どれだけ重いかを比べるために・・(3年 算数)
2020年2月13日 12時13分 「長さ(km)」や「重さ(g・kg)」の概念を理解することは、3年生の算数の中でも大切な学習となります。
前の時間には、学習用具として使用している「鉛筆・糊・消しゴム・マジック・電池」の重さ比べをしようという学習課題を立て、実際に手に持って予想を立てました。でも、この方法では微妙な重さの違いまでは分からないということに気づきました。そこで、「てんびん」を作って比べてみることにしました。
てんびんにそれぞれの物を乗せて比較するのでは5種類もの重さ比べの結果を出すことはできず、どうしたら良いかを考えました。子どもたちは、これまで長さやかさの学習をした際に「任意の大きさの幾つ分」で表したことを思い出し、この方法を活用することとしました。
グループごとに、もとにするものを「1円玉」や「安全ピン」などに決めて、測っていきました。その結果を、友達同士で協力しながらホワイトボードに表にまとめていきました。
全体発表の際に、ある子が「○○の○個分」とぴったりしないことから、「もとにする物をもう少し軽いものにしておけばよかったかもしれない」と感想を述べました。この発言から、もとにした物同士を比較してみたいということになりました。
その後、「○○の○個分」という言い方よりもっと簡単な言い方はないのかなという話になり、次の時間はこういったことを考えていくこととなりました。
担任は、子どもたちのつぶやきを上手に拾いながら、子どもたちの思考の流れを整えていきました。子どもたちは、時間も忘れて学習に取り組み、「もっと学習したい!」と声をあげていました。