研修

点字の書き方や読み方を学ぶ(4年 総合)

2019年10月15日 15時33分
4年

 これまで4年生は、総合的な学習の時間の中で、弱視や全盲の疑似体験、視覚障害がある人の話、盲導犬と暮らす人の話など、福祉に関する様々な活動を行ってきました。
 本日(10月15日)は、磐田市ボランティア連絡協議会にも加盟している「磐田点友会」の方々に来校していただき、点字の書き方(打ち方)と読み方について教えていただきました。

 
 点字は、右から左に打つことや、ローマ字と同じ作り方であるなどのことを教えていただいた後、「むかさ しょうがっこう」や自分の名前を小型点字器で書いていきました。子どもたちは、点筆で打つ時の力の加減が難しかったようで、緊張しながらも一字ずつ丁寧に書いて(打って)いました。
 最後に、読むときは紙を裏返して、左から右に読むことを教えてもらい、自分が作ったものを指でなぞりながら「すごい」と声をあげていました。
 こういった様々な体験を通して、相手の思いを想像し、「自分たちに何ができるだろう」と考えるきっかけになればと思っています。

桶ケ谷沼ビジターセンターに行き「トンボ研修」

2019年10月13日 09時27分
全体

 台風前日のこの日(10月11日)、全教員で桶ケ谷沼ビジターセンターに出向き、研修会を行いました。ビジターセンターの存在意義やトンボの生態などについて、センター長からお話を伺うことができました。

 本校は、平成15年度に地域の方々と共にビオトープを完成させ、それ以来児童がトンボに親しむ活動を続けています。「トンボの日」には、学年ごとに、ビオトープや桶ケ谷沼等から学び調べたことや自然保護のために自分たちができることを、全校児童を前に発表しています。
 そうしたことから、向笠小の職員として、毎年行っている研修の一つとなっています。センター長からは、ビジターセンターは2004年に県がベッコウトンボを守るための拠点施設として施設整備を行ったという経緯や、若い人たちに桶ケ谷沼の自然に興味を持ってもらい、沼の自然を守ろうという意識を高める取り組みを進めていることを伺いました。
 さらに、トンボの雌雄の違いや、羽化してから戻ってくるまでの生態などについても詳しくお聞きすることができました。
 本校の良さの一つとして、トンボをはじめ自然や生き物に興味・関心が高い子どもたちが多いことも挙げられます。今後も、こういった良さを高めていけるような指導・支援を続けていきたいと考えています。

影絵の魅力に引き込まれる(3年)

2019年10月10日 12時58分
3年

 磐田市では、子どもたちの読書活動を活性化すべく様々な活動に取り組んでいますが、その一つに「茶の間ひととき読書運動」があります。これは、小学校3年生の児童とその保護者を対象としたものです。
 本日(10月10日)は、本運動の取組の一つとして、3年生のPTA役員を中心に、市内ボランティア団体「まま ふぁんふぁん」の皆さんをお呼びして、影絵の世界を楽しみました。

 3年生の国語では「もちもちの木(作:斎藤隆介 絵:滝平二郎)」を学習しますが、本日は、同じ作者の本である「花さき山」を影絵にして聞かせてくれました。影絵と音響と読み聞かせにより、目と耳の両方から楽しむことができました。子どもたちは、前のめりになって聞いていました。

 影絵の後、同じ作者の本はたくさんあるんだということも紹介してくれました。子どもたちの「読んで」の声にも、「教室にあるようだから、ぜひ自分で読んでね」と、今後の読書活動を後押しするような声掛けも行ってくれました。

2年生学級活動「8時半にねるための作戦を立てよう」」

2019年10月9日 16時49分
2年

今週は、全学年で、担任と養護教諭のティームティーチングで保健教育(学級活動)を行っています。
本日は、2年生で「8時半にねるための作戦を立てよう」という題材で、家での過ごし方や就寝時刻について考え、個々の生活リズムを振り返りました。
事前のアンケート調査では、低学年の目標就寝時刻である午後8時30分までに寝ることができた児童は58.3%(2年生)でした。理由は様々で、家庭の都合で遅くなることもありますが、生活習慣として改善できる内容もありました。

そこで、「どうしたら、目標に近い時間に寝ることができるのだろう。」という本時のめあてで学習を展開しました。
まず、「はやねさん」と「よふかしさん」の生活リズムを比べ、「はやねさん」の生活のよいところをグループで話合い、発表しました。
さらに、なぜ早く寝ることが大切なのか、養護教諭から話がありました。
養護教諭の話より:
「(ある調査より)早く寝ているこの方がテストがよくできるようです。」
「しあわせホルモンが出て、気持ちがすっきりし、心も元気になるそうです。」
子どもたちは、「へえ。そうなんだ。」と、興味深く養護教諭の話を聞いていました。


さらに、自分自身の生活リズムを振り返るために、「はやねさん、よふかしさん」の生活リズム表と同じ方法で、自分の生活リズム表を作成して振り返りをしました。
子どもたちは、「朝は、〇時に起きて・・・ご飯を〇時に食べて・・・」「家に帰ったら、まず、〇〇をして・・・」とつぶやきながら、生活表にシールを貼ったり書き込みをしたりしました。表に表すことで、自分の生活リズムを視覚的に確かめることができたようです。

最後に、目標に近い時間に寝るために、どうするとよいか考え、発表しました。
子ども:「8時までに、全部終わらせる。」
    「ノーメディアデイの日を、自分でもつくる。」
    「先に宿題を終わらせる。」「6時までに次の日の支度をする。」
さらに、「今日から、やってみる。」というつぶやきもあり、意識が高まったことが分かりました。子ども自身が考えたことが、実践に結び付くよう、今日から1週間、生活リズムをチェックする表を活用します。

リズムをつなげておまつりらしい音楽に(2年音楽 研究授業)

2019年10月7日 13時37分
2年

 本校では、どの教諭も他の教諭に授業を見せ合うことで切磋琢磨しています。その中で、子どもたちの考えが深まり、「分かった」と思えるような対話のあり方について重点的に取り組んでいます。
 本日(10月7日)は、教務主任である田中教諭が、2年生の子どもたちを対象に音楽の授業研究を行いました。前時にペアで話し合ってお互いに簡単なリズムを作っていたので、本時はそれらをグループで組み合わせてお祭りのリズムのようにしようという目標で授業は始まりました。

 前時までの振り返りを行った後、すぐに6つのグループに分かれ、話し合いが始まりました。子どもたちは、試しに組み合わせたリズムを、手拍子を打ちながら確認していました。田中教諭は、子どもがつぶやいた言葉をうまく拾いながら子どもの学びを深めていきました。単にリズムを組み合わせるだけでなく、強弱や重なりなど、子どもならではのアイディアがどんどんでてきました。




 最後に、全体での発表を行いました。グループごとに、工夫したポイントを自信をもって発表していました。「盛り上がりの部分を作ろうと最後はみんなでうつことにしました」「違うリズムを重ねていくことでお祭りらしくなった」「始めの部分と終わりの部分を同じリズムにしたよ」など、グループで十分に学び合いが深まったことが分かる発表ばかりでした。
 何人かの子どもたちは、全体発表を聴きながら、さらに自分たちのグループのリズムを改善しようとする姿も見られ、授業を心から楽しんだ様子でした。

「おいしい・楽しい」社会科見学(3年 社会科)

2019年10月4日 17時38分
3年

 3年生の社会科の学習では、生産や販売それぞれの仕事に見られる工夫を調べる学習を行っています。本日(10月4日)は、学校を飛び出して実際に見聞きすることで、これまでの学習を深めようと、ハウス食品静岡工場とマックスバリュ西貝塚店の見学をさせていただきました。

 午前中のハウス食品静岡工場では、工場の概要をビデオで学習した後、実際にレトルトカレーを作る工程を見学しました。工場内を21時間走っていろいろな物を運んでいる「電動自走車」は虫を寄せ付けないために明かりをつけていないことや、工場入口も黒いフィルムを貼って虫よけにしているなどの工夫を知り、子どもたちは驚いた様子でした。さらに「カレーソースはなぜこぼれないのですか」など疑問に思ったことも質問しながら、計算されつくした機械の動きのすごさを知ることもできました。工場内で説明していただいた方からは「見学の態度が良かった」とほめられ、少し嬉しい気持ちにもなりました。


 
 お昼は、うさぎ山公園で弁当を食べ、少し遊具で遊びました。ここでは、リラックスした様子で、みんな仲良く遊んでいました。


 
 午後はマックバリュ西貝塚店に行き、店の裏側での作業や商品の陳列の工夫等について見学することができました。店の裏側では、魚や肉のカット・スライスの方法や包装の工夫などについて見聞きすることができました。店内では、午前中に見学したハウス食品の商品も並べられていることを見て、生産から販売までこうやってつながっているんだと感じたようでした。さらに「北海道のものをどうやって運ぶのか」「店の物を全部買い取ったらいくらぐらいするのか」など子どもならではの質問も飛び出し、こういったことにも丁寧に答えてくださいました。
 この日は、一日中、とても良い天気で、子どもたちの心も晴れ渡るような収穫一杯の社会科見学になったようでした。

ミシンボランティアとして2名の保護者が授業に参加(5年)

2019年10月4日 10時09分
5年

 5年生の家庭科では、手縫いやミシン縫いによる目的に応じた縫い方を学習し、生活を豊かにするための布を用いた制作を行っています。
 しかし、家庭でミシンなどを使用して何かを作った経験がある子は少ないため、安全面を考慮して、学校からミシンボランティアを募集しました。
 そうしたところ、本日(10月4日)2名の方が授業に入ってくださいました。ミシンの使い方はもとより、しつけ縫い(ミシンで本縫いする前に、布同士がずれないように手縫いで仮止めを行うこと)のやり方など、丁寧に教えてくださっていました。
 針と糸を使うのにぎこちない様子の子どもたちに対して、優しく声を掛けながら一緒に作業を進めてくださることで、安心感が生まれたようでした。

視覚障害がある方のお話を聴く(4年 総合)

2019年10月3日 12時54分
4年

 4年生は、総合的な学習の時間を使って福祉に関する活動を行っていること、9月19日には、静岡県立浜松視覚特別支援学校教育支援相談課から2名の先生をお招きし、幾つかの体験を行ったことをお知らせしました。

 今日(10月3日)は、ベーチェット病で21歳の時に失明された視覚障害がある方をお招きし、日常生活を送る中で工夫されていることや考えていることなどについてお話を伺いました。
 この日は、ガイドヘルパーの資格を持った方が同行しており、この方のことを「私の命を預かって仕事をしてくれる方」と紹介し、歩くときに「足元に注意してください」「段差があります」など細かく声掛けしてくれることやお弁当の説明は時計回りに「○時のところに○○があります」などの説明をしてくれたりする旨の話をしてくれました。
 しかし、何でもガイドヘルパーの力を借りるのではないという次の言葉が印象的でした。「他の人と違うのは目が見えないことだけ、あとは一緒。だからこれまで、やれないことをやれないまま放っておくのでなく、何でも挑戦してきました。やればできることが分かると、そのことが喜びになり、自信にもなります。」この言葉に子どもたちは大きくうなずきながら、真剣に話を聴いていました。

 
 次に、日常生活を送るうえでのいろいろな道具についても、実際に見せていただき、ふれさせていただきました。「カラータッチ」という洋服にあてると色を教えてくれるもの、針穴の先端に小さな隙間があり糸が通りやすくなっている針、音で時間を教えてくれる時計など様々なものを用意してくださり、子どもたちは目を輝かせながら一つ一つを手に取って見ていました。子どもたちからは、「どうやって洋服などを選んでいるのですか」「包丁は使えるのですか」「料理を食べるときにお椀の中に手を入れるなどの失敗はないのですか」など多くの質問が出されましたが、これらに対しても丁寧に明るく答えてくれました。


 
 子どもたちへのメッセージとして、「私は、これからも人との出会いを大切に、前を向いて輝いていたいと思います。皆さんも、視覚障害がある人に出会ったら「私に何かできることありますか」などの簡単な声掛けを進んで行うようにしてください。お互いにいい気持ちになれるはずです。」との言葉を贈ってくれました。
 とても前向きな生き方や考え方を目の当たりにして、子どもたちも多くを吸収することができたようでした。最後は、子どもたちみんなでガイドしながらお送りしました。

エコリーダーに認定されたよ 5年

2019年10月1日 18時29分
5年

 10月2日に、5年生が、大藤小学校で、岩田小と大藤小の5年生とアースキッズセレモニーに参加しました。始めに、エコへの取組の結果発表が行われました。3校の5年生の82人が取り組んだエコ生活大作戦の数は、363個でした。そして、1週間で二酸化酸素排出量を、2Lのペットボトルで18358本減らすことができたことを知ると、子どもたちは、「そんなに減ったんだ。すごい。」と驚いていました。その後、一人ずつエコリーダー認定証を授与していただきました。一人一人違う作戦を実行して頑張ったことを称賛してもらい、子どもたちは、とてもうれしそうでした。そして、地球温暖化を防ぐために自分たちにできることがたくさんあることを改めて感じていました。子どもたちは、エコリーダーに認定してもらったことで、これからもエコへの取り組みを続けていこうという思いを強くもちました。



使いすぎていないかな?(3年 スマホ授業)

2019年9月27日 15時33分
3年

 1学期に保護者を対象に行った「インターネットやスマートフォン・携帯電話に関するアンケート」の結果をもとに、全学年において子どもの実態に応じた授業を実施することとしています。

 本日は、3年生の授業です。根本教諭から「この前のアンケートで、一日2~3時間インターネット等を使っている子が4人もいることが分かりました。このことをどう思いますか?」と子どもたちに聞きました。子どもたちは「やりすぎ」「目のことが気になる」「ご飯を食べたり宿題をしたりするのはいつやってるのかな?」などと答えました。

 
 次に、下記の写真のように、食事中に携帯電話を見ている子どもにお父さんが何かを言っている絵を見せました。「これは、使いすぎなのかな?」と質問すると、「使いすぎ」という子と「使いすぎではない」という子に分かれました。「使いすぎ」という子の理由は「わざわざご飯の時にまで見る必要がない」「ご飯の時にまで見ているのなら、他の時にもきっと見ているはず」などでした。逆に「使いすぎではない」の理由は「この時だけかもしれない」「途中でやめられなくなっただけ」というものでした。


 
 最後に、脳の写真を見せ、ゲームをやりすぎると前頭前野といって感情をコントロールする部分が働かない脳になってしまうことを説明しました。
 
 どこまでやれば使いすぎ・・のように教師側が何らかの答えを示すのではなく、親子で話し合ってみようという投げかけをして授業は終わりました。それぞれが、自身を振り返りながら、今後どのようにしたら良いかを真剣に考えている様子が見られました。