研修

自分たちで育てた大豆で「味噌づくり」(4年 総合)

2021年2月19日 10時24分
4年

 この日(2月18日)は、遠州中央農業協同組合及びJA女性部の方々3名に御協力いただき、これまで自分たちで育ててきた大豆を使用して「味噌づくり」に挑戦しました。事前にインターネットで味噌の作り方を学習し、大豆を茹でて柔らかくしてから潰すということだけは分かっていましたが、それ以外の材料や作業工程については知らないことも多く、子どもたちはワクワクしながら今日の日を迎えました。
 
 まず茹でた大豆と米麹と塩を混ぜました。麹の粒々が気持ちよさそうでしたが、ボウルからこぼさないようにするのが大変で、「まんべんなくなるように混ぜるんだよ」とのアドバイスにも「難しい!」との声が上がるほどでした。

 次に、袋に分けて麵棒や計量カップの底で大豆をつぶす作業に入りました。実際にやってみると、なかなか潰れなくて難しいことが分かりました。JAの方に手伝ってもらいながらなんとかできてきました。

 袋から潰したみそのもとを取り出し、空気を抜くためにおにぎりのように握ると、取り出した瞬間に濃い醤油のにおいがして、「いい醤油のにおいだな~」「上手に潰せた!」と、嬉しそうな声も聴かれました。

作業がひと段落した後、子どもたちからの質問タイムです。「家でも同じようにできるのですか」「米麹はどこで手に入るのですか」などの質問に対しても、「米麹は味噌やお豆腐のコーナーで売っているし、家でも味噌づくりはできますよ。縦に長い容器の方が、圧力がかかって空気が抜けて上手にできますよ」など、優しく教えていただきました。

子どもたちからも、「思っていたより簡単な作り方や材料で驚いた」「家でも作れると聞いてやってみたいと思った」などの感想が聞かれました。自分たちで育てた作物を、地域の方々に支援していただきながら、このような形で食するまでの一連の活動は、他の学校では見られない、特色ある取組の一つとなっています。