学校日誌

郷土の歴史や自然を学ぶ(休校中の研修風景から)

2020年4月29日 10時41分

 新型コロナウイルスの影響から休校措置が取られて久しいわけですが、その間も職員は、再開後の教育活動を充実させるために、自ら研修に取り組んでいます。今日はその中の一つを紹介します。

 4月23日(木)には、全職員が数台の車に分かれて、向笠地区にある豊かな自然や歴史、産業に触れる機会を持ちました。これまで長く本校に勤務している職員が先生となり、それぞれの場所の特徴や授業での活用方法などについて新しく来た職員にレクチャーする姿も見られました。

 つづいて、4月28日(火)と5月1日(金)には、磐田市の代表する史跡である旧見付学校、旧赤松家に訪問するよう計画を立てています。現在、これらの施設は関東圏からの来客も数多くあるため現在閉館となっていますが、教職員の研修のためならと特別に開けていただき、館長さん自らいろいろと解説していただきました。
 旧見付学校では、この建物が現存する日本最古の木造擬洋風小学校校舎であることや磐田の人々の教育への思いなどを聴くことができました。旧赤松家では、赤松則良と勝海舟との関係や、その子孫が初代磐田市長であることなども聴くことができました。さらにこの2施設訪問後に、埋蔵文化財センターにも足を運び、「三角縁神獣鏡」も見せていただきました。大和朝廷の時代から、この磐田の地は中央と深いつながりをもっていたことが分かるものでした。
 これらの活動を通じて、職員一人一人が地域のすばらしさを肌で感じることができましたし、学校再開後に子どもたちに伝えたいと強く願っています。

(旧見付学校にて館長さんからお話を伺っている様子です)

(旧赤松家門前にて、館長さんからお話を伺っている様子です)