図書室における本の貸し出し冊数 過去最高に!         

 子どもが本に親しむことは、様々な効用があると言われています。知識や語彙が増える、脳が活性化されるなどは当然のことですが、視野が広がることや創造力も身につくことも読書の効用としてよく知られるところです。

 そうしたことから、本校においても子どもたちが本に親しむ環境を整えるべく、様々な工夫を行ってきました。図書委員会の子どもの発案により本を借りやすくしたこと、子どもたちから読みたい本のリクエストを取ったこと、低学年用と高学年用の図書室を整備したことなど、物理的環境を整えました。さらに、日課表の工夫による「読書タイム」の設定や、宿題を読書のみにする「読書デー」を設けるなどの工夫も行いました。

 平成27年度から令和2年度の6年間を、4月1日から12月15日までの期間で比較したところ、上記のグラフのとおり、児童一人あたりの平均貸し出し冊数は27.6冊で最高の数値となりました。貸し出し冊数で比較すると昨年度の3,603冊に比べ、今年度は4,024冊と400冊以上の伸びとなっています。
 さらに、5・6年生の子どもたちの平均貸し出し冊数の伸びが顕著であることから、委員会活動が活発に行われたことで、図書委員会の子どもから他の子どもたちへの影響があったのかもしれません。