学校日誌

向笠っ子の表現(運動会)

2021年10月26日 13時05分

   
 2年続けてコロナ禍の運動会となってしまいました。練習が始まるころ、感染が急拡大し、運動会プロジェクト委員(有志)によるファミリー種目もやめざるを得ませんでした。タブレットを使ってのアンケートを行ったり、高学年のみの少人数で企画を相談したりして、何とかやれる方法を模索したのですが、新型コロナウイルス感染症予防のため異学年交流を減らすことにしました。そこで、今年は各学年の表現に力を注ぐことにしました。といっても2学年での表現になりますので、できるだけ交流は控えなければなりません。学年ごと分かれて練習を繰り返し、仕上げの段階で合わせることにしました。また、全員での「かけ声」をやめ、動きで表すことにしました。

今年の強みは、一人一人がタブレットを持っていることです。練習動画を全員に配信し、個々がいつでも自主練習ができるようにしました。職員は、子どもたちのやる気に火を付けることに力を入れました。すると「弟は、毎日、家で踊ってる」「兄妹で見せ合っているよ」などの声が子どもたちから聞かれました。

練習が本格的に始まった10月上旬。学校でも暇さえあれば、各フロアで音楽が流れ、熱心に踊る姿がみられました。この子どもたちの素直さやひたむきさが、向笠っ子の一番の強みです。

本番です。

低学年「やる() Mela(メラ)! Mela(メラ)! ~ええじゃないか~」

緑黄青赤(4)色社会 スーパーヒーローズメドレー

テーマは、「みんなに『えがおとパワー』をとどけよう。『こんな僕も君のヒーローになりたいのさ』」こんな気持ちで力いっぱい表現しました。「ええじゃないか!」は、みんなで前向きにがんばろう!というメッセージが込められていました。

   


  高速ダンスにも笑顔で楽しそうに踊る1・2年生に元気をいっぱいもらいました。


中学年「向笠ソーラン よっちょれ 見ちょって!」

  今年の3・4年生は一味ちがいました! 鳴子を使ってかわいく元気に躍る「よっちょれ」を披露した後は、キレある全力の南中ソーランを踊りました。全身が筋肉痛(教師も含めて)になり、汗が止まらなかった夏を乗りこえて、一回りも二回りもたくましくなった心と体。「全力でやり切ったあとに待っていたものは何か」

 


 深く腰を落とした姿、法被テストを合格した完成度の高い表現は、見ている人を魅了しました。本気の54人の姿がそこにはありました。



 高学年
「勇気―Courage―」~みんなのエールと共に~

踊っている人も見ている人も楽しくなるようなダンスと、高学年の息の合ったカラーガードをめざして練習を繰り返しました。今回の表現を通して、一人一人が輝くためには、お互いに支え合うことが大切だと気付きました。5・6年生43人が輝き、支え合う演技をテーマに掲げ表現しました。

  
 

  高学年はダンスとカラーガードの融合。男子も女子も心からダンスを楽しんでいるように見えました。圧巻は大旗によるカラーガード!風のある中、大きな音と見事にそろった演技に感動しました。

 

 どの学年もコロナに負けず、知恵を出し合い、向笠っ子の全力を表現することができました。子どもたちと保護者の皆様の満足そうな顔が印象的でした。