研修

世界に一つだけの「3年生美術館」

2020年12月22日 14時30分
3年

 3年生の子が下の写真のような招待状を持って校長室にやってきてくれました。「今日と明日の昼休みに3年生の美術館をやります。ぜひ来てください。」と誘ってくれたので、どんな美術館になっているのかと昼休みを楽しみに2階の図工室に足を運びました。

 図工室には、3年生がこれまで図画工作の時間に制作した作品を3種と、国語の時間に書いた作文をまとめて展示していました。図工室に入るなり、3年生の子どもたちは、「見て見て!」と私の手を引いて、自分の作品の前に連れていきます。
 それもそのはずです。どの子の作品も、色使いをはじめ、実に細かな工夫がなされており、そこには一つとして似たような作品はありません。一人ひとりが一生懸命考えて作ったからこそ、これほどまでに堂々と自信をもって作品を紹介できるのです。作文もしっかり書けています。段落をつけることに加え、「まず」「次に」などをつけて読みやすく工夫しています。さらに、挿絵を入れて目を引く工夫をしている子もいました。中には、自分が書いた作文を読んでくれる子もいました。



 この美術館には、他の学年の子どもたちや先生たちもいっぱい見に来てくれました。自分の学級に展示するだけなら、他の学年の子などは目にすることはできませんが、このような形にすることで、どの子も見ることができます。多くの子に見てもらえた3年生の子どもたちも嬉しそうでした。世界に一つだけのすばらしい美術館を訪れることができました。