本校体育館を会場に一体校スタディセッション
2019年12月14日 19時30分 12月14日(土)、磐田市教育委員会教育総務課主催の「一体校スタディセッション」が午後7時30分から本校体育館を会場に開催されました。向陽学府の教職員や地域の方々が70名程度集まりました。
3地区の地区長から「新時代の新たな学校づくり」を向陽学府で推進することを要望する「要望書」が磐田市教育委員会教育長に提出された経緯を説明した後、このことを要望した理由として、「10年20年先の地域づくりを考え、子どもたちが多くの仲間と切磋琢磨する経験をさせたい」ことを挙げるとともに、「教育の質が高く多機能型であること、地域の住民が自慢できるような一体校に」との願いも述べられました。
次に、村松啓至教育長からは「現在の教育環境を一歩進め、未来に向けた多様性のある教育環境を整えたい。そのことにより、たくましく生き抜く力や思いやりの心を育みたい」との挨拶がありました。
さらに、千葉大学大学院工学研究科の柳澤要教授をお招きし、「これからの学校施設計画の課題~小中一体校の学校施設計画を中心として~」という演題で、校舎建築の面から講演をいただきました。一体校の校舎例として、小学校・中学校のほかに「共用ゾーン」を設け、小中学生がともに活用できる図書室や多目的スペース、特別教室などの例を紹介してくださいました。こういったことに加え、新学習指導要領の考え方に沿った校舎のつくりとして、主体的な学習に取り組めるよう、グループ学習をしやすいスペースづくり、発表や掲示に利用できるスペースづくりなどが紹介されました。地域と学校との交流スペースとして、地域の人も利用できるような図書館やプールなどの例や校舎内の中庭に地域の人も休憩できるスペースを設けている例なども紹介してくださいました。
次回は、令和2年1月17日(金)午後7時から大藤交流センターで開催される予定です。