからジュビロは頑張って前半の終わりごろに1点返し、後半に逆転して3-2で勝つことができました。最後まで諦めなかったジュビロの選手と、応援し続けた5・6年生、すばらしかったですね。さあ、みなさんは、どんな1学期後半にしたいですか。向笠っ子の輝きがたくさん見られることを楽しみにしています。