10秒で1リットル?(4年 社会科)
2021年6月3日 07時07分 この日(6月1日)の3時間目に、4年生の社会科の学習の一環として、静岡県水利用課 津島さんを講師としてお招きし、「水の出前講座」を開催しました。
『水の循環』をテーマに進められたこの出前講座。まずは、今までの学習についてパネルを使って復習し、私たちが生活で利用している水は、「家庭(生活利用)⇒排水⇒処理場⇒川⇒海⇒蒸発(雲)⇒雨⇒川⇒浄水場⇒家庭(生活利用)…」と循環していることを再確認します。
次はいよいよ実験です。全員が流し場に集まり、蛇口を10秒間ひねったままにすると、どのくらい水が溜まるのか、予想を立てながら実験スタート!すると、用意した容器の1リットルのラインまで溜まります。「えっ、すごい量!」「10秒間でこんなに?」とつぶやく子どもたち。手洗いや歯磨きなどのとき、何気なく出しっぱなしにしている水量が、意外にも多いことに驚いた様子です。
次の実験では、あらかじめ担任が用意した、太田川上流の水と、米のとぎ汁の2種類を、簡易検査容器に取り入れ、色の変化でその水のきれいさを確認します。子どもたちが具体的に理解できるよう、ピンク色に変化すれば、魚が住めるくらいきれいな水であるということを、津島さんが示します。
まずは太田川の上流の水。容器に水を取り入れると、きれいなピンク色を示します。ところが次の米のとぎ汁は、青色に変色。米は自分たちの主食であることから、この思わぬ結果に子どもたちは本日2度目の驚きの表情を見せます。さらに、太田川上流の水に、オレンジジュースを2,3滴投入。その水を容器に取り入れると、青色に変化!本日3度目のびっくりです!!最後は、今日の実験からどんなことを考えながら生活していくことが大切かをみんなで考えました。
45分間の出前講座でしたが、単元のまとめの学習として、大変学びが深まった学習となりました。