校長室から

初心忘るべからず(夕会での校長の話)

2019年7月19日 17時06分
教師向けの話

 本日の新聞に「昨日、県教委は4件の懲戒処分を行った」旨の記事が掲載されました。このことを受け、夕会の折に、職員と以下のことを共通理解を図りました。
 
1 教職員は、想像力を磨くべき!
 人とかかわる仕事だからこそ、自分以外の人の「痛み」を受容できなければいけないと思います。毎日の教育活動を行ううえでも、子どもたち一人ひとりの心の声を想像することは必要です。ましてや、教職員である自身が何か事件でも起こしたとしたら、被害児童生徒は一生辛い思いを抱えていかなければいけないし、本人や家族の代償は重すぎるものになるだろうし、対応は学校だけにとどまらず、多方面に悪影響を及ぼす・・・など、ほんの少しの想像力があれば、容易に分かるはずなのです。

2 誰かのストッパーに
 一般的に、あってはならない事件というものは、それが起こるまでに幾つもの存在すべき多くのストッパーが、(ものの見事に)一つも働かない時に起こるものだと思います。
 人間誰しも浮き沈みはあるし、良くないことが頭をよぎることもあるものです。闇の部分を何も抱えていない人間なんていないわけですから。だからこそ、たった一言の世間話がストッパーになることもあると思うのです。私も誰かさんのストッパーになれていればいいなと思っています。

3 初心忘るべからず
 「なぜ先生になったのですか。」「なぜ、今まで先生を続けてこられたのですか?」・・思い出して、まわりの先生たちと言い合ってみてください。その思いを忘れなければ、いやなことがあっても乗り越えられると思います。

4 おわりに
 私は今、「子どもたちを前にすばらしい仕事をさせてもらっている」という自信と誇りを持っています。皆さんも同じだと思います。そして、私たちは「全ての子どもたちのために」集まっている集団です。 「子どもたちのため」にならない行為は絶対に許さないという強い気持ちを持ちましょう。