今朝、とんぼランドの池にトンボが羽化する瞬間に遭遇することができました。平成15年当時、「トンボを学校のシンボルとし、子どもたちも教師もトンボに親しむ環境を」との強い思いから学校ぐるみで整備したビオトープで、まさにトンボの羽化を見ることができて特別の思いを抱きました。
1つ目の思いは、向笠小の自然環境を生かした教育活動の展開についてです。生活科の授業で子どもたちは「僕になついているバッタだよ」「いっぱいダンゴムシを見つけたよ」と言いながら掌に乗せて見せてくれました。さらに教室に戻る時は「ちゃんと逃がしてあげたよ」とも。小さな命も大切にしようという優しい気持ちが育っています。こういった思いは、直に自然に触れ感じることをしないと育たないものです。今後も大事にしたいことです。
2つ目の思いは、学校教育目標「瞳を輝かせ 最後までやり遂げる子」にも通じることです。昨年度も子どもたちに紹介したのですが、平成16年に完成した本校のツリーハウスは、当時の子どもたちの思いを形にしたものです(詳細は
平成31年度学校だより第6号を参照に)。2年間かけて、子どもたち自身が「やりたい」と言い出したことを最後まであきらめずに完成までこぎつけたところに、当時の向笠小の子どもたちの「たくましさ」を感じます。今の子どもたちにも、「やりたい」を「やり遂げる」ことができる機会を作っていきたいと考えています。